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正岡

おたくな奥様快楽通信

スーパー歌舞伎ll「新版オグリ」中村隼人回の感想

2019年11月12日
歌舞伎・演劇・ライブ 0
スーパー歌舞伎ll「新版オグリ」 中村隼人回の感想

観劇日/2019年11月19日(日)
昼の部/新橋演舞場

オグリ隼人の1行感想。目が醒めるようなカッコ良さ(*´﹃`*)

 猿之助と比較されてしまう酷な立場なのは承知しているので、そこは評点甘いかも。
 とにかくカッコよかったです。外見は200%文句はない。特に本水バトルのときなど、アクションも含め、目の醒めるような美しさ、カッコ良さで、惚れ惚れと見入ってしまったわ。これは猿之助にはないものなので、やっぱり見に来て良かったわ(〃▽〃)
 やっぱりね、20代の役者には今しかないものがあるわけで、それは近い将来確実に失って行くものなので、今見るしかない。

 元々この演目は四代目のために書かれたものなので、隼人さまが主人公だとちょっと何か違うのではないか?という、何て言うか不整合面のようなものを覚えながら見た。最初から隼人が主人公だと想定して書いたら、一幕目はちょっと違う話になったような気がする……という意味の不整合。もちろん役に合わせて演じるのが正しいし、将来を見据えての配役なので、大きい容れ物に自分を合わせて行くべき、であるけど。
 猿之助だから遅れて出てくるだけで「ああ、なんかすごい奴出てきた」感があるけど、一幕目の隼人はもっと押しが強い方がいいんじゃないかな。隼人だったら最初に立ち回りとか入れて、お姫さまも自ら略奪にいくくらいの方が、客は感情移入しやすいのでは。でもこれは猿之助のスーパー歌舞伎セカンド新版オグリ、だから。
 二幕目のオグリ隼人は、私はこれを見に来たの。美しくかっこよかった〜。
 それで肝心の三幕目。意外に(ご…ごめん(・_・))悪くなかったです。途中で眠くなったり退屈するような出来ではなかった、今までちょっと軽く見ててごめん。この場面は動けない上に、声も力なく病んでいる。古典ぽい形と表現であり、動きがない分、舞台演出の見せ場でもあるのね。2回目観劇なので、演出も見れるゆとり(・_・)

 今回は、オグリ1号から6号もちゃんと見て来た。主役共々みんな本水バトル有りで、見てて楽しかったわ。

 それと、猿之助回のときは、隼人はお上人さま役なんだけど、これはよかったです。なんていうか、高圧的な感じがしないあたりが、民衆に寄り添うお坊さまで、若いのに実はすごく偉い人なのでは感。
 

 次は、隼人さまのヤマトタケルが見られるんですね。 ヤマトタケルは若い役なので、多分すごく似合いの役になるかと。というわけで、隼人版は必ず行くつもり。配役によっては(團子は出る?ヒロインは誰が?)猿之助様のも行くわ。

(追記)
 歌舞伎は高い高いというけど、4時間以上滞在して、客席で御飯食べたりできるし。赤じゅうたんに提灯、ロビーの内層も豪華。お土産、おやつ、喫茶、舞台写真販売などなど、いたれりつくせり。時間あたりの単価で考えると特別高いとは言えない。1回の出費が大きいというだけのことで。

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この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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