仮面ライダー1号

映画「仮面ライダー1号」2016年公開

 ようやく見に行ってきた(^。^)ノ
 感想。
(よかったところ)
・大杉漣の地獄大使。
・戦隊や余計なライダーがいないのでごちゃごちゃ感がないところ。
・でっかいバイク乗ってる藤岡弘。おじさんライダー姿が超かっこよし。
(微妙だったわん)
・ごちゃごちゃ感がなくなったはずなのに、結局ストーリーがよくわからないのは変わらない。
・本郷さんを名前呼び捨てにするあの女はなにものっ?
・なぜ生き返ったの?

(ねたばれあり)




 最初に言っておくと、私はもちろん「仮面ライダー」一番最初のやつのリアルタイム視聴者であった。といっても途中から見始めて、なんかあまりよく覚えてないけど、突然一文字隼人が出てきたのは鮮明に記憶にある。私が仮面ライダーを見ていたのは、この当時石森章太郎ファンで、石森原作だからという理由。原作コミックも同時期に読んでいる。……という私はシーラカンスと化したライダー視聴者である。
 私は当時、佐々木剛のファンで、一文字隼人にも本郷猛にもキャラクターに特に思い入れがあったわけではない。キャラクターでは強いて言うと、変身しないで戦っていた滝の方が好きだったかも。脇役好みゆえ、ライダーで好きなキャラというと、ゾル大佐とかジェネラルシャドウとかアポロガイストとかにときめいたものだった。すでに腐女子だったしね。
 そんなわけで、1号ライダーの映画だからって特別な思いは今更ない。余計な期待や先入観を抱かずに映画館へ行った。

 公開からだいぶたってるので、平日昼どきの上映は、観客は私を含む5人だった。ひとりは幼児。
 この映画って子供にはどうなんだろう?
 仮面ライダーゴーストも尊敬するという「仮面ライダー・本郷猛」。すべての仮面ライダーはこの男から始まったというレジェンド。それを呼び捨てで「タケシ」呼ばわりする失礼極まりないこの女は何者? 最初のつまずきはこれだったですね(-_-;)
 過去設定とか全くわからないが、セリフの端々から推察するに、本郷が親代わりで育てていた子らしい。だったら普通「おじさん」とか「本郷さん」とか「本郷のおじさま」とかじゃない? 小さい時から面倒みていたなら「パパ」「お父さん」だっていい。
 この違和感ありありな「タケシ」呼ばわりはなに? これってかっこいいの?
 おじさんっていうな、おにいさんとよべ、とかそういう痛々しいことをいい歳こいた昔ライダー少年とか脚本家が思ってるわけじゃないよね(^_^;)
 そもそも、仮面ライダーを見てるよい子たちから見て、顔つるつるの天空寺タケルはぎりぎりおにいさんで通るけど、本郷猛はまぎれもなくおじさんだから、「おじさん」呼びで当然だと思うけど。……というあたりで、この映画は子供はおいてきぼりなのか……。

 今回はオールライダーものではなく、お当番ライダーは1号、ゴースト赤青の3人だけだ。
 登場人物が少ない分、話が散漫にならずにまとまり感がある、アクションも。と思ったんだけど、意外になんだか話がよくわからない。終盤のごちゃごちゃ感がないだけで、話はよくわからないのは去年と同じだったわ。お話が頭に入ってこないのは、映画の進行中に飛び交う「???」が邪魔をするんだと思う。これは脚本の責任?それとも監督?

