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正岡

おたくな奥様快楽通信

TVドラマ「ワイルド7」の感想

2017年11月01日
アニメ・特撮・邦画 0
TVドラマ「ワイルド7」1972年放送

 レンタル視聴です。
 この間、原作者が亡くなって、弔文代わりにドラマワイルド7を見ます。
 この作品は、私はTVでリアルタイムで見ました。再放送は見たことがないはずなので、何十年ぶりかの再会です。

 一行感想。飛葉・小野進也がかっこいい(〃▽〃)
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#1〜#5まで見た感想(2017.8.30)
〜#15まで見た感想(2017.9.12)
最終回#25まで見た感想(2017.11.1)
※下に記事を追加
私とワイルド7
 望月三起也の代表作といえば、たぶん「ワイルド7」。私はこれを連載で読んでいたです。少年マンガが好きな女子は当時は希少価値でしたから、ミリオタみたいな男子たち(少数派)にとっては数少ない同士(^_^;)ということなのか、ちょっと話題にするだけですぐ本とか貸してくれたり。
 「ワイルド7」の見所は、ずばり、銃とバイク。少年マンガなので、しばしばバイクとセットなってる女子ヌードは記憶にないですが、銃とバイクのセットが多分男児のハートにヒットしていたのは間違いない。マンガ修業中の私にとって、銃や車両などのメカニックは異次元の物で、全く描けないどころか知識もない(^_^;) 「ワイルド7」は、私にとっては、知らないことを教えてくれる勉強でもあったわけなのです。
 ところで、私は原作をどこまで読んだのだろうか? ストーリーはあまり覚えてないんです。ワイルド7は連載で読んでても全くストーリーがわからなくて、あとで単行本で読んで「そういう話だったのか!」「これが伏線だったんだ」とかわかるような、なんていうか入り組んだストーリーだった。私が連載を読み始めたのはどのへんだったかな……。テレビドラマやってるとき、世界とかもう死んでたような。wikiを見て、あれ?最終回の話(雪が降る云々)は記憶にあるので、じゃあ最終回まで読んだのかな。でも、その後の続編やシリーズ作品はおっかけてないので知らない。……そのくらいの読者だったです。
 それで、ワイルド7がどのくらい好きだったかって、続編を追っかけてないあたりで、好みというほどでもなかったのか。でも、絵に魅かれるものがあったのは事実で、さっきも言ったようにマンガ修業中の女子にとって「男の描き方」というのは最初の技術的ハードル。それを克服するべくいろいろな小年マンガを模写しましたが、望月三起也も絵のお手本でした。だからってメカが描けるようになったわけではないけど(^_^;)
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#1〜#5まで見た感想
 自分の記憶に残っていたテレビドラマ「ワイルド7」より、数段かっこいいですな(〃▽〃)
 テレビ放送の都合とか制約上、原作といろいろ違いがあるのはわかってたんですが、今見返すとたいした差じゃない。いやむしろ、よく再現してる。今でいう2.5次元的な。
 バイクと銃。ですね。
 なんだろお?この、バイク7台が横並びでドドドドドとか、小野進也が「いくぜ!」とかみんなに声かけして出動するシーンとか、きゅーん(〃▽〃)てしびれますね。いうなれば、変身しない仮面ライダーが7人で戦隊、みたいなかっこよさ。バイクもけちけちしないで、7台同時に走らせるし。運転も格闘も発砲もアクションもスタントなしで、これすごいですね。
 小野進也はこの時もちろん新人じゃないので、セリフとかちゃんとしてるし、しゃべっても動いてもかっこいい(〃▽〃) 
 銃は、私はよくわかんないけど、男子に言わせると発砲して薬きょうがタタタタタッと出る描写にしびれるらしいです。当時の私はもちろん銃の構造なんか知らないから「薬きょうて何?」だった(^_^;)
 このドラマで使われているのは、プラスチック製のモデルガンで、実在する銃(コルトとか)そっくりそのままの形らしい。私は見てもわかりませんが。
 バイクと銃の萌えポイントは、多分、市販されているものと同じ、軍で流通してるもの、つまり実在するものであること。なんちゃって拳銃とか未来のエアバイクだといくらかっこよくてもだめで、地に足がついた現実の延長にある物体が萌えるものらしいです。

 1970年代の放送なので、映像を見ると時代を感じるです。女優さんのメイクや衣装、男優の髪形、町の景色、自動車の形とか。
 でも不思議なことに、バイクの見た目には古くささは感じない。バイク詳しい人には年代がわかるのかもしれないけど、でもバイクの古典的な形ってあまり変わらないですよね。あ、エンジンかけるときキックスタートだけど。
 ワイルド7の制服も、レザーのジャケットに乗馬ズボンという、流行に関係ない伝統的古典的なもので、今見ても古くさい感じがしない。アニメっぽいデザインじゃなくてよかった。
 サングラスは、昔も今も形変わってないのね。
 配役については、世界が実はイケメン枠だったみたいだ。世界は原作ではもっとベテランキャラだけど、ドラマでは何故か優男でかっこいい。ティアドロップ型のサングラスが似合うが条件だったのに違いない。
1708302.jpg (ここまで(2017.8.30))

