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正岡

おたくな奥様快楽通信

ドールを増やしてはいけない話

2020年07月02日
やおい&おたく談義 0

 これからドールとか買う人、人形者になる若い人、お子さんに買い与える親御さんに、私は言いたいことがある。

 人形の数を増やしてはいけない。

理由その1。手間ひまかけて遊べる時間と体力には限界がある。
理由その2。いらない子を捨てられない。
私的結論。がんばっても5人くらいまで。

 きせかえ人形などというものは、しょせん大量生産の画一的な玩具。樹脂を型抜き?とかして、布ッ切れをかぶせただけの物体。などと割り切れる唯物論者なら、汚くなった邪魔になった興味が薄れたもう要らない、で譲渡廃棄できると思う。生き物である犬猫とは違う訳で、倫理的に何も問題はない。
 でも人形遊びをするということは、人の形をした小さな物体に人のような名前をつけて(メーカーのお仕着せの名前でも)着替えたり連れておでかけしたり、生活を共にすることだ。人形が楽しければ自分も楽しい。みたいなことを考える遊びが、おにんぎょさんごっこだ。だから、汚くなったから捨てて、次を買いましょうみたいなことは、子供の情操教育上絶対やってはいけないことのひとつ、であると思う。
 次を買うときは、今いるリカちゃん(仮名)はどうするの?新しい子と一緒に遊んであげられるかな?というようなプロセスを経て、二人目をお迎えする。
 人形はそういう意味で、いわゆる玩具ではない。ここは怨霊信仰の国なのだ。

 それと、人形者になってみてわかったことだが、手間ひまかけて遊べる時間と体力には限度がある。ドールの人数が増えると、その分、ひとりひとりにかけられる時間と労力が減る、ということだ。お金や保管場所の問題はもちろんあるけど、そんなことよりも、放置状態のドールができてしまうことが、心が痛む。
 自分の経験上言わせてもらうと、5人まで、と思う。
 スーパードルフィーサイズで、両手に抱いてお部屋移動できる人数。という意味でやっぱり上限5人と思う。
 実際、5人を超えると、あと一人や二人増えてもたいして変わらんわ(〃▽〃)みたいなリミッター解除状態になって、そこから、いくらでも増殖してしまうから、自制が必要だ。
 もちろんひとそれぞれ。10人以上のスーパードルフィーを所有しつつ、どの子も大切に可愛がっている人だっている。
 でも私はそれができなかった。ドールへの愛情は無限大でも、実際は違う。一度に連れ歩ける人数て一人か二人で、他の子はお留守番。何年も触ってない子もいる。
 ドールを大勢所有したことが無駄な人生だったとまでは思わないけど、いろいろと学ぶことも多かったわけだし。でも、最初から5人以上増やすな!とわかっていたら、もっと違うドール生活で、ただの置物と化すドールを不憫に思わないですんだはずだとは思う。

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正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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