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正岡

おたくな奥様快楽通信

NHK「天地人」の感想記録

2019年01月12日
松田龍平 0
大河ドラマ「天地人」2009年NHK放送

※放送当時の記事の再録。
 NHK大河ドラマ。松田さんは伊達政宗役。放送当時26歳くらい。
 ファンにとっては期待の大河ドラマ出演だったけど、戦国ものとしてはヌルい内容で、正直あまりお話や場面は覚えてない(^_^;) ああすればよかったのに、こうだったら良かったのに、みたいな思うことはいっぱいあった思うが、もう一度最初から見て感想を書き改める根性はない(^_^;)

 記事は、下の方が古い。
 再録にあたって、誤字脱字&意味不明の箇所は多少書き直しはしています。


天地人感想11/22「愛を掲げよ」
 最終回。
 1年間おつかれさまでした。

 私、実は第1話見て、「ああ、この作品はちょっと私の好みには合わないかも…」とちらっと思ったのですが、それははっきりいって予想通りだったようです。
 大河ドラマの放送第1回というのは、今年の作品の世界観を表すもので、過酷な生涯を送る主人公の場合は第1回から合戦や家族や身内の死といった劇的なお話から始まるものなのだ。「天地人」は子役を使ってたっぷり親子ものだったので、ああこれは戦国ものといってもちょっと……と思い、第2回からずっとお休みしてて(^_^;) 龍平@伊達政宗登場から見ましたのです。
 2chなどでいろいろ貶されているのは知っていたのですが、私も基本的にあそこに書かれていた批判のいくつかには同意見です。

 「天地人」は、登場人物が少な過ぎる。話が簡単すぎる。兼続の説教が嘘臭い。あたりにちょっと疑問があります。でもNHKのドラマスタッフだって、ドラマを何本も作ってきたんだから、視聴者の思うことはわかってこれを撮った、としか思えない。

 ここからは憶測ですが、もしかしたらNHKは小中学生でもわかる大河ドラマを意図していたのかな? イケメン俳優目当てのお嬢さんはどうせ歴史の本なんか読まないから、権謀術数の話はしないでいい。とでも思われていたのかしら。


 そんなわけで、私ははっきりいってドラマの脚本を含む内容には満足できないものがあるのですが、しかし若手俳優に戦国武将になっていただくという夢はかなえられた気がします。龍平さんの伊達政宗、かっこよかったですねえ。あの三日月の前立がついた兜。甲冑鎧姿かっこよかった。それが見られたので、もうひたすら満足なんですが。
 私って、ハードル低い奴(^_^;)
 そりゃもちろん大河ドラマで一番好きなのは「国盗り」な私ですから、いろいろと夢や願望がなかったわけじゃないですよ。伊達役に龍平さんが決まったときは、まさかこういう作品だとは思いませんでしたけど(^_^;) 欲を言えば、テレビ東京とかで龍平@伊達政宗を撮り直してほしいですが(^_^;)……あ、言っちゃった…

 「天地人」での一番の見どころは、若手役者のみなさんでした。妻夫木さん、小栗さん、みんなかっこよかったです。役者ってのは大変な仕事だな(^_^;)と思いました。




天地人感想 11/15「大坂城炎上」
 今年の大河ドラマは、基本的に登場人物の頭数が足りません。大坂方の武将はあれとあれ。徳川の譜代の家臣は誰と誰。ほんとはそれではお話として成り立たないし、戦場の緊張感もいまいち伝わってくるものが弱いと思います。その、なんか無理矢理感が残念ですが、そこは予算の問題なのかな……。

 今週は兼続が二代将軍に謁見。家康に諌言なんてお話の上では、あくまで兼続は反家康? でも傍から見たら、二代将軍にとりいってますます根深く徳川陣営に!としか見えない。言ってることとやってることの矛盾がやっぱり納得いかないので、感想はまっとうに書きにくいものがあります。


 千姫は誰が助けてもいいけど、千姫を返したのは豊臣の思いやりというより秀頼の武士の面子だと思います。浅井の血を引くお姫さまなので、ここは死に場所ではないということかと。(そこまで言ってなかったけど)