〜#15まで見た感想(2017.9.12)
 見てるうちにだんだんと色々思い出してきた。録画もできない時代の放送で、その割りにはいろんな場面とかBGM覚えてたし、ひょっとして再放送一回くらい見てるのかな。でもストーリーはさっぱり覚えてなかったので、新鮮な気持ちで見てます。
 敵は悪の秘密結社「ブラックスパイダー」。30分で解決する簡単な事件。原作どおりなのはキャラとチーム名だけ、というのは子供番組だから?
 ええ?白バイ部隊?が「○○犯を退治する」ってマシンガンばんばんぶっ放す、いったいどこの日本?みたいなドラマが子供番組?(^_^;)
 それは主人公たちの身分が警察官だからひっかかるだけで、退治するということにおいては仮面ライダーやウルトラマンと変わらない。ただし、主人公チームがガラの悪そうな7人のあんちゃんなのは、他のヒーロー番組と違うところだ。
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ショッカーブラックスパイダーの基地。

 15話までくると、そんな7人のあんちゃんたちの個性がドラマ上に反映されていて、キャラ名と顔が覚えられる頃。キャラクター描写もけっこう面白い。
 みんなワルい男の役なので、歯をむいて笑ったり、べらんめえ調ですごんだり、ガラのわるそうな芝居が楽しい。仲間意識はあるけど、基本隊員同士はつんでれ?で荒っぽい対応。草波隊長も基本部下思いだが、いつも態度はそっけない。
 隊服以外に、私服バージョンもある。喫茶店にたむろしているとき、それから伊香保温泉に出張したときとか、みんなそれぞれファッション?の傾向が決っている。意外なことに、主人公・飛葉は元不良のくせに、服装はわりとまとも。

 ここまでで印象に残ったお話。
 マルコム前後編。伊香保温泉前後編。かな。
 マルコム編は、今見ると古風なSFなんだけど(見た目も)、隊員それぞれ見せ場もあって、意外に面白かった。
 伊香保温泉編は、メンバーのよそ行きの私服や、お風呂シーンがみどころ。さすがにあんなに大きなオートバイを劇中乗り回しているだけのことはあって、みんな裸もかっこいい。
 バイクといえば、主演の小野進也は収録中に足に大けがをしてるそうなんですが、それって#12「悪魔のライダー」かな。この回は乗るバイクがいつもと違うし、動きも多かったし。それのあと、あまり飛葉は動きがないし。
 中の人が自らでっかいバイクを運転して、アクションも全部自分で、なんて、俳優って本当に大変なお仕事。バイクは全身が映るのと、ヘルメット、ゴーグルやサングラスをしていてもけっこう顔がはっきり出るので、本人が乗らなくちゃいけにんだろうな。
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なぜバイクなのか?
 「ワイルド7」は「仮面ライダー(初代)」と同じころの放送。(ライダーが1年早い。)なぜヒーローはバイク乗るのか?
 言われてみると、月光仮面も少年ジェットもオートバイに乗っていた。仮面ライダーはもちろんだけど、ゴレンジャーもキカイダーも二輪でさっそうと登場している。ちなみに時代劇ヒーローは必ず馬に乗っていた。
 なんでバイクなんだろう?
 もちろん自動車に乗ってるヒーローも昔からいた。
 制作サイドの経済的な動機もあるかと思う。ダサイ中古車を、ヒーローが乗るかっこいい未来カーに改造して保管するだけで金がかかる的な。バイクの方が場所もとらないし、安いのかも。
 でも、そんなことは原作の「ワイルド7」とは関係ないよね。
 バイクはかっこいい、と読者が思うから、ワイルド7の世界は成りたっているのだ。
 私、松田優作とか松田龍平のバイク乗ってる写真とか、どこやったっけ。バイクにまたがった男優を、ことさらかっこいいと感じるのは何故なのか?
 それは多分「バイクは男の乗り物」だからだと思う。特に大型。
 この重たいエンジンがついたものに直接またがって、騎乗者もむき出しから危ない。夏暑く、冬寒い、人馬一体的なロマンチックな乗り物。だから男優を引き立たせるのだと思う。

最終回#25まで見た感想(2017.11.1)

