ナルト歌舞伎 に行ってきたってばよ
2018年11月11日
新作歌舞伎 NARUTO
1018年8月6日 昼の部
新橋演舞場
え〜ご報告が遅れましたが、話題の新作歌舞伎「NARUTO」の感想を。
第1次感想。出演者の面子からいって「ワンピース歌舞伎」の二匹目のドジョウ狙いなのは明らかだが、はっきりいって、ワンピース歌舞伎とは違う文法で書かれてる歌舞伎。スーパー歌舞伎第2弾じゃないの。なんかもう最初から最後まで新鮮な気持ち(〃▽〃) 江戸時代の人たちも、あの読本が芝居かかかるんだってばよ、とわくわくおでかけしたのでしょうね。

↑ワンピ歌舞伎のときより看板が大きいヽ(^。^)ノ
(↓ネタバレを含む感想)
1018年8月6日 昼の部
新橋演舞場
え〜ご報告が遅れましたが、話題の新作歌舞伎「NARUTO」の感想を。
第1次感想。出演者の面子からいって「ワンピース歌舞伎」の二匹目のドジョウ狙いなのは明らかだが、はっきりいって、ワンピース歌舞伎とは違う文法で書かれてる歌舞伎。スーパー歌舞伎第2弾じゃないの。なんかもう最初から最後まで新鮮な気持ち(〃▽〃) 江戸時代の人たちも、あの読本が芝居かかかるんだってばよ、とわくわくおでかけしたのでしょうね。

↑ワンピ歌舞伎のときより看板が大きいヽ(^。^)ノ
(↓ネタバレを含む感想)
「NARUTO」って知ってる?
実は私、原作未読。アニメは途中まで見てる。はず。
アニメ放送がスタートしたのは2002年?そんなに昔? 最初はナルトが小さな子供から始まって、忍者小学校?へ入って、進学して…。自来也綱手大蛇丸が出てきた頃、音羽屋が「児雷也豪傑譚」を上演。菊之助の児雷也。亀治郎の綱手。松緑の大蛇丸で、私は名古屋と東京で2回も見ちゃったわ(〃▽〃) それからサスケが離脱して……そのへんまで何となく記憶にある。その後どうなったんだろう?とは思っていた。何しろちゃんと見てないので、なぜナルトはキツネの霊?がついてるのか?サスケは何と戦っていたのか?うちは一族はなぜ全滅したのか?などなど、長年いろいろと謎のままだった(^_^;)
長い連載とTVアニメ放送ゆえに、たいていの人はナルトの題名と人物の一部をちょっと知ってるはず。だけど原作買い集めてなければ、どんな話のどんな結末か知らない人も多いんじゃないか。
ナルト歌舞伎は、そんな一般人の疑問にも答える舞台。なにしろ、原作の物語全部やります、と製作発表の時から報じられていた。そして、それはほんとだった(@o@)
サスケ弁当。隼人おすすめのカツサンドも買いました。
おもな登場人物はナルトとサスケ
原作は少年ジャンプの長期連載なので、敵も味方も大勢出てくる。友情努力勝利で、ナルトのお友達キャラだけでも大勢いるが、歌舞伎版ではその部分はない。物語として取り上げないのは当然として、舞台の上にも出てこない。教え子はサスケナルトサクラの3人だけみたいな。脇キャラが好きな人には、そこは残念かもしれないけど。敵キャラの頭数も削りに削ってる。
ただ、カーテンコール見て思うに、役者の総勢は意外に多くて、どこにこんだけ出てたんだよ(^_^;)と思った。長丁場の舞台で、激しいアクションもたくさんあったから、入れ替わり立ち替わり大勢役者使っているわけなのね。
お話とか舞台の感想
原作によるところのものだし、いろいろ端折っているのは承知の上で。