天地人感想 11/8「大坂の陣へ」
 うーん。今週のお話は…
 やっぱりよくわからないです。

 家康がそこまで悪者で、それに従う上杉の義とはいったい何でしょうか? ただの保身?
 「生き残るために家康に媚びて何が悪い?」小国の為政者ならそれもありだと私は思いますが、このドラマではそうは書いていないですよね。

 でも家康のことは悪く言えないだろ、景勝。なんで母上は最後まで墓の中に持って行かないかな。ここもよくわからなかったですね。謙信公を越えるとはどういう意味? おまえはもう手を汚してるんだから、悪の家康に加担して上杉を維持しなさいという意味? 次の回を見ればわかるのかな。

 秀忠会見の場面も何が言いたいのかよくわからないけど、あれも家康批判? 傍から見たら、伊達の仲立ちで二代将軍様に面通しして、これでいよいよ徳川方に根深く加担してるようにしか見えないです。今更豊臣とか言われても。


 謎のまま来週に続きます。これどうやって話をまとめるんだろう。他人事ながら気になる。


 今週の伊達様は、直江のために秀忠に仲介してあげる役。これで将軍の覚えめでたく、上杉家も安泰ですね。

天地人感想 11/1「哀しみの花嫁」
 あれ?

 毎週読み切りコミックを読んでいるようで、どうもなんだかよくわかりません。突然娘とか婿とか出てきて泣かれても、今までの蓄積のようなものがないから…

 私は兼続の「天下は誰のものでもない」という言い分もどうもしっくりこなかった。もうちょっと何か言い方があるんじゃないかともやもやした。

 徳川につくか豊臣につくか、ときかれて「どちらにもつかない」とか何言ってるんだ。徳川方から婿もらっておいて、徳川方じゃないなんていい訳は通らないぞ。

 来週の大阪はどうなるんだろう?

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 ところで、今週の龍平@伊達政宗様。
 かっこよかったですねえ。あの無愛想なもの言い。片目だけの視線を左右するだけの演技。あれが実にいいんですね。結局のところ、長い付き合いになった直江に対する態度がものすごくそっけないところが、ああなるほど、こういうキャラなんだな。わざわざ国境まで出向いて来ておいて、あんななんだから(^_^;)
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天地人感想 10/25「実頼追放」
 あれ?(-_-;)


 今週のお話は、なんだか先週と別の番組みたいだった。私、途中なんか見てない回があるとか?なんか見損ねた回あるとか?録画確認したり(^_^;)

 今週の兼続は、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、という弱小国の為政者の姿だった。これはこれで正論だと思うんだけど、
でも先週までの兼続はこういう人じゃなかったし、家康にケンカ売っていたし。

 絶対服従しか選択肢がないのは、中学生だってわかる理屈だ。これからは徳川の天下だからその流れに逆らうことはできん、民のためにそうするしかない、みたいなことは先週あたりに出てくるならわかるんだけど、先週は思いっきり家康にいらんこと言っておいて、今週は弟を叱ったり。そもそも本多につなぎをとったあたりから、徳川に追従路線をとっているのだがら、そのへんから兼続が何を考えているのかもうちょっと分かりやすく視聴者に見せていればよかったのになあ、と今日は思いました。


 NHK公式サイトによると、来週は伊達政宗様の出演があるようです。

天地人感想 10/18「将軍誕生」
 やっぱり私には、このお話の萌えどころがよくわかりません。
 このドラマ、戦国時代末期の最後の泥仕合、どうもそのへんがよくわからないんですよね。

 征夷大将軍というのは武家のトップ、幕府を開いて事実上の軍事政権をしく立場だ。任命するのは天皇だから、これで天下の風向きも決まったといえる。豊臣家云々とかいう問題じゃなくなった。
 でも大坂の陣はどう理論武装するんだろう? 上杉は徳川方だし。



 見ていて疑問に思ったのですが、この時代の移動や連絡ってどうしていたんでしょうか。まだ街道や飛脚の整備が進んでいるとは思えないし、他国者が他所の領地を自由に行ったり来たりはできたんでしょうか? 他所の領国を通過して大阪や江戸に出るにはやっぱり事前に話を通したんだろうか。
 今からいきなり大阪行くって、やっぱり船かな。で、3日後に帰ってきた?
 この時代の東と西の往復はどのくらい日数がかかったんだろう?