 なかなか面けっこう白かった。あやふやな記憶ゆめに、たいした出来のドラマじゃない、という先入観はあったのだが、それはちょっと違っていた。
 というか話数が進むにつれて、面白くなって行った。ワイルド7のメンバーひとりひとりの個性を反映した描写とか。俳優も役に馴染んでか、俳優それぞれのらしさみたいなのも、ドラマの中に出てくるようになって。
 印象に残ったお話。若い女のスナイパーのお話。おばあさんと執事みたいなのがいて、女の子と飛葉がなかよくなって?結末どうなるんだろう?とどきどきしながら見た。
 あとオヤブンとヘボピーが、水に潜る回とか。
 毎回印象深いシーンとか見せ場が出てくる。
 それだけに、25話終了というのはいかにも短い。残念すぎる。
 おそらく出演者にとって、無念の作品ではあったと思う。ヒゲも髪も自前で、バイクも殺陣も自分でやって、ケガとかしながらがんばったのに。1年くらいはやりたかったはずだと思うんだよね。過酷な撮影現場だったとしても。小野進也の元気なアクションシーンとかもっと撮りたかっただろうし、視聴者も見たかった。
 最終回なんか、前の週になんの前振りもなく、いきなりブラックスパイダーの最後だから。草波隊長が長いこと戦ってきた案件が、突然、30分で終わったし。いきなり最終回用の台本をねじ込んできたのは明らか。
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↑「飛葉どうした?」喫茶店で仲良く会議
(飲酒運転になるからコーヒーしか飲まない(^_^;))
↓みんなで相模湖にツーリング(私服)
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キャストについて

 これをTVで見た当時、気にもしなかったけど、やっぱり人気原作のドラマ化ということで、配役の決定に至るまでにはいろいろあっただろうと思う。
 特に、主人公の飛葉。当時は特に思わなかったけど、今になって2.5次元的な見方をすると、小野進也は原作絵の飛葉には似ていない。だが、小野進也は目元が印象的で、ひと目で覚られる顔なのは、ある意味子供番組の主役向きといえる。不良役ということで、ちょっとやんちゃな雰囲気もある顔立ちだし。でも原作絵に似てるかといえば、飛葉はこういう顔立ちじゃない。
 当然、他にも主役を争った候補がいただろう。それは誰だったんだろう??て思いながら見ていた。
 第一話に、飛葉の兄役で峰岸徹が出ていて、ものすごくかっこよかった。峰岸徹も主役候補だったのかしら。
 飛葉の少年院時代の知りあい?が敵の兵士になって出てくる話があって、意外に二枚目くんだったから、この人も飛葉でオーディションうけたのかな〜とか思ったり。
 似てないといえば、八百も原作絵には全然似てない。ひょっとするとこの人も飛葉候補だったのだろうか…とか。
 一方、他のメンバーは原作キャラの雰囲気を再現してると思う。世界オヤブンヘボピーは原作よりだいぶ男前だ。放送見てた当時は世界が好きだったけど、今見るとヘボピーがかっこいいと思うわ。もちろん外見の話。このころちょっと時代遅れだったはずのヒッピーファっションとか、よく似合ってるし。でも出番はあまりなかったのと、原作とは乗ってるバイクも違うし。
 私は、なんとなく根拠もなく思うんですが、原作絵の飛葉の顔モデルって、石原裕次郎だよね。望月三起也の師匠筋に当る吉田竜夫の主人公顔がそうだからだ。時代の流行りの顔ってあるけど、顔の縦横比や目、眉の印象は多分裕次郎。
 
 レギュラー以外で、毎回入れ替わりで登場するブラックスパイダーの幹部役や事件に巻き込まれる無辜の市民役。時折、他のドラマでもよく見かける俳優さんがいたけど、ほとんどはあまり印象に残らなかった。
 女性ゲストはやっぱり中山麻里が一番美人だったかな。私は当時、この人が世界の妹なのは知ってた。あれ?そんな情報どうして知ってたんだろう? 多分この当時、中山麻里は売れっ子さんだったんだと思う。だからマイケル中山はそのお兄さんだという情報が、TVガイドとかに載っていたのかもしれない。マイケル中山はこの作品のあとちょっとドラマやCMで見かけたりした。

 草波隊長役・川津祐介はこの時37歳くらい。仮面ライダーにおける立花藤兵衛的役割なわけだが、小林昭二よりも若い。ワイルド7のメンバーからすると、一回り上の先輩くらいのかんじ。最終回ではガンアクションもやっていた。出演者の中では一番売れっ子さんだったはずで、子供向けヒーロー番組に出演を決めた動機はなんだったんだろう?(ひょっとかすると原作ファンだったりしたのだろうか(^_^;))

「モデルガン」は和製英語
 ……というのを最近知りました(^_^;)
 エンディング画面に「MGCボンドショップ」とあるけど、これが撮影に使用されていたモデルガンを提供していた会社で、後年いろいろ社名が変わるなどしているらしいです。ワイルド7放送当時、コルト・ガバメントのチラシをミリオタ男子に見せてもらったので、じゃあワイルド7の装備はそれだったのかしら。
 放送からだいぶたって、高校か大学くらい?のころ、名古屋のショップに見に行ったことがある。モデルガン以外にも、ミリタリーグッズのような商品も多々あって、中でも旧ドイツ軍の将校の帽子がひときわ大事そうに展示されていたのを覚えている。

 全体的な感想としては、出てる俳優が知らない顔が多いけど、意外に楽しかった。私、経済的に余裕があったら円盤買ってたな。きっとまた無性に見たくなって、レンタルしちゃうと思います(^_^;)
 マンガ原作の映像化、というひとつの実例としてぜひ見てほしい。(この記事おわり)

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この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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