「UNLIMITED」を見る会 2回目
「UNLIMITED」ミュージックビデオを観賞しよう
「代々木」公演のとき、初めてダンサーが6人体制になって、横に広く展開することになったが、最初のMVを見ると4人で狭いところで撮っている。そこは無機質な壁や天井に囲まれた空間で、ダンサーは蒼井翔太を中心に小刻みに動き、回転しながら、頻繁に位置替えをしている。そして蒼井翔太からほとんど離れない。
これは何を表現にしてるんだろうとずっと思っていたけど、ここから私の勝手な考えなんだけどね、翔太が原子核で、ダンサーは電子なんだと思うの。もう少し大きいものなら、あそこは細胞内で、翔太は細胞核で、ダンサーはミトコンドリアとか。君は小宇宙を感じたことがあるかみたいなのを熱源に、MVの中のブラック蒼井翔太が起動するのだ。
もっと大きくとらえるなら、翔太が恒星で、ダンサーは惑星。翔太の回りと自転しながら、つかず離れず回っている。そして白い衣装は輝くビッグバンなの。惑星は翔太の元に収束し、そして散って行く。
今年の「武蔵野の森」の「UNLIMITED」も翔太を中心核に回りを囲んで動くのを、私は曼陀羅図のように思った。
MVが狭い密室?で撮ってるにもかかわらず、なんか高速で膨張していくスケール感みたいなのを感じる曲だから、それが原子→宇宙のイメージにつながっていくんだと思う。
このMVにはもうひとつ物語があって、二人の蒼井翔太が登場する。
ずっと踊っているホワイト蒼井翔太。
仮死状態?のブラック蒼井翔太。
ホワイト蒼井翔太は4つの何かを従えて、音楽に乗って激しく動いている。するとそれに呼応するように目覚めるブラック蒼井翔太。彼も途中から歌いだす。
このブラック蒼井翔太は何者なのか?
いや、そもそもなぜ蒼井翔太は二人いるのか?どっちが本体なんだ?
なぜブラック蒼井翔太は仮死状態であそこにいるのか?あれはどこなんだ?
ここからは、見る人がそれぞれ自分の物語を描いていいんだと思う。
人は誰でもその体の中に小宇宙を持っているのさ。
……みたいな解説が一番わかりやすくていいと思うけど(^_^;)、改めてちょっと考えるわね。
ブラック蒼井翔太は夢を見ている。
生きているのか死んでいるのか、よくわからない自分。ここに留め置かれて、かろうじて生かされているだけで、ここがどこなのかもわかってない。多分これも夢なのだ。
夢の中では、どこか遠いところでホワイト蒼井翔太が輝く天体のように、歌い、踊っている。声が、踊りが、エネルギーとなって伝わってくる。まぶしくて明るい。
これは夢なのだ。
目が覚めると、そこはいつものつまらない暗い空間だった。
しかし今日は少し違っていた。手が震えている。ぴりぴりと発光しているようにも見える。何か湧き上がってくるような熱い波動が、足元から脳天に突き抜けて行く。
踊れ!蒼井翔太。
歌え!蒼井翔太。
暗い場所から、真っ白に輝く天体となって上昇し、そしてまだ眠っている誰かを夢から目覚めさせるのだ。
(3回目につづく)
「代々木」公演のとき、初めてダンサーが6人体制になって、横に広く展開することになったが、最初のMVを見ると4人で狭いところで撮っている。そこは無機質な壁や天井に囲まれた空間で、ダンサーは蒼井翔太を中心に小刻みに動き、回転しながら、頻繁に位置替えをしている。そして蒼井翔太からほとんど離れない。
これは何を表現にしてるんだろうとずっと思っていたけど、ここから私の勝手な考えなんだけどね、翔太が原子核で、ダンサーは電子なんだと思うの。もう少し大きいものなら、あそこは細胞内で、翔太は細胞核で、ダンサーはミトコンドリアとか。君は小宇宙を感じたことがあるかみたいなのを熱源に、MVの中のブラック蒼井翔太が起動するのだ。
もっと大きくとらえるなら、翔太が恒星で、ダンサーは惑星。翔太の回りと自転しながら、つかず離れず回っている。そして白い衣装は輝くビッグバンなの。惑星は翔太の元に収束し、そして散って行く。
今年の「武蔵野の森」の「UNLIMITED」も翔太を中心核に回りを囲んで動くのを、私は曼陀羅図のように思った。
MVが狭い密室?で撮ってるにもかかわらず、なんか高速で膨張していくスケール感みたいなのを感じる曲だから、それが原子→宇宙のイメージにつながっていくんだと思う。
このMVにはもうひとつ物語があって、二人の蒼井翔太が登場する。
ずっと踊っているホワイト蒼井翔太。
仮死状態?のブラック蒼井翔太。
ホワイト蒼井翔太は4つの何かを従えて、音楽に乗って激しく動いている。するとそれに呼応するように目覚めるブラック蒼井翔太。彼も途中から歌いだす。
このブラック蒼井翔太は何者なのか?
いや、そもそもなぜ蒼井翔太は二人いるのか?どっちが本体なんだ?
なぜブラック蒼井翔太は仮死状態であそこにいるのか?あれはどこなんだ?
ここからは、見る人がそれぞれ自分の物語を描いていいんだと思う。
人は誰でもその体の中に小宇宙を持っているのさ。
……みたいな解説が一番わかりやすくていいと思うけど(^_^;)、改めてちょっと考えるわね。
ブラック蒼井翔太は夢を見ている。
生きているのか死んでいるのか、よくわからない自分。ここに留め置かれて、かろうじて生かされているだけで、ここがどこなのかもわかってない。多分これも夢なのだ。
夢の中では、どこか遠いところでホワイト蒼井翔太が輝く天体のように、歌い、踊っている。声が、踊りが、エネルギーとなって伝わってくる。まぶしくて明るい。
これは夢なのだ。
目が覚めると、そこはいつものつまらない暗い空間だった。
しかし今日は少し違っていた。手が震えている。ぴりぴりと発光しているようにも見える。何か湧き上がってくるような熱い波動が、足元から脳天に突き抜けて行く。
踊れ!蒼井翔太。
歌え!蒼井翔太。
暗い場所から、真っ白に輝く天体となって上昇し、そしてまだ眠っている誰かを夢から目覚めさせるのだ。
(3回目につづく)