 殿様不在で呼びつけられる兼続。毎回思うけど、わざと家康を怒らせるようなことを言ってる? もしかして家康もわざと兼続のそういうコメント聞きたがっている?(^_^;)
 兼続はもしかして、お家のために築山殿や長男を犠牲にしてきた家康をけなしているのかしら。


 そして、なぞの上杉夫妻。側室というのは、そこまで正妻が命がけで強硬に説得しないと持てないものなのか? 前々からこの上杉夫妻はなんか変だったんだけど、一緒の寝室に寝てるとは思えないくらい意志の疎通がない。もしかして上杉のお殿様はうわさ通り○○?だからわざわざかように病床に駆けつけるなどというわざとらしい愛情表現をしないと、にょしょうとめおとだという実感がなかったんだろうか。

 それと前々から思っていたけど、お殿様と兼続が縁側でお酒飲む場面、主従関係とは思えない。前は座る位置が変だったし、殿様が家臣に酌をしてやっていたし、今週は兼続そばにいるのに殿様は手酌で飲んでいました。もしやそういうのが隠れた萌えどころなのかもしれない。(←憶測)

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 今週の伊達政宗さま。
 この場面で、無礼で不作法なお殿様のように見せていて、実は兼続に助け船出してやってるんじゃないですかね。あのままだと家康も引くに引けなかったわけだし、ずけずけと割り込んできたのは、あれは伊達はわざとだと思います。家康に「直江を買っているのか」と言われていた。要するにかばったと家康には思われているわけで。
 このヒゲとか自前ですかね。
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天地人感想 10/11「上杉の生きる道」
 うーん。よくわからんのう。
戦場の場面なんか、けっこうさささっと片づけちゃうのに、家の中の話はえんえんとやるのじゃの。

 家督が継げない長男坊が子供心にショックなのはわかる。じゃあお姉ちゃんの心境は? 親の決めた結婚に従うのはいいとしても、弟のこと心配じゃない? 弟はお姉ちゃんのお婿さんがどんな人が気にならない?
 直江家の命運はこのお姉ちゃんが頼みだというのに。


 さーて。来週はいよいよ征夷大将軍就任。家康様の晴れ姿ですね。龍平@伊達政宗も久々のご登場でございますo(^-^)o

天地人感想 10/4「上杉転落」
 ごめんなさい。
もう感想はかんべんしてください。何書いていいかわからん。

 家康との会見とか奥さんとの会話とか、何言ってるのかぜんぜん意味がわからんのです。私はそんなに頭が悪いのか?歳のせいで耄碌したのか?と不安になった。

 本多にとりいってまでお家存続に奔走しておきながら、家康には頭を下げない。このへんがよくわからんのです。それと、本多から婿取るのが苦しみですかね。自分だって入り婿のくせに。

 だいたい上杉だって元は長尾なわけで。家康も名門上杉の名前だけは残すつもりだったんじゃあないですかねえ。この時代の家の感覚は血縁じゃなくて、家の名前が存続することだから、上杉のお殿様も自分のことや愛と義よりも、上杉の家名が残せてほっとしたことだと思います。

天地人感想 9/27「三成の遺言」


 これも感想書くの難しいですね。

 まずは兼続の撤退戦。撤退戦始まったと思ったら包帯巻いて出てくるんだから、えー?どうしたの?みたいな。そもそも長谷堂城戦だって、何がどう苦戦だったのか全然説明がないので、果たして敗戦なのか?何が敗因なのか?どこが大変だったのか?全然わからない。