 そもそも本郷は何をしに帰ってきたんだろう? 女の子がショッカーに狙われてるから?じゃあなかったみたいだし。体調悪くなったから? アイコンはいつから女の子が持ってたのか?女の子の異変を本郷は知らなかった? 
 それで「ライダーは不死身だ」っていやいや、あなたさっき心臓がどうかなって死にましたよ。なんで生き返ったの?
 ノバショッカーが経済征服するっていうから、株や為替をどうにかするのか?と思ったら、電力を独占して政府を脅すという抽象的かつ象徴的なシーン(つまり現実性に欠ける)で説明している。
 火葬のシーンも、あれがアマゾンの奥地とか砂漠の真ん中みたいな場所なら必然性があるけど、ここ日本だし、キャンプファイヤで火葬はだめでしょ?……ってつっこみながら、「ああ、これも何かを象徴するためのシーンなんだな」と気がついて、それはつまり一度死んで焔の中から蘇る不死鳥〜みたいな演出だな、と思ってたらほんとにそうなって。
 でもなんで生き返ったんだろう?
 自己再生能力とかそういうの? セリフですら説明がなかったと思うけど。不死鳥っぽい絵で象徴するだけで納得するんでしょうか?私はできませんでした。
 で、この復活シーンに主人公?のタケルは立ちあってないし。主人公なのに…主人公なのに…。
 他にもいろいろあったけど、私は終始「???」飛ばしまくりながら見ました。
 観客に疑問を抱かせるという意味で、この映画を私は誉めない。昨年はオールライダーでニンニンジャーまで合体しちゃうから、ぐだぐだ加減も納得がいった。今年のはこんなに登場人物少ないのに、どうして疑問だらけなんだ?

 でも。この映画で一番の見せ場は、藤岡弘のバイクシーンと、アクションシーン。これを見せるために映画があったんだと思う。
 あのでっかいバイクに乗ってる姿、かっこいいですね〜。車種とか私はわからないけど。おじさまライダーかくあれ、みたいな、絵になるかっこよさ。あのシーンで胸がじーんとなりました(〃▽〃) こればっかりはCGじゃだめ。本物のバイクに、お歳を召した藤岡弘だからいいの。それが仮面ライダーの歴史を体現しているの。
 そして、大杉漣の地獄大使。二度目の登板ですね。ありがとうございます。偉いぞ東映。今回は、ちょっと意外な役どころで終盤びっくり。1号ライダーと共闘するというだけで胸熱なのに、復活した目的がライダーと闘うためとか、かっこよすぎて胸がじーんとなります。
 でも最後の場面、本郷は「身体をいとえよ」などとラオウみたいなことを言って去っていくんです。え?地獄大使死んじゃうのに、そんな言い方あり?(笑うところなのか?)
 あれ?地獄大使って死んでないのかな?爆発しなかったから死んでないのかな?(^_^;)
 じゃあ、次のライダー映画でまた出てください。
 というわけで、終盤の地獄大使の存在感でこの映画は見て良かったという印象になった。


 ところで、昨日Twitterで見かけたんだけど、夏のライダー映画のエキストラ募集してた。ええ?今から撮るんだ?(^_^;)
 毎年なんとなくわかってはいるけど、テレビシリーズと劇場版を並行して撮ってるので、中の人もスタッフもギリジャンスケジュールで大変なんだろうな。そこはちょっと割引して見てますよ。
 夏のゴースト映画につづく!


※追記。冒頭のショッカーの襲撃シーン。パンダのぬいぐるみが女の子にふみふみされてるのが気になって仕方がなかったです。あれはなんだったのか…


(4.18)せっかくの1号ライダー映画なのに、この違和感はなんなのか。少し時間がたってちょっと整理。
 この映画に私が期待したものは、往年の仮面ライダーのその後もしくは今の姿、かな。本郷猛=藤岡弘的な混同はしているけど。そのライダーが日本に帰ってきた。もちろん昔より年は食っているけど、それは歴史とか人生というものだから、むしろ作品の厚みといえる。
 昔、仮面ライダーを見ていたとき、テレビの前の僕たちは「みつる」「なおき」だったんじゃないだろうか。ちょっと背伸びして「タキ」。わし、テレビマガジンの少年ライダー隊に応募したわ。年齢を半分にして(^_^;) そんな昔のわくわくの片鱗をこの映画のどこかに見いだしたかった。のだと思う。
 映画の営業的には若い娘を出すことは正しいのだろうけど、仮面ライダーの萌えポイントはなんかそこじゃないと思う。
 みつるなおきも滝も、「タケシ」なんて呼んでない。最初に女の子が「タケシ」呼んだときに、私はそこでこの映画の世界からはじき出されてしまったのだと思う。


 

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