八月納涼歌舞伎 弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)の感想など
2022年08月21日

八月納涼歌舞伎 第三部
東海道中膝栗毛
弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)
本水にて大滝の立廻りならびに宙乗り相勤め申し候
観劇日/2022年8月9日(火)歌舞伎座
一行感想。歌舞伎座よ。私は還ってきた!
弥次喜多シリーズは新作歌舞伎。この感想文は、ストーリーやネタバレを含みます。
久々の弥次喜多。最後のこれの上演は3年くらい前? その時点ですでに3作目。しかもチケット瞬殺でとれなかった上に、映像にもなってないのね。ちくしょう。
毎回、趣向を凝らして、お客さんをあっと言わせてきた弥次喜多。今作も映像になるのかしら。来月の配信はあるよね。もういっかい見たいわ。
タイトルの「リターンズ」。何が返ってくるの?
まずは、弥次さん喜多さんが、鬼界が島(たぶん)から、江戸の歌舞伎座を目指す旅。そしておまえら(お客さん)も歌舞伎座に返って来い! そんな演目だ。たぶん。
私は正直、あのだだっぴろい歌舞伎座の舞台は、開場以来、いまいちなじめなかった。横に長すぎるよ。普通の歌舞伎ってこんなに左右いらんしのじゃないか?
でも、今回初めて横に長い舞台の良さを見た気がする。それはコンビニの前で、ゾクとレディースの総踊り。(意味がわからない人はわからなくてよろしい。)この人数がずらずら〜っとステージいっぱいに広がって踊る。壮観でござった。よかったよ〜。若い衆が大勢で踊るの。
染五郎と團子の出番も多くて楽しかったが、ごめんなさい、最初オリビアが誰かわからんかった(^_^;) お夏も声が妙にナチュラルに若いなあ、どこの御曹司?と思って見てた(^_^;)
あのでっかい滝が出てきたときは、次はスーパー歌舞伎はここでやるんだな(z◐▽◐z)とか思ってたし。團子のスーパー歌舞伎の主演もそう遠い未来ではないな、と想像できるものがあった。
本当は、一部二部三部全部見たかったな、お金があれば。


今日のお席。
一階2等席最前列。宙乗りは途中で見えなくなるけど、目の前を遮るものがないのと、やっぱ音は一階席。お買い得感もあって、私はここがお気に入り。この日、運良くこの席があったの。
↑と、ここまでが、歌舞伎座から帰ってきてすぐ書いた観劇記録。
(8/21追記)それでも歌舞伎座は回っている。
出演者や関係者に感染者が出て、一部、二部、三部とも公演中止の危機。しかし代役をたてて、公演再開。幸四郎→猿之助なんて、昨日の今日の交代。第三部はメインが3人抜けた都合、総動員体制に。ややや、これは見たい。見たいぞ……(^_^;)