 かたや関ヶ原の戦後処理だが、こっちも説明不足だと思います。

 でもそこは自分で歴史の本とか見て補完してもいいんですが、小早川や福島に謝らせたり説明させたりするのは、ちょっと陳腐な台本だと思いました。


 今週で小栗旬@三成は退場。かっこよかったです。おつかれさまでした。

天地人感想 9/20「ふたつの関ヶ原」
 この時代の戦争は今みたいに電話や無線があるわけではないし、軍の移動も補給も徒歩だから、1週間2週間、あるいは1ヶ月2ヶ月、半年先のことまで考えて軍を動かしたと思う。また戦争を始める前にもいろいろ諜報戦などやってるだろう。そういう生臭さがこのドラマにはないのが、私は不満だ。

 また東軍西軍、戦力的にはほぼ互角なわけだが、この悪の家康にどうしてそんなにお味方がいるのか、このドラマではわからないんだよね。先週直江状をばらまいたはずなのに、あれは効果なかったということに(^_^;)

 やっぱり愛と義だけでは戦国時代は語りきれないと私は思うのだ。悪の家康に味方する大名にも算段や大義があるのかもしれないが、これらはドラマでは一切触れていない。今後家康の言い分も出てくるのかな。


 さて、今週の伊達様。出てくるのもほんのちょっとで、もうちょっとなんかドラマとかあればいいのに……と思いながら、伊達政宗コスプレ拝めるだけでも眼福というものじゃ(^_^;)


天地人感想 9/14「家康への挑戦状」


 今週は有名な直江状です。

 直江状てなんだ? でも自分の奥さんに送ることはないと思う……


 上杉征伐から関ヶ原へと物語がつながっていくのだが、これはなんだか何をどう感想書いていいのかわからない。

・ヘタレ家康の脳内映像は、いったい誰の妄想なんだ? あれは恥ずかしい。戦国武将はリアリストだから、最悪の場合を想定して動くと思うんだ。明日のスポーツ新聞の見出しみたいな都合の良い妄想するような武将は誰なんだ?


・なぜ追撃しない?の場面の兼続。なんか今までと言ってること違わない?
 ドラマなのであえて単純な描かれかたになっているかもしれないけれど、誰がどっちに転んで誰にどこつくという様々な事態を想定して家康は動いているはず。上杉征伐に動いたあとの三成や諸侯の動きは想定内だったんじゃないだろうか。戦というのはそういうものだと思う。予想外の展開になってあたふたしているようでは天下はとれない。さてどうするか、と思案している松方@家康のシリアスモードはちょっとかっこよく怖かった。今までのわかりやすい悪人ぶりは全部釣りだったのか、とすら思ったり。


 来週はどうなるんだろう。今週の内容が来週にどうつながるんでしょうか?

 とりあえず最上戦負けるんですけど…
 脚本、演出のお手並み拝見ですね。




 さて、今週の龍平@伊達政宗様は…
 登場時間が短い。甲冑姿とか拝めただけでもよいか。ひたすらルックスばかり印象に残る伊達様であった。
杏@伊達夫人が、なんかすごかった。ご亭主に負けないくらいかっとんでいる。

天地人感想 9/6「史上最大の密約」


 今週もつっこみどころがあれこれあって、もしかしてこれが脚本家の手なのか?(^_^;) ええ~?まじ?このあとどうするんだ?と気になってしょうがない。

 家康を悪の権化にするのはいい。問題は物語としてこのあとどうつなげるのか?だよね。家康が大魔王クラスの悪ならともかく、見た目分かりやすい悪(常人レベルの悪)だ。このつまらないレベル1の悪の方が、三成よりも人望があるというのか? 兼次や三成は負けるのか? 日本はこんな悪に支配されてしまうのか?

 歴史の結果から見ると、家康は諸大名を従え、征夷大将軍になり幕府を開き、日本国は天下泰平の世を迎え未曾有の繁栄を遂げる。徳川時代は暗黒時代という解釈になるのかな。
いやあ、いくらなんでもそれはないよね。家康はどこかで改心するの?
 先の展開が全く想像つかない。いったいこのお話はどうなってしまうのだろう?


