バードスクランブル
正岡

おたくな奥様快楽通信

少林寺への道 の感想

2017年11月06日
海外の映画とドラマ 0
「少林寺への道」の感想

 急に思い立ってレンタル映画鑑賞。
 昔のカンフー映画を見たい。チャンバラも好きだけど、カンフー映画も大好き。思い出探索の旅に出ます。

少林寺への道
原題「少林寺十八銅人」香港/台湾 1981年(日本公開1983年)

 レンタル視聴。
 これは、うちのダンナと結婚前に見た映画です。なんでもいいから映画見るかになって、特に見たい映画もやってなく、適当に入った映画館で二本立てで見た。記憶が正しければ、併映はリチャードギアの「愛と青春の旅立ち」だったような気がする(^_^;)

 ところで「少林寺への道」、面白かったし、萌えポイントもあり、強烈に記憶に残った作品だったのだが、長年タイトルを忘れていた。出演俳優も知らないし。
 それでインターネット時代になって、某掲示板であらすじを書いて作品名を聞いたら、即座にレスがついて、それは「少林寺への道」だと教えてくれた。ところがその当時、レンタルに「少林寺への道」(VHSの時代)はなくて、ビデオ屋さんにもなかった。
 そんなわけで今日まで記憶の片隅に眠っていた作品。ようやく再会できる。

 一行感想。結末だけは記憶にあったけど、なんの!途中も驚愕の展開(@_@) カンフー映画ってだいたいそんなかんじだよね。だがそれでもちょっと感動しちゃったり。

 お話。
明朝末期。清と敵対する明の将軍、関志遠一家が皆殺しにされ、唯一息子の小龍だけが生き残った。孤児となった小龍は、幼くして少林寺に預けられる。時を同じくして、一家臣の息子、鉄君も小龍を守るため少林寺に預けられていた。二人は想像を絶する厳しい修行の日々を送り、最終試験「十八銅人」と呼ばれる18人の拳法士との闘いに打ち勝ち少林寺を去る。故郷に戻った小龍は、一族の復讐を果たすため黒鷹に立ち向かう。(「Oricon」データベースより)

1711060.jpg
迫る銅人
↓これも銅人か?
1711061.jpg

 主人公が赤ちゃんのところから話が始まる、わりと大作っぽい作り。ちゃんと子役を使っている。
 小龍は最初お祖母様?のような人に養育されていて、4歳くらいで少林寺へ行くが、かわいい子役の修行シーンなどがけっこうなごむ。
 字幕をちゃんと読むと、兄弟子の鉄君が家臣の息子なのは、観客には最初から説明されていて、(主人公より少し年上?)子供のころから少林寺で修行。小龍よりもかなり強いが、小龍の成長を待って、共に卒業試験?の十八銅人に挑む。
 この鉄君(名前読めない(^_^;))はかなりかっこいい。
 だが、そもそもこの映画の前半の山場であり、原題でもある「十八銅人」は見た目微妙(^_^;) これってカラクリ金属人形、という設定なのかな。
 この少林寺免許皆伝的なイベントは「十八銅人」だけではない、三十六房とか木人拳とかいろんな少林寺映画で見たような気がする。「謎の装置がある特殊な部屋を、命がけで戦って突破する」形は、その後少年ジャンプなどの格闘技マンガのお約束展開になるの。少年ジャンプの格闘技マンガの源流は、カンフー映画にもあるのである。

 ドラマチックポイントは、まだあるぞ。
 少林寺免許皆伝?になって終わりじゃない。そもそも発端は親の敵討ちだ。育てのお祖母さん?のところに戻り、自分の血筋を知り。家宝の剣を授かり、仇討ちを誓う。その後、鉄君と落ち合って、親の決めた婚約者と偶然出会う。いきなりいろいろ出てくる。
 もうひとり出てくる。敵側からも少林寺に入門した人物(つまりスパイ)がいるのだが、これがまさかと思ったけど、やっぱりこいつだったのか!(^_^;) 結局いいやつなのか悪いやつなのかわからないけど。

 そして、悪の宿敵は逃げもせず勝負を受けて立つが(ここが超高速展開だった)、実は悪の親玉も武芸の達人なのである。格闘技マンガのお約束。少林寺の奥義もこっそり会得していたり。え〜でも主人公のお父さんが殺された事件から20年くらいたってると思うけど、この大ボスは年齢による衰えとかはない(^_^;) 3人がかりでも苦戦。
 そこで鉄君の最終奥義。敵ボスの剣技を封じる技で、小龍に本懐を遂げさせるのであった。
 私、初めて映画館で見たとき、序盤の子役時代の説明を理解してなかったので(^_^;)、ここで鉄君が家臣筋の息子だと初めて知って、ショックを受けたのね。宿命に殉じる鉄君。泣ける。
 は〜いい映画だった。萌えた。経済的にゆとりがあったら円盤買えたのに。Blu-rayディスクでリマスター版が発売中。

 カンフー映画をまた探します。

気に入ったらシェア!

正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
■リンク、コメント、トラバ、ご自由にどうぞ。相互リンク歓迎。拍手コメントは全非公開&レス無し。お返事して差し支えない内容はコメント欄へ
■ツイッターへのフォローやメッセージなどもご自由に。http://twitter.com/MasaokaYaoi

コメント0件

コメントはまだありません