2次元と3次元の狭間

 カルテットナイトライブで、ちょっと私の知らない世界が開けたわ。
 まだちょっとその余韻をひきずってる。こんなに影響されるとは思ってなかった。円盤化のアナウンスはまだですか?

 それで、うたプリのライブ行ってみて、いろいろ思ったりしたので、ちょっと書き記す。

 「うたのプリンスさま」というタイトルは、2010年に最初のゲームが発売されている。2010年は「星奏学院際3」開催の年。つまり金色のコルダ3よりあとのタイトルなのね。コニタンファンな私はここまで「うたプリ」は興味の対象外で、それでも大々的なイベントや次々発売されるCDなどの情報は噂には聞いていた。もう7年もやってるんだね。
 今まで私にとっては向こう岸の風景だったうたプリ。今頃になって、一回くらい蒼井翔太が藍で歌って踊ってるところを見てみたいな、と思ってカルテットナイトライブに行きました。それに合わせて作品探訪で、作品内容やファンの感想とかいろいろ読みふけって(SNSとか巨大掲示板とかブログとか)、ちょっとびっくりしたことが…
 なんかケンカしてたり(^_^;) キャラクターを必死でけなしてたりとか。
 運営とか制作に対して不満があるのはわかる。グッズ足りねえじゃねーか馬鹿野郎とか、自分の好きなキャラクターの待遇が悪い!とか。でも自分の嫌いな?キャラを親の敵みたいにけなし、ついでに中の人も(^_^;) それとか、同担拒否とかにわか拒否いろいろと私の知らない世界が展開していた。
 私はびっくりするのと同時に、ああ~なんか自分にも2次元と3次元がごっちゃになった頃があったような気がするなあ(^_^;)と、ちょっと遠い目にもなってた。

 そもそも「うたプリ」ような声優によるキャラソンライブは、2次元世界を3次元にひっぱり起こす試みだと思う 。
 2次元のものをなぜ3次元にしたがる?
 それはたぶん、二次元世界の中でも生きられる真性アニヲタは少数で、大多数のアニヲタはCDやキャラクターグッズで「うたプリ」と日常、つまり2次元と3次元をつなぎ、それでよりリアリティをもって虚構の世界を楽しめるからだと思う。
 まず、キャラクターやグループ名義で歌CDが出る。あたかも「スターリッシュ」とか「カルテットナイト」というアイドルグループがCD発売しました的な。さらに、ライブ公演では声優に衣裳まで着せて、フリまでつけて歌うと、虚構のアニメキャラが現実のステージに立って歌っているような錯覚が。外見が全然違う(^_^;)ことについては、視覚情報など目の中でいくらでも修正や変換ができるのはアニヲタの特技。キャラ絵は一種の記号であり、耳からダイレクトに入ってくる声優ボイスの芝居と歌が、キャラクター像の要なのだ。声優ボイスの聞きとりもアニヲタの特技なのである。

 昔はこういうのなかったなあ。あったらよかったのに。
 例えば「C翼」とか「星矢」の時代(1980年代)、グッズというものはなかった。バンダイの聖衣のオモチャくらいで。
 なぜなかったかというと、それはオモチャ会社や版権部などの偉い人たちには、アニメキャラに恋愛するファン心理が理解できず、それを商売につなげようという野心もなかったのかも。生きてる実在のアイドルに熱狂するように、アニメのなかの人に惚れるという行動が、多分制作サイドにはわかってなかった。
 確かに一般的な趣味では、マンガは気持ちの悪い絵が印刷された紙であり、アニメは非現実的な造形の絵が動くTV画面でしかないだろう。時代がくだって、ようやくファンの欲しいものが商品化されるようになった、ということなのね。
 星矢の例でいうと、私はそのころまだ若かったのね、自分とキャラクターの区別がつかないくらいはまってた。
 自分=アンドロメダ瞬だったわ(^_^;)
 自画像を描くようなつもりで、何度も何度も描いて、ファンレターとかアンケートとか送るたびにハガキに必ず瞬を描いていた。作者先生や編集さんには気持ちの悪いファンだったかもしれない(^_^;)
 自分の考えていること=アンドロメダ瞬だった。作者は関係ない。
 それで原作やアニメにいろいろと不満があったら、あの瞬は間違ってるわ、私に書かせてくれたらもっとまともな脚本書いてあげるのに(上から目線(^_^;))とか暴言こいたり。今ふりかえると、公式キャラグッズがなかったから、一生懸命自分で描いた、誰もやめろとは言わなかった、というのはあるかもしれない。
 ファン個人が描いたアンドロメダ瞬は、それを描いた人間の何かを反映してしまうので、公式キャラとはスレがあるものだ。似てないとか(^_^;) でもこの人が瞬の何を好きなのか、どのくらい好きなのかがわかるのが、ファンアートのおもしろいところなのね。だから同坦拒否なんて私は考えたことがなかった。黄金ファンと青銅ファンが喧嘩なんかしてるのも見たことないわ。2次元は誰のものにもならないからいいのよ。私だけの瞬ちゃんと言い張っても、原作者すらそれは止められない。それが2次元。

 「うたプリ」は今、2次元と3次元のどのへんにあるかというと、だいぶ3次元寄り。カルテットナイトライブにライブビューイングを含めて60000人動員とか。声優が生身の体を使って、ステージ上に立体的に構築してみせている。
 スターリッシュファンとカルテットナイトファンがケンカしたりするのも、2次元と3次元がごっちゃになってるわけだから、版元としては3次元化大成功の証とは言える(^_^;)
 私はもういい歳なんで、アニメキャラにどっぷり自己投影するような惚れ方はさすがにしない。ああ、藍と蒼井翔太をごっちゃにしそうで自分がこわいわ(^_^;)とか、しょーたんは上松先生のリアルうたプリね、とか、わりと冷静。私もだいぶ大人になりました。

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