 今週は前田の倅が、さっそく悪の家康に屈していました。

 結論からいうと、前田家としては豊臣に義理はなかったということになるのかな。じゃあこの番組のテーマである「愛」「義」はどうなってしまったんでしょう? 前田の倅は根性無しなのでしょうか?
 前田家ってこの時点でどのくらいの大きさかな。五奉行に選ばれていたんだから、それなりの国力だったんじゃ? でも利家が死んで、さっさと徳川に与したということは、豊臣への義理なんてその程度のものだったということなのか。

(8月23日放送「さらば越後」は見てない上に、うっかり録画消しちゃって(^_^;)感想はパス)



天地人感想 8/30「家康の陰謀」


 今週はなかなかに良かったです。

 これくらい当たり前といえばそうですけど、私はやっぱりね、毎週これくらいはやってほしい。役者にこれくらいの仕事はさせてほしい、という意味で。私は初めて妻夫木さん小栗さんをこのドラマの中でかっこいいと思いました。
 特に今週は秀吉を看取る小栗@石田三成がぱたぱたっと涙を落とすところ。普段は寡黙な役なだけに、余計に印象的で良かった。泣きは役者の見せ所ですね。

 三成を引き止める兼次の激しいセリフはよかった、こういう芝居をもっと妻夫木さんで見たいのよ。

 ただ、前々から気になっているのですが、筋立てと脚本はいろいろつっこみどころが…
「どうしてこの人がここにいるんだろう?」「何言ってんの?この人」「いや、それには共感できないし」というのが毎週ある。

 家康が悪というのはいいのだが、でも、この誰にでもわかる下品な悪に最終的にみんな従うんですよね(^_^;) 直江かねつぐ、おまえもだぞ! それでは日本終了ではないか。その辺はドラマとしてどう話をつなげるのだろう?



 今週の龍平@伊達政宗さま。

 出番が少ないぞ、NHK。物語の中でどんな役回りなのかさっぱりわからない。セリフで家康のことを「舅殿」と呼んでいたので、あれ?家康の孫娘を側室にでももらったとか?とか一瞬思ってしまったが、いやこれは伊達の娘がお嫁に行ったあとのことなのか? つまり同盟しているという意味かな?
 でもこの場面がどこのどういう場面で、このあとどうなったのかわからない(^_^;)
 家康の家臣をびびらせるような不遜な態度、みたいなキャラを出していた。このキャラを活かして、なんかの形で活躍する時があるのだろうか?

天地人感想 8/17「五人の兼続」


 今週の日本史的事件は、秀次事件。ドラマでは秀次事件そのものを扱うのではなくて、その後の三成と兼続のつながりで豊臣の五大老五奉行制定のお話に。
 

よかった探し
。
 今週は、友情話が温くて、私はこういう小者臭漂う三成がいやなんだけど、ほら、先週も今週も変に同情されてるようなところが。そういうヌルいシチュエーションは好みの問題としておいておいて、兼続と三成にヒゲがついて、なんとなく芝居が重くなって良くなったような気がします。二人とも歳より若く見えるイケメンのでヒゲが似合うとは思えないんだけど、これも見慣れればサマになってくると思います。

 もっと早くにヒゲをつければよかったのに。

 だいぶ前から実年齢より上の役になっていたんだし、戦国時代の年齢感覚は今より老けているわけだから、もっと早くにヒゲをつけてもよかったはず。
 

微妙だわん
。
 ところで、「五人の兼続」というタイトルはどういう意味だったんだろうね。義レンジャーでも出てくるのかと期待してしまったではないか(^_^;)

 初音は、このキャラはなんか意味があるんだろうか? ぶっちゃけいらんと思います。

 

今週の伊達様
 久々の登場。お待ち申し上げておりました。
 顔アップ、ステキ。やっぱりいい男よねえ。ちなみに、龍平さまはヒゲは自前みたいですね。

 今週の伊達様は秀次事件に関連して追求される。あのふてぶてしい態度。兼続の対極にある人物?という立ち位置のせいか、いかにも不遜、いかにもうさん臭い、いかにもDQN。でも、このドラマの中ではこれがカッコいい、と思えてしまうのは、主人公兼続の主人公補正がかかりすぎる偽善者ぶりのせいだと思います。兼続や三成とつきあっても、この不良っぽい雰囲気を最後まで失わない人物であってほしい……
 

