シネマ歌舞伎「スーパー歌舞伎ll ワンピース」

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シネマ歌舞伎「スーパー歌舞伎ll ワンピース」2016年松竹

 見てきた。平日の朝9時だから誰もいないだろうと思ったら、20人以上はいたかな。

 シネマ歌舞伎は、実際の舞台公演の映像化。まるで劇場にいて舞台をみているかのような臨場感(音響とか)を楽しめる。
 「ワンピース」ついてには、本来4時間近くあるものを2時間に編集して、スローやクローズアップなどの画面もつないで、普通の映画っぽい作りに寄せている。
 スーパー歌舞伎の本公演の1/10のお値段で見られるのは、やっぱりお得。通常のシネマ歌舞伎より上映期間も多少長いし、ぜひぜひみなさんも一度歌舞伎ってものを見てみて。と強くおすすめする。私は多分もう一回映画館に行ってしまいます。

 感想。お皿の数を減らした宴会料理。皿数が減っても、料理の味は同じです。



 私はこの公演を実際に新橋演舞場で見ているけど、2時間に圧縮されるとあれがないここがないで、公演で見たのとは多少印象が違う。公演を見た人には「大河ドラマの総集編」みたいな感じかな。
 劇場では休憩2回をはさんだ長い長い舞台で、本当に長い旅のようで、魂と一緒に体力も削られた。映画は2時間にあれもこれもと詰め込まれて、けっこうこれはこれでおなかいっぱい気分だ。

 映画になって良かったなあと思うのは、公演では絶対に見えない役者の表情のクロースアップ。そしてアクションシーンのスローモーション。
 特に表情のアップは、人物を感情から押し出してくるので、お話や場面に感情移入しやすかった。劇場だと主に声(セリフ)と姿(体全体の動き)で受け取っていたものが、実はこんな風に顔にも出していたんだと気付かされる。歌舞伎メイクは厚化粧なんだけど、実に表情豊かで、余計にキャラに惚れる。

 印象に残った人物。
 やっぱりエース。福士エース誠治の何が印象に残ったかって、もちろんどの角度から撮っても完璧、何秒でもアップに耐えられる見た目。そして声。セリフしゃべるとすごい熱量のようなものを感じる。福士誠治ってこんな声だっけ? ちょてと惚れ直すわ。
 意外なところ?で、嘉島赤犬。セリフ、表情、アクション、もう憎々しいほどに完璧。

 印象に残ったシーン。
 市瀬クザンの高速フライイングのスロー。「なんじゃこりゃあ」も残っててよかった。
 ボンクレの六法のところでかかる大向こう「大和屋」。
 滝水。本舞台ではもうちょっとアクションシーン長かったような気がするけど。いまだにあの大量の水の処理がどうなっているのか、あの舞台装置は謎。
 歌と一緒に飛んでいく猿之助。公演だと2幕目のラストで、すかーっとはれやかに盛り上がる場面なのだが、上を見上げるのと、スクリーンを見るのでは、やっぱちがうな(^_^;) ただ空中の猿之助様は下からは見えないので、映画でじっくり。
 衣装が豪華。ハンコックの衣装とか。あれは舞台で遠目だとただのきらきらした白いドレスだけど、近くで見ると(私は花道横で見た)本当に精緻で豪華なお衣装なんでびっくり。映像にけっこうはっきりでているので、それも注目。

 ちょっと残念。
 シロヒゲ海賊団のせり上がりシーンはなかったなあ。あれはいれてほしかった。

 
 来年再演だそうだけど、また行っちゃうかなあ(^_^;)
 来年のことだからもう決まっているとは思うけど、配役はどうなるんだろうな。

 あと、松竹様に要望。ワンピース歌舞伎を円盤にしてください。シネマ歌舞伎版でもいいけど、全編収録版ならもちろん嬉しい。出せば売れるとわかっているものを、出さない営利企業があるわけがない。待ってるぞ、ぼくらの松竹、東映、集英社。


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