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正岡

おたくな奥様快楽通信

ムー的古代遺跡

2017年02月07日
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「ムー的古代遺跡」
並木伸一郎著
2015年12月発売 学研プラス発行

 学研は最近組織内の統廃合があって、出版社名が変わったらしい。
 学研というのは、私の世代は「かがく」と「がくしゅう」とかでお世話になった会社だ。あれはいい雑誌だったなあ。今はもう無いのね。私が小学生時代に読んだ歴史や神話や星座なんかの知識はみんな「科学」「学習」で読んだもの。それで科学と学習を卒業すると、歴史読本とかに行ったわけよ(^_^;) 当時ムーはまだなかったな。
 著者の並木氏というのは、月刊「ムー」のメインライターだそうで、著作もいっぱいある。

 さてこの2015年度版古代遺跡本。以前のムースペシャルとは紙面構成が変わって、オールカラー(@o@)
 掲載する遺跡は「ピラミッド」「神殿」「古代都市」「地上絵」「海底遺跡」などのテーマに分けられて、遺跡総数70ヶ所。それぞれ大きめのカラー写真をいくつもつけて解説されて、眺めるだけでも興味がそそられる。2010年度版とは重複してない遺跡や、記述もけっこうあって、ダイジェスト版になったわけではない。前の本も持っててよかった、これからもこのシリーズ買うわ。
 ちなみに表紙は、古代遺跡定番のピラミッドやスフィンクスではない。この偶像は「バビロン」の項で紹介されている母子像。すごく宇宙ぽい?


 感想なんだけど、ピラミッドについて改めて気になった。
 ピラミッドってなんだろう? 変な形をした王墓、と昔は思われていた。あるいは古代エジプト文明固有の建築物、と思われてきたんだろうけど、本当にそうだろうか? エジプト以外にも、ピラミッド形状の遺跡はあり、それも決って古いものだ。改めて、なぜこの形なのか、どうしてこれをみんな作りたかがったのかと。
 ピラミッドが何だったのかわからなくなってしまったのは、おそらく一部の支配者階級しかその知識や情報を知らなかった、そしてそれを記録して後世に残したり広める努力をしなかった。万人に必要な測量とか建築土木のようなものならともかく、庶民には必要ない、あるいは敵国に知られては困るとか、そういう事情だろうか。
 それで私は思いついたんです。テーブルの上がごちゃごちゃっとなってて、そこへお菓子を乗っけたお皿を置こうとして置き場がない、とりあえずマグカップの上にぽん。「こ…これだ!」
 ピラミッドはUFOの着陸ポイントだったのでは?(^_^;)
 例えば自分がUFO操縦して、人間どもの都市にやってきたとして、まさかごちゃごちゃした住居地区や田畑牧畜地域にどーんと着陸するわけにはいかない。人間もわーわー集まってきてるし、うっかり巻き込んだりふみつぶしり寄ってこられるのもうざい。でも砂漠やジャングルの中とかに降りるのも面倒だし、セキュリティ上にも問題がある。だいたいちょっと川が氾濫したくらいでだらだらと流されてしまうようなところだから、地面に直に降りるのもいや。ピラミッドの上くらいがちょうどいいのではないか。
 ピラミッドがそのように活用されていた時代があって、それなら世界各地にピラミッド形状の建築物を造ったあるいは作りたがった動機はできる。

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↑ムーガチャにも紹介されている遺跡。もちろんアプリよりも解説文は詳しいし、写真も複数枚紹介されている。

↓日本にもある謎の遺跡
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 それとか、すごく興味深かったのは、海底遺跡の項。なんからの理由で海底に沈んで放置されたままの遺跡は、物理的に盗掘などされずに、手付かずでそのまま眠っている可能性が高い。考えるだけでわくわくするではないか。自分が調査とかするわけじゃないのに。

 この本のタイトルには「ムー的」という枕詞がついている。考古学的、歴史的に解明されていないどころか、歴史や地学の教科書にものってない情報満載の本だから、「それはちがうのではないか?」「うちの子に変なことを教えないでくれ」となどと異論や反論も当然編集部に寄せられるのだろう。その予防壁みたいな役割だろうか。
 これは「ムー」の本なのだ。教科書に書いてないことをもっと知りたい。つづく。


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この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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