バードスクランブル
正岡

おたくな奥様快楽通信

知らない男は模写できない話

2020年02月11日
マンガの描き方 0
 前記事で、私は「ファンアートは自画像だ」「私は自画像しか描けないので、蒼井翔太を描いたことはないのだ」という意味の主張をした。
 ふっと思いついたことを綴っただけだが、自分でなるほとと思った。
 蒼井翔太を描いたことがない、描きたいと思わない、というのは自分でも変だと思っていたのだ。
 つまり私の中で、蒼井翔太という人は当たり前だけど自分じゃない(^_^;)、感情移入するほど入れ込んでない、いや入れ込まないようにしてるんだと思う。アニメキャラに自己投影するのと同じように、蒼井翔太に自己投影はできない、しないとブレーキをかけているのかな?
 まあ、もっとも、若い男が何考えているかなんて、あたしにはわかりゃしませんから(^_^;)
 要するに、よく知らない男は描けないてことかな。

 それで思い出したけど、私、安易に似顔絵を引き受けて、苦労した思い出があります。

池山隆寛(1999年作)
 頼まれて描いたもので、写真の模写なんですが、もちろんアナログで、鉛筆と不透明水彩。
 私は、これ死ぬほど苦労しました。池山選手はツバメファンになったきっかけの人で、神宮で何度もHR見ちゃった。オープン戦の時も息子の前でHR打ってくれたし、そりゃあカッコよくて大好きだったです。

9907.jpg 9901-1.jpg

 今ふりかえってみると、素人絵にしてはよく描けてる部類かもしれないけど、自分ではなんかコレジャナイ感があって、人に見せるのは恥ずかしかった。やっぱりその人の内面に踏み込むみたいな作業でしょ、人物画って。中途半端に顔形だけ知っていても描けないものなのねと痛感した。本人様は何度も近くで見てるけど、試合もインタビューもいっぱい見たけど、描いてみて納得はいかなかった。いやもっとかっこいいんだけど、絵が追いつかない。そんな気持ち。

古田敦也(1993年作)不透明水彩。
飯田哲也(1993年作)→彩色のみ99年ごろ。
9308.jpg 9310.jpg
 スワローズのおっかけ同人誌の表紙。古田絵は写真の模写。飯田絵は完全に二次元化してる。
 おっかけ当時の絵で、勢いがあるけど、これはやっぱり私の自画像だと思う。絶対優勝するぞ〜みたいな、自分とスワローズの区別がつかなくなって、まるでアニメかマンガのキャラクターに入れ込むように描いてた。もちろんノムさんなど他の選手も描きまくっていた。
 そういうのは結局全部自画像だから、いくらでも美化したり、デフォルメ紙たり、自在に表現できたんじゃないかな。と今は思う。

 それで蒼井翔太さまの話に戻ると、ですね、間にルヰとか藍というキャラクターのフィルタを透過することによって、蒼井翔太に近いものは描けるんじゃないか。という気はする。
 しばらく描きたいものがなかったのは、新しい鏡がなかったからよ(^_^;)

(つづくかも)


気に入ったらシェア!

正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
■リンク、コメント、トラバ、ご自由にどうぞ。相互リンク歓迎。拍手コメントは全非公開&レス無し。お返事して差し支えない内容はコメント欄へ
■ツイッターへのフォローやメッセージなどもご自由に。http://twitter.com/MasaokaYaoi

コメント0件

コメントはまだありません