「うたいびと」の感想とか
インターネット配信公演「蒼井翔太 ONLINE LIVE at 日本武道館 うたいびと」が、TBSチャンネル1で放送された。
改めて見直して、思うことを思いつくまま、つらつら綴る。これは私の主観に元ずく感想や印象なので、アーティスト蒼井翔太の思いを読み解こうというものではないです。私のブログなんだから、そこは思うこと勝手に書いていいでしょ?
5年前の武道館とは何が違うのか
というわけで、公演形態にはいろいろ事情はあるんだろうけど、それは承知の上で、5年前と今回の演奏曲を並べてみる。
2016年 ワンラボーぼくたちのsignー Why, pessimistic? UNLIMITED SETSUNA DROP ユメノツヅキ 汝の言霊(きみのことば) spilt memories ———————————- タッチ ツー テイク トリコ SHOT A LOVE! CLOSED NO WEAK⇔YES WEEK HEAVEN! 秘密のクチヅケ MURASAKI 月下の華 哀唄 Brilliant Moon~月白炎(つきかげろう)~ ——————————————- Virginal 天使の祈り 君のとなりで ブルーバード Melodia —————————————— 絶世スターゲイト TRUE HEARTS 願い星 | 2021年 うたいびと Harmony 汝の言霊 イノセント spilt memories ————- 零 愛のささめきごと I am flower SMILE SMILE SMILE SPOTLIGHT Fake of Fake 君のとなりで Hungry Night |
この表からわかること。
5年たって蒼井翔太の何が変わったかというと、歌う曲目が変わった。5年の間に発売したCDも増え、毎年ライブ公演も重ねてきた。だから演奏する曲できる曲しなければならない曲が増え、だいぶ様変わりした。
それでも、今回「うたいびと」で、5年前の武道館でも歌った曲が3曲ある。
汝の言霊(きみのことば)
spilt memories
君のとなりで
選曲は当然蒼井翔太本人の意志を反映しているはずで、この3曲をここでもう一度歌った理由はなんだろう。いや、ひとの心の内なんてわかるわけないけど(^_^;) この3曲がどんな歌なのか、ちょっと思い出してるとこです。
spilt memories は多分歌うんじゃないかと私は予想してた。
この歌は武道館以降、ライブ公演では歌われていない。FCイベントでも。それは多分武道館で完結したから、ダンサーに物語を踊ってもらったあれが完成形なんだろう、と私は思っていた。次に歌うなら、ひとりでステージに立つ今回しかないだろうな、と。
うたいびと版では、2番の歌詞を省いている。それでちょっと印象が変わって聞こえた。
私はずっと、この歌は、告白したけどフラレてしまう女の子の歌だと思っていた。2番の歌詞で、男にさりげなくかわされてしまい、真意は伝わらない。こんなにかわいいしょーた姫をふるなんて、なんて奴だ、万死に値する(^_^;)などと、武道館円盤見て思ったものだった。
2番の歌詞のメールのやりとりで語った部分がなくなって、実はこれは失恋じゃなくて、秘めた恋を封印する歌だったんだ。と私は今回悟った気がする。失恋と封印は違うのかって?違いますよ。壊滅する前に撤退するのも勇気ある選択ですとも。
spilt memoriesには、やっぱり続きはないんですね。
汝の言霊(きみのことば) は、元々ポップな編曲版とバラード版と2つあって、バラードのショートバージョンみたいなのはワンラボプリズム代々木体育館の時、披露している。そこでもピアノ1台の伴奏だった。
私はCD買った当時、あとから歌詞を見て、タイトルが読めない、どの歌?(^_^;)となった。
私は歌詞は基本的に聞いてないので、歌舞伎でも長唄義太夫は何言ってるか聞いてない。蒼井翔太曲も歌詞は知ってても、内容まで深く考えたことはなかった。歌を聞いてるうちに思考停止状態になってしまうから、歌詞にひっぱられることはあまりないかな。
今回この記事書くために改めて歌詞読んで思ったのだが、滅多にお目にかからないような漢字を当てたのは何故なんだろう?
私は、蒼井翔太作の歌は、一律に「きみ=ファンの子」くらいの意味合いと思って聞き流していたけど、この歌もそれでいいのかな。ちょっと古風な文言が出てくるのは、何か祈り願う的な意味なんじゃないか。
「とつぜんのきみのことば」というからには、願われているのは、自分の気持ちだけじゃなくて、きみの願いでもあるよね。
君のとなりで は、実はライブ公演では毎回歌われている。いや違う、prismとØでは歌ってない。
蒼井翔太としてスタートした最初のCDブルーバードに収録されているから、おそらく蒼井翔太作詩作曲初作品。ブルーバード発売は2013年で、もうじきプリライ3rdという頃だ。これからの期待とか、Iamとは違う意味で蒼井翔太のすべてが込められた歌なのだろう。そしてその志は今もあまり変わってないのだろう。道はまだ続いている。
うたいびとは何を歌うのか
私、もうだめ、壊れているのかな、全部恋の歌にしか聞こえない。今まで蒼井翔太の歌でそんなこと考えたことなかった。いや、ワンラボアイの時、「Iam」を会場で聞いたとき、これは恋の歌だわ、って思ったっけ。
歌には歌詞の意味とか曲想というものがあるけど、そんなもの確かめもしないで勝手に空想が始まってしまうのは、私の特技でもあるわね。
歌だけ13曲というのは、ちょうどアルバム1枚分くらいで、通しで聞くのに具合の良い曲数だと思う。全部恋の歌だと思ってる私は、ロマンチックな気持ちになる。
多分つづく