はっきりいって少年ジャンプの主人公は誰とでもお友達になれるやつだから、一対一の関係にはあまりこだわらない。原作ファンの人はお話を知ってるから違うのかもしれないけど、私はサクラちゃん目線くらいのかんじで、二人が背負っているものに気持ちを寄せる、かんじで見た。お父さんのお話はナルトの気持ち、サスケは解釈のむずかしいキャラで、いろいろと疑問符が多く、脳内補完をしながら見た。原作にはちゃんと書いてあるのかも知れないけど。
長年謎だったアニメのあの話の続きがわかって、そこはすっきりしたんだけど、逆に、ええ?そんな話だったんだ??( ꒪⌓꒪)でもその話はなんか納得いかんのだが???と思う部分もできてしまった(^_^;)
全体の印象としては、ワンピースよりさらに歌舞伎臭くないかんじ。衣装とか舞台セットとか、いい感じに古風なアレンジで、見た目とってもナチュラルに歌舞伎だけど。自来也綱手大蛇丸マダラなどオトナキャラは歌舞伎、若いキャラはどちらかというと2.5寄りだと思う。
最大の見せ場は、やっぱりナルトvsサスケの本水バトル。アクションシーンを、それも本水を、役者も疲れてるだろう三幕目に持ってくるのはすごい。主演が若いってすばらしいですね。水音でセリフは多少犠牲になるけど、それも良し。
三幕目は客もちょっと疲れてきているわけで、あたしは集中力を立直すのが大変だったわ(^_^;) ワンピース歌舞伎では宙乗りが二幕目のラストだったが、その意味を初めて理解した。
印象に残った登場人物
やっぱり、大蛇丸かな。TVアニメでも独特なキモチワルさがあったけど、あれを舞台でやるとこうなるんだ(〃▽〃)的な、圧倒的な存在感。
カブトとかキサメとかにもついつい目が引き寄せられてしまう私は、やっぱり脇役好みなのか。
サクラ@梅丸。ええと、梅丸って私は初めて見るのかな? 中村梅玉さんとこのお弟子さんらしい。どこから見ても完璧にかわいい。
ちなみに隼人はワンピース歌舞伎で見るまで、声すら聞いたことがなかったんだけど、隼人っていつのまにか声が大人になりましたね。そのせいかカッコ良さ200%増し。巳之助はナルトと父親役の二役で、声からして別人に演じ分けていたのがさすが。でも歌舞伎では兼役ってわりとよくあるので普通のこと、とご本人はいうでしょうけど。
お席は二等席だったんですが
宙乗りがないのと、上手からも出たり入ったりがあるので、ちょっと微妙な席(^_^;)。忍者なのになんで宙乗りないんだろうね?
花道は活用されていた記憶がない?そういう意味でも歌舞伎臭くない舞台。
来年再演があるけど、何か演出などを手直ししてくるかもしれないわね。
実は私、原作未読。アニメは途中まで見てる。はず。
アニメ放送がスタートしたのは2002年?そんなに昔? 最初はナルトが小さな子供から始まって、忍者小学校?へ入って、進学して…。自来也綱手大蛇丸が出てきた頃、音羽屋が「児雷也豪傑譚」を上演。菊之助の児雷也。亀治郎の綱手。松緑の大蛇丸で、私は名古屋と東京で2回も見ちゃったわ(〃▽〃) それからサスケが離脱して……そのへんまで何となく記憶にある。その後どうなったんだろう?とは思っていた。何しろちゃんと見てないので、なぜナルトはキツネの霊?がついてるのか?サスケは何と戦っていたのか?うちは一族はなぜ全滅したのか?などなど、長年いろいろと謎のままだった(^_^;)
長い連載とTVアニメ放送ゆえに、たいていの人はナルトの題名と人物の一部をちょっと知ってるはず。だけど原作買い集めてなければ、どんな話のどんな結末か知らない人も多いんじゃないか。
ナルト歌舞伎は、そんな一般人の疑問にも答える舞台。なにしろ、原作の物語全部やります、と製作発表の時から報じられていた。そして、それはほんとだった(@o@)

