浴衣を縫う 男物(4)
襟つけ
浴衣の仕立てで、一番むずかしいところは襟。かなと思う。
実は私、このあたりにくるともうよく解ってない(^_^;) 学生の時作った時は、難しいところはお母ちゃんがさっさっさっとやって、はいあとはここ縫って、みたいな段取りだった。後年、本を見ながら、あれはこういうことだったのでは?(^_^;)と、当時作った浴衣を見たりして、作った。

↑待ち針いっぱい(^_^;)この状態でしつけ。クリップで固定しているのが肩あきあたり
えりを縫い合わせる
身頃、おくみと、形の揃わない布が重なっているところに、直線のもの(襟)を斜めに縫い合わせる作業。平面と立体。直線と曲線。の微妙な繋ぎ合わせは、手縫いだからできる工程だと思う。
というわけで、まずは、裏と表と印を確認しながら、しつけ糸でがっちり縫い合わせる。

それからミシン。肩あきのとことか、ミシンの方がむしろ難しいかも。
ミシンを使ったのは、洗濯機の手洗いモードで洗える程度の強度がほしかったので。

襟の肩あきとこ、2ヶ力布で補強するのが正式だけど、そこは省いた。うちの母ちゃんが作った時、ここは省いていた。

ゴールが見えてきたかんじ。
と思うじゃないですか。実はここからがまた難しいところ。

↑アイロン定規。実はスチームが通る素材なので、これの上からアイロンで押えられる
襟を折って作る
もたもたと手際が悪い私が、絶対にやりたくないのは、失敗してやり直し( ꒪⌓꒪)みたいなこと。
襟を4mm折ったところで、私はここで、襟と見頃などをしつけで固定してしまいます(^_^;) あとで折り目が消えてスレてたりするのが嫌なの。(本には書いてない)
それから、襟を折って形にするのに一番邪魔になる身頃とかおくみとかが重なってばさばさしている襟の内側。ここをアイロンできれいに平たく固める。折リ合わせて襟の形にしたとき、中でシワになってたり、もこもこしてたリ、ズレたりするのが嫌なの。
指定の長さを測って折って、アイロン。
本には襟の幅は5.5cmて書いてある。表側はこまめに計って確認しながら、アイロン。

↑待ち針だらけだけどこの状態から動かないで(^_^;)針が落ちる前に縫い終わる。

襟が付きました。
うーん(-_-)やはり人様にお見せするような出来では……恥ずかしいから見ないで(^_^;)
襟先のカドがきれいにできなかった。それと襟をくけるの、結局私はやりなおしました(^_^;)失敗。指が入るスキマガができてしまってた。縫う時ひと目飛ばしたみたいで(^_^;) 私はやることが雑だわ。
私がこんな恥をさらしているのは、素人でも着られるものは作れます、ということを証明するためだからね。
絵みたいな「表現活動」は、雑でも下手でも、気持ちが乗ってるのが良い表現ということもあるかと思うけど、モノづくりはそれは違うのね。冷静さ、正確さ、丁寧さがないと物は完成しない。わくわくするのは完成してから。
あとは袖を付ければ完成o(^-^)oワクワク。つづきます。