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正岡

おたくな奥様快楽通信

完全版 世界の超古代文明FILE

2017年02月05日
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ムースペシャル「完全版 世界の超古代文明FILE」 古代文明研究会著
 2010年学研パブリッシング発行。

 え〜?もう7年前の本なんだ?(^_^;)
 世界の古代文明に関連した遺跡や建造物など「216」箇所をレポート。
 サイズは、iPad miniよりきもーち小さく、厚さは3〜4cmある。ハンディな英語の辞書くらいの本。本文はモノクロで、口絵などに一部カラーページ。
 記事は地域別に構成されていて、高校世界史の資料集では載ってないようなマイナーな遺跡までくまなく網羅。名前は聞いたことあるけどそれってどこの何だっけ?みたいな遺跡は2P使ってがっつり解説。Googleマップの座標も明記。
 この一冊で世界中の遺跡めぐりの旅を。良心価格と内容充実で、「ムー」と聞くだけでうさんくさいと思う人にもおすすめできる、意外な良書なのだ。



 私はムーのシリーズでは、古代文明と遺跡が特に好き。もちろんUFOとか超能力も興味津々だが、ただ私は霊的体験が皆無で、他人様の目撃談体験談伝聞推定だけでは、いまいち盛り上がりに欠けるのはあるかな。前にも書いたけど、超能力練習みたいなのに熱心に取り組んだお年頃もあったけど、結局私は幽霊すら見たことがないまま今日に至る。そこへいくと、古代遺跡はそこに厳然として巨大な遺跡があるという、動かしがたい事実から推論や空想が始まるのがロマンチックなところだと思う。
 古代遺跡に一度は行ってみたい、一度はこの目で見てみたいと思いながら、多分行かないだろう私は、この本の中で旅をする。
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↑意外に詳しい解説文。

 本書が通常の歴史本と違うところは、ムー的古代史観(?)にある。
 ムー的考察では、謎の古代文明は、現行の我々の文明とは断絶がある、と解釈される。
 古代遺跡の謎は、それを担った民族が現存していないとか、いてもその文明を継承してないことから、「いつ」「だれが」「なんのために」がわからなくなってしまっている。それが謎の古代遺跡たる所以である。
 漠然とだけど、我々人類は、たとえば四大文明あたりから始まったとして、現代に向かってより豊かに高度に発展していった、と考えている。そういう感覚で歴史の授業を受けたと思う。さて、この人類史のどこにあてはめていいのかわからない由緒不明の古代遺跡をどう考えればいいのか。
 われわれ人類が担ったなら、それはなぜ継承されず、忘れられてしまったのか。
 もし人類のものでないというなら、有史以前に高度な文化文明に到達した他の種族がいたのだろうか。
 もちろん、正解は書いてないけれど。
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↑ウルの項目。大学でとった世界史の講義が、ウルだかウルクの発掘している先生だった。毎週楽しみでしょうがなかった思い出がある。

 それで、私は思うに、世界に散らばる有名無名の遺跡の数々を知るに、我々人類は謎の生き物なんだなあと思う。作っては壊し、作っては消え、ただ食い物を確保できればそれだけでいいわけじゃない、面倒くさい生き物なのね。 
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↑日本にもある謎の遺跡!

 ちなみに、これを買ったのはいつだったかもう忘れちゃったけど、買った時点でこれの旧版にあたるやつもAmazonにあった。つまり学研さんは数年おきに、古代遺跡にテーマを絞った特別編集版を出している。さっきAmazonをみたら2015年版があるようだ。さっそく注文してみようかの。

(ムー本の紹介はもうちょっと続く(^_^;))

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この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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