サスケ弁当。隼人おすすめのカツサンドも買いました。
おもな登場人物はナルトとサスケ
原作は少年ジャンプの長期連載なので、敵も味方も大勢出てくる。友情努力勝利で、ナルトのお友達キャラだけでも大勢いるが、歌舞伎版ではその部分はない。物語として取り上げないのは当然として、舞台の上にも出てこない。教え子はサスケナルトサクラの3人だけみたいな。脇キャラが好きな人には、そこは残念かもしれないけど。敵キャラの頭数も削りに削ってる。
ただ、カーテンコール見て思うに、役者の総勢は意外に多くて、どこにこんだけ出てたんだよ(^_^;)と思った。長丁場の舞台で、激しいアクションもたくさんあったから、入れ替わり立ち替わり大勢役者使っているわけなのね。
お話とか舞台の感想
原作によるところのものだし、いろいろ端折っているのは承知の上で。
はっきりいって少年ジャンプの主人公は誰とでもお友達になれるやつだから、一対一の関係にはあまりこだわらない。原作ファンの人はお話を知ってるから違うのかもしれないけど、私はサクラちゃん目線くらいのかんじで、二人が背負っているものに気持ちを寄せる、かんじで見た。お父さんのお話はナルトの気持ち、サスケは解釈のむずかしいキャラで、いろいろと疑問符が多く、脳内補完をしながら見た。原作にはちゃんと書いてあるのかも知れないけど。
長年謎だったアニメのあの話の続きがわかって、そこはすっきりしたんだけど、逆に、ええ?そんな話だったんだ??( ꒪⌓꒪)でもその話はなんか納得いかんのだが???と思う部分もできてしまった(^_^;)
全体の印象としては、ワンピースよりさらに歌舞伎臭くないかんじ。衣装とか舞台セットとか、いい感じに古風なアレンジで、見た目とってもナチュラルに歌舞伎だけど。自来也綱手大蛇丸マダラなどオトナキャラは歌舞伎、若いキャラはどちらかというと2.5寄りだと思う。
最大の見せ場は、やっぱりナルトvsサスケの本水バトル。アクションシーンを、それも本水を、役者も疲れてるだろう三幕目に持ってくるのはすごい。主演が若いってすばらしいですね。水音でセリフは多少犠牲になるけど、それも良し。
三幕目は客もちょっと疲れてきているわけで、あたしは集中力を立直すのが大変だったわ(^_^;) ワンピース歌舞伎では宙乗りが二幕目のラストだったが、その意味を初めて理解した。
印象に残った登場人物
やっぱり、大蛇丸かな。TVアニメでも独特なキモチワルさがあったけど、あれを舞台でやるとこうなるんだ(〃▽〃)的な、圧倒的な存在感。
カブトとかキサメとかにもついつい目が引き寄せられてしまう私は、やっぱり脇役好みなのか。
サクラ@梅丸。ええと、梅丸って私は初めて見るのかな? 中村梅玉さんとこのお弟子さんらしい。どこから見ても完璧にかわいい。
ちなみに隼人はワンピース歌舞伎で見るまで、声すら聞いたことがなかったんだけど、隼人っていつのまにか声が大人になりましたね。そのせいかカッコ良さ200%増し。巳之助はナルトと父親役の二役で、声からして別人に演じ分けていたのがさすが。でも歌舞伎では兼役ってわりとよくあるので普通のこと、とご本人はいうでしょうけど。

お席は二等席だったんですが
宙乗りがないのと、上手からも出たり入ったりがあるので、ちょっと微妙な席(^_^;)。忍者なのになんで宙乗りないんだろうね?
花道は活用されていた記憶がない?そういう意味でも歌舞伎臭くない舞台。
来年再演があるけど、何か演出などを手直ししてくるかもしれないわね。