天地人感想 8/9「世継ぎの定め」


 今週は……
 後の小早川秀秋登場。要らない子、小者っぽい扱われ方で、ネタバレになりますが、この御仁は早死にしてしまいます。

 今週は秀吉の後継者話にも関連して、兼継やお殿様のお子様のこと、娘の教育のこと、いろいろ出てきました。

 私ははっきり言って、あの利休の娘の話は何でしょう? 娘の手習いは大事です。だったらお屋敷に呼ぶべきで、小さな娘連れて出向いて昔の女に会うなんて、この演出の意図はなんでしょうね? 鬼のいぬ間に洗濯?(^_^;)

 それと嫡男誕生はなぜこんなにあっさりしておるのじゃ? このときお船は若いという歳でもなかったと思うが、嫡男を産むというのは敵の城を落とすくらいの大手柄だから、兼継やご家来やお女中はものすごく喜んだはずでは。

 三成もいろいろ辛い立場なのはあっただろうが、兼継が慰めにきて、私は三成に同情したくなくなった。兼継は先週?は三成を責めていなかったか? なのに今週は「イヤミなど気にするな」そんな陳腐な慰め方はないわ。三成はイヤミ程度のことで落ち込んでいたのですかね? この間までのことはもう忘れた?

 この脚本はどうもこういうところが心に響かない。三成だって天下の切り回しに必死だろうし、嫌な事だって太閤の名前でやらなくちゃならない、海千山千のジジイども相手にここまでやってきたのだ。あんな慰め方をされたら、すげープライドに傷つくわあ。悪役は悪役らしく最後まで突っ張っててもらいたい。

 来週は秀次ですね。

天地人感想 8/2「愛の花戦」


 これは台所方から見た戦国ものだったのか。途中から見た私はよくわからないのですが、ですが、題名は「天地人」どう見てもお屋敷の内側を意味する言葉ではござらぬ。それに大島ミチルの主題曲も、乱世ものらしい雄々しい感じだし。

 この番組、感想文書くのむずかしいですね(^_^;) 小中学校のころの課題図書の感想文の課題を思い出すなあ。


 今週は朝鮮出兵が日本史的イベント。にもかかわらず、お話の大半は大阪の淀と北の政所のお膝元だった。

 朝鮮出兵の解釈は歴史小説それぞれにいろいろあるかと思いますが、「天地人」ではそこはあまりはっきり語ってる感じはしないですね。留守番の家康と上杉しか出てきませんので、あまりよくわかりません。あれ?なぜ上杉は留守番だったのかな。



 百合の越後からの取り寄せは、あれは淀と北の政所の戦争だったのですか? 最後に上杉のお殿様に言われるまでわからんかった私って、どこまで根が善人なんだ(^_^;)
 でも淀が天然ちゃんぽいので、北の政所に勝つために花を集めさせたようには見えなかった。だから結果、北の政所の方が勝手に若い側室に嫉妬している怖い人に見えてしまったけど、これそういうお話なのかな?

 菊姫も謎の人だ。北の政所の前でぶちきれたくせに、今度は淀に説教してるし。でもあとでKY淀から「ややこができたのじゃ」と勝利宣言。ここで菊姫ざまあって思ってしまったのは私だけではないはずだ(^_^;)

 伊達様のときも思ったけど、なんか納得いかないのはこういうとこなんです。脚本と違う意図に読めてしまうドラマって、それでいいのかな? 伊達は主役の引き立て役で憎たらしく反感買う役のはずなのに、あのDQNぶりがむしろカッコ良さげに思えてしまうのは兼継の善意の押し売りの書き方のせいなのでは。ここで菊姫ざまあと思えてしまうのは、そこにいたる言動がなんか変だから。

