土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ「悪魔のような美女」(黒蜥蜴)

土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」
「悪魔のような美女」(黒蜥蜴)1979年

 いきなりですが、天知茂の明智小五郎シリーズを踏破するぞ( ^ω^)
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 ええと、動機はなんだったかもう忘れちゃったけど、深作欣二監督を検索していて「黒蜥蜴」が出てきた。え?三島由紀夫のあれを映像化した深作映画があったのか、でもこの映画はDVDとか出てないらしいです。それで「黒蜥蜴」の映画歴や上演歴などを見ていて、実は天知茂の明智探偵は舞台が最初だったのを知りました。なるほどなあ。
 しかし、昔の舞台公演の映像なとあるわけがなく。
 それで何やら急に天知版明智小五郎シリーズを見たくなり、調べたら全部DVD化されてる。レンタルにもあるヽ(^。^)ノ

 土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」は、1977年スタート。もちろん私は放送で見てるはずだけど、どこから見始めたのか、果たして全部見たのか、実はあまりよく覚えてない。しかも最初からこのシリーズが好きだったわけでもなかったように思う。
 でもこのドラマに急激に興味を持つようになったきっかけの回は覚えている。蟹江敬三が出てくるやつで、蟹江敬三が変身解除して天知茂に戻る回。あれがなんかかっこよく印象に残って、多分そのあたりから「私はこの作品が好きなんだわ」と自覚するようになった。でも全然お話は思い出せないけどね(^_^;) 好きといっても、見たらどんどん忘れて行く、再放送で見てもどんどん忘れて行く、日常生活には影響しない。シリーズもののTVドラマとしては、そのくらいの加減がちょうどよかったのかも。視聴者がもう二度と見たくなくなるほど胃もたれしてはだめなのね。再放送とかもけっこうあったはずで、もう何回テレビで観たかわからない。

 放送順は無視して、まず気になった「黒蜥蜴」か。
 私は明智探偵シリーズは、ポプラ社のジュニア版は全部読んだはずけど、原作は全部きちんと読んでないような気がする。でもお話はだいたい知ってる。ジュニア版との違いも。あれ?じゃあ読んだ事があるのかな?
 「黒蜥蜴」もそんなわけで、完全ネタバレ状態で見る作品である。このあとどうなるか、何が起こるかわかってるわけだから、「あの役はこの人が」「あのシーンのロケやセットはこんなかんじ」「原作のここはこんな風にアレンジ」というあたりを見るドラマ。
 ただ残念なことに、映画とか舞台とかTVドラマとか他の「黒蜥蜴」を見たことがない私(´・ω・`) 見たことがあるかもしれないけど覚えてない。だからこの黒蜥蜴がいいのか悪いのか、比較する対象がないのでよくわからない。映画には予算というものがあるから、豪華なのかしょぼいのか、予算のわりにはよくやってるのか、そのへん全然わからないのだ。
 例えば、予告状をもらって、お金持ちさんと警察がホテルで篭城するシーン。世界的なダイヤを奪い合う舞台としては、ちょっと庶民的なホテルではないか。黒蜥蜴のアジトは、もうこれは撮影スタッフの創意工夫で設計されているけど、ショッカーの基地よりはいろいろと作り込まれているようには思う。大きな水槽や大きな檻の釣り上げ装置も作ったし。人間剥製の展示とか。とか。でもほんとにこんなかんじで正解?
 私は本で読んだとき、建物はもっと豪華なやつ(明治時代の博物館とか美術館みたいな古風な内装の)を想像していた。アジトについては、貧困な私の想像力ではショッカーの基地しか想像できなくて(^_^;)、この内容で特に違和感はなかった。
 黒蜥蜴は小川真由美。
 黒蜥蜴役というと、私は美輪明宏とか玉三郎の派手目なイメージがすりこまれていたけど、今までいろんな女優さんや女形さんがTVや舞台で演じている。じゃあ誰が一番正解?というより原作のイメージ、あるいは自分好みの黒蜥蜴なのだろうか?
 小川真由美は特別好きな女優さんというわけではないけど、どうなの?って見る前はもちろん思った(^_^;)
 ホテルで最初に現れるシーン。和服姿。ああ〜女優だ〜。というのが最初の感想。たおやかな女優スマイル。お金持ちの上品なご婦人で、ぱっと見、普通。とても泥棒とか人殺しには見えない。ああ、そうだ。視聴者である自分は小川真由美が実は黒蜥蜴って知ってるけど、登場人物は知らないわけだから、これでいいのね。
 そして明智先生とポーカー勝負のあたりで、悪女の顔も。
 黒蜥蜴って、浮世離れしてる女。明智先生は好き。でもだからって明智には負けたくない。美しい物を集めて飾るのが好き。だけど人間の表面的な美しさしか興味がない。明智先生が死んでしまった?自分が殺したくせに泣くとか、やっぱり普通の人じゃない。
 黒蜥蜴っていろいろ謎。まず何歳なんだろう? 何年くらい盗賊やってるにもよるけど、やっぱりこれが書かれた当時の女性観からいって、20代かなあ。若い娘を美しいからといって剥製にして保存するとか、やっぱり自分はもう美しくないのだろうか?じゃあもうおばさん?
 子分は全員男のようだけど、そんな悪の組織ってありだろか? チーム犯罪の難しいところは、裏切り者や脱落者や不心得者や頭の悪い奴や作戦を失敗する奴が出ることじゃないかな。みんな「この女親分についていけば、ものすごい盗み働きができるぜ」みたいな高い意識で活動してるのだろうか。目先の宝石一個くすねて逃げちゃう奴とかいないのか。
 従順なザコ兵どもを束ねる美女。なんか宗教みたいな強い精神的な縛りでもあるのかな。あるいは黒蜥蜴が実は男で、恐ろしい北斗神拳の使い手で誰も逆らえないとか。
 とりあえず今回の事件だって、黒蜥蜴の目的は人間の剥製で、そんなもの子分どもにとってもちっとも楽しくないだろうに(^_^;) 文句をいわずに女王様に仕える動機はなんだろう。女王様の命令で働くのは幸せなのか?
 「黒蜥蜴」って昔から知ってるはずのお話だけど、私は初めて思ったが、このお話の一番の謎はそこかな。

 それと、天知茂は昔からファンだったけど、やっぱり声が好きかな。

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