 しかし深田恭子さんはお姫さま役にぴったりの女優さんですね。どんなにKYでも悪意があるように見えないという意味で。

 とりあえず今週は上杉が豊臣方ということを印象つけたことにはなるのかと思います。



 あと、前々から気になっていたのですが、BGMの使いどころがところどころ変ですよね。兼継に子供が産まれてはやる気持ちで屋敷に帰ってきた兼継の場面は天下の一大事みたいなBGMだったし、今週は朝鮮出陣をにらんだ砦から海をのぞむ軍装の殿と兼継の場面はまるでラブシーンのようなBGMだった。そういう作品なんでしょう。


 今週の伊達政宗は、朝鮮出兵でちらっと顔スチルが出てきました。再登場をひたすらお待ち申し上げております。

天地人感想 7/26「女たちの上洛」
 せっかくだから龍平さんが出ていない回も感想書きます。物語は続いているので、途中すっとばしては次の感想も書けないし。


 今週のお話は、利休切腹、大名の妻子を人質、日本史的な事件はこの二つです。

 この番組は脚本が悪い悪いと前々から噂には聞いていましたが、うーん、私もそう思います。話の流れが全然わからないのと、兼継が何言ってるのか意味わかりません的なセリフとか。

 前の伊達登場の回などでも思いましたが、意外に家庭内の話が長いのは「愛」がテーマだからでしょうか。

 戦国時代だろうと原始時代だろうと夫婦愛も家族愛も当然あって、それは現代とは変わらない人間の感情だと思います。だからそれはいいと思うんだけど。

 たとえば今日の疑問。

 菊姫は何をそんなに嫌がっていたのか。この時点で夫人を人質を出す出さないは、お国の一大事だから「嫌です」とかそういうレベルの話じゃない。本人が嫌だと言っても言わなくてもこれは決定事項だし、菊姫も自分の立場的にそれはわかっているわけで、じゃあそれでも行きたくないと駄々をこねるなら、もうちょっといいラブストーリーをでっちあげればいいのに。なんか転勤で引っ越しするのが嫌だレベルにしか見えない。

 それと前々から思っていたけど、お船の方が嘘臭い。

 女流脚本家ならもっと痛いところに突っ込めると思うのだが、やっぱり主人公サイドは当たり障りの無い描写になってしまうのだろうか。いいや、兼継もお船も当たり障りの無いどころか、嫌な奴にしか見えないのは私だけ?(^_^;) この脚本で一番問題なのは、そこじゃないかと思うのです。主人公やお船の方に主人公補正がかかりすぎて嘘臭い。


 今週の放送で印象に残ったのは、北の政所と淀の方が太閤をはさんでちらっと会話するところ。悪意のあるような無いような、女のメンツのあるようなないような、あの微妙な空気が良かったですね。

 菊五郎夫人はお歳を召してもおきれいですね。

天地人感想 7/19「天下統一」
 今週の放送の感想。

なんか今週は戦国ものらしい雰囲気があったです。それは松方弘樹@家康。あの複雑な腹芸、この野郎!食えないジジイ感がありありあって良かったですねえ。それと家康が治部とか山城守とか官名で呼んだとこが、なぜかすごく痺れてしまった(^_^;)
 やっぱ時代劇はこれだがね。むかーし、少年ジャンプで「影武者徳川家康」連載していたじゃないですか。あの作品も、少年マンガなのに官名呼びだったですね。漢字にふりがなついてる少年ジャンプでですよ。NHKも見習えよ。


 今週の放送は先週よりも面白かったです。秀吉の経済理論?は、他の戦国小説でも同じようなことを語られていますが、要するに戦国時代のお殿様は戦が強いだけではだめで、戦に勝つには先立つものが要ったわけで、領国経営も上手くなければならないし、領民の人気もあったのである。それは伊達様も同じだったと思います。家康は野戦の上手い人だったらしいです、三成になんか言ってるあたりがこの先のお話に繋がるのですね。


 さて今週の伊達龍平様。今週もおきれいでかっこよかったです。紫のお着物がよく似合ってて、お手紙読んでいるシーンも良かったですが、一番ウケたのは八王子の兼継陣でくつろいでいるところ。実際には有り得ない場面ですが、まあ面白かったからこういうのも良し。しかも手紙全部つっかえして帰るとことか……
 このあとだんだん兼継と仲良くなっちゃうんでしょうかねえ……それはやだなあ。

 例えば、小田原に参陣を決めたあと、廊下で奥さんとすれ違ってもスルーだったあたりも硬派っぽくて、むしろかっこよかったのですが、このドラマの趣旨からいうと脚本の狙いとしては奥さんにやさしくない人ということで、よろしくない人物像なんだろうと思うんですが、でもかっこよく思えてしまったです。最終回まで兼継と真逆の立ち位置を忘れないで欲しいものです。


天地人 7/12「北の独眼竜」


 本日より伊達政宗参戦でございます。


 実は私は、この番組は最初ちょっと見て「……」になって、それからずっとブランクがあります。龍平@伊達政宗を契機に番組に戻ってみると……
 「天地人」てこんなドラマだったのか……
 龍平さまのこと書こうと思っていたのに、先にドラマの方が気になってしまうぞ(^_^;)


 今日の放送で一番気になったのは「あれ?史実はどうだっけ?」……と思って調べてしまいました(^_^;)
 いや、別に史実に忠実じゃなくてもいいと思うんです、ドラマだし。

 私が疑問なのは、そうやって組み立てたお話で主人公がより魅力的になり、物語として面白いのか?ということなんです。

 果たして、この直江兼継はかっこいいのでしょうか?
 いやいや、妻夫木さんはかっこいいですよ。でもなんだかなあ、言ってることもこの髪形も少女マンガみたいで、なんかしっくり来ないじゃん。うーん、よくわからんのう。私は来週からついていけるか自信がない。(一度脱落しているし)



 さて、伊達政宗登場です。

 先週の予告編でちら見したときのセリフで、ああ、これは悪役だな、というのはわかっていました。悪役というか、反主人公のような。私、これでも松田龍平の出演作全部見てますので、なんかこう緩い感じのセリフを聞くと、きっと途中でキレる怖い役、いっちゃってる役だろう…となんとなく予想していましたが、ちょっと予想と違ったところもありました。

 戦国ものというと、とりあえず大名キャラはどんな悪でもそれなりに一本筋の通っている魅力的な人物に描かれるものだが(戦国のお殿様はバカでは国がつぶれる)、この伊達はどういう人物に描くつもりなのだろうか? 今回のお話ではあまりわからなかったですね。とりあえず変な人、アブナイ人、でも美人の嫁さんの前ではいいかっこする人(^_^;)
 しいていうなら、大声を上げて怒鳴らないあたりが、怖い人という描写なのだと思います。黒いオーラが出ていました。

 でも、伊達が刀を収めたあのあとはどうなったんでしょうね? そのシーン抜けているけど、脚本家逃げましたね。そもそも直江は名代?として説得に行ったはずなのに、思いきりケンカ売っていたような(^_^;) 説得どころか挑発していた。いくら伊達が悪でも、ここで斬られては直江は役目を真っ当していないだろ? 伊達は急に気が変わって(B型だから)刀を収めてさっさと直江のことなか忘れてしまったかもしれないが(B型だから(^_^;))、あのあと直江は何をどう思って引き下がったんだろうなあ。そこちゃんと書かないと、伊達に会見した意味がないと思う。

 ちなみに、今回の放送の時点で伊達は21歳という計算になるのかな?
 私は、伊達をこういうDQNなお殿様でもありだと思う。これはこれでかっこいいし、意味もあるですから。(戦国時代の価値観では戦の強いお殿様でないと家臣も領民もついてこない)

 でも主人公を持ち上げるために、最後に迎合して「おまえの言う戦のない世を儂も見たい」などと言ったりするようなキャラだけにはなってはいかんと思います。


 ちなみにゲームの戦国無双では、伊達政宗はいつも敵方に回って戦況をかき回す好戦的なガキだ。だからこのドラマの伊達は悪くないと私は思っている。(来週につづく)

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↑CGじゃありません。松田龍平さんです。


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正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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