音楽劇「金色のコルダ Blue♪Sky First Stage」

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オープニング

(DVD)音楽劇「金色のコルダ Blue♪Sky First Stage」2015年発売

 別にコニタン出てるわけではないんだけど、買っちゃった(^_^;)
 趣味の出費を抑えるために、ゲームもアニメもイベントもコニタンしばりをかけて、要するに小西克幸が出てないものには手を出さない、のが私のルール。なのに、名前もよく知らない若手俳優ばかり出ている舞台を収録したDVDを買うなんて、いったい私に何があったのか。

 これは多分、「金色のコルダ3」についての私のこだわりなのだ。コルダ3というより、如月響也についてかな。
 コルダ3のパッケージの最前列に描かれているのが如月響也だ。当然、お話にもキャラクターにも、この立ち位置にふさわしい内容を期待した。ところが実際にゲームをやってみると、響也は微妙なボーイフレンドキャラだった。
 私は、響也は攻略対象というよりは、ヒロインかなでを代弁する、もうひとりの主人公なのだと解釈した。
 私と同じようなことを考えている人が他にもいた……それが、この「音楽劇金色のコルダblue sky」を見たときの驚きだった。
 響也が主人公だったら……金色のコルダはどんなお話になっただろう。

DVDの仕様について
 二枚組。
 私は一度ニコ生で見てるんですが、本編DVDは千秋楽の最終公演を収録。ニコ生では放送しなかった、最終アンコールで脚本&演出の吉谷さんという方が挨拶している様子も入ってる。
 付属のボーナスディスクには、開演前の楽屋の様子や、公演後の座談会などが収録されている。(もちろん衣装&メイクのまま)
 ブックレットは、キャラクター各1ページのバストアップの写真集になっている。

カーテンコール
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感想。物語と原作との相違点など
(ねたばれあり)


 原作に相当する「金色のコルダ3」は女性向け恋愛アドベンチャーに分類されるゲームである。高校のオーケストラ部の夏のコンクールを物語の舞台しているが、大会の勝ち負けと同時にヒロインの恋愛の成就がゲームの目的となっている。アニメ版の内容もゲームとほとんど同じだ。
 舞台版では、如月響也が主人公で再構成されているので、コルダ3ではあまり踏み込まれることのなかった響也の心情が軸になっている。登場人物の行動原理は至高の音楽であるから、ゲームの目的であった恋愛要素はほとんど無くなり、かなでをかわいいと言ってくるのは大地だけ。出てくる男どもがヒロインをちやほやしなくなると、原作とは別のお話みたいだ。前にも書いたけど、男はやっぱり恋愛抜きで動く方がカッコイイものなのだ、と私は思う。
 かなでに付属していたエピソードも、響也のお話になっているところがある。でも私は、これは原作改変とは違うと思うのね。むしろ補完だと思う。
 かなでが天才少女とちやほやされていた頃、響也はどんな風に過ごしていたのかは原作ゲームには出てこない。律の弟だけあって上手いとか、兄貴よりも落ちるとか、いろいろ言われて落ち込んだり、情熱を失いかけたり、それは多分かなでとあまり変わらないんじゃないかと思うのだ。
 至誠館や神南との出会いも、響也が出会う他校の人たち…という描かれ方で、原作通りだけど、原作とは違う景色になっている。

 私は、如月響也はコルダ3にたくさん出てくる攻略対象の男の子とは違う、と思っていた。ただ、ずーっと一緒に仲良く演奏してきた幼なじみ設定が、原作ゲームの進行ではいまいち活かされてなくて、恩恵もなかった。
 何か足りないと思っていた如月響也を、舞台脚本がきちんと形にしてくれた。私が見たかった如月響也がここにある。私がこのDVDを買った理由はそれだ。
 至誠館や神南の人物像も、響也経由で描かれることで無駄に女の気を引くようなセリフを言わなくてすむ分、むしろくっきりとライバルキャラとして印象的になっていると思う。
 「コルダ3」のキャラクターが好きな人はもちろんだが、不満だった人が見てもと腑に落ちるものが多いと思う。

音楽劇コルダ
 DVD映像ではわかりにくいかもしれないけど、この舞台公演ではBGMやコンクールシーンの楽曲演奏は、生演奏である。楽器演奏には人の感情を揺り動かすようなものがあるよね。スペース・ゼロは500席くらいの会場だから、生の楽器の迫力がさぞすごかっただろうな。それを思うと私も劇場で見たかった。
 ゲームやアニメの舞台化というと、ミュージカルの形をとるものもあるようだけど(無印コルダの舞台は記録によるとミュージカルだったらしい)、コルダblue skyでは俳優と、演奏者9人+指揮者が舞台にいる。クラシック曲を聴かせるコンサートと、コルダの劇が、合体したような企画かな。それで音楽劇と冠しているのだろう。
 セカンドステージは開催されるのか。そしたらまた響也を軸にした物語になるんだろうか。正直、このファーストステージ行けばよかったと後悔している。

 ブランコの場面。ゲームで、かなでの選択肢はどうするかというと、私はいつも響也と一緒に泣く、と選択する。この舞台もたしかそうなってたような気がするけど、あとでまた見よう。
 コルダ4の発売が告知されて、今度はどんなゲームになるのかわからない。コルダ3がどんなお話だったのか、もういっかいおさらいするなら、このDVDをおすすめする。原作絵準拠のカラフルなウィッグが非現実感な先入観を抱かせるかもしれないけど、内容は意外なくらい硬派でかっこよかった。アニメで使われた主題歌をそのままOPとEDで使っているけど、響也がソロで歌うパートもあり、それもよかった。
 セカンドステージ、サードステージもあるといいな。

追記。出演者のこととか。
 出てる俳優は、総じてよかったです。世の中、俳優なんて履いて捨てるほどいて、TVに出てるだけが俳優じゃないんですよね。
 この中でちょっと注目したのは、土岐役の人。バイオリン弾くのはもちろんフリだけなんだけど、弓の力の入れ加減とかが音に合ってて完璧。ゲームやアニメだと絵と声だけだけど、俳優が入るといい意味での立体感がある。二次元のキャラは絶対トイレいかないし、睡眠もとらない感がある。俳優が動くと、そういう嘘臭さを三次元寄りにして、キャラクターの実在感になるのね。土岐は紫色の長髪で男にしては髪が少ない(-_-;)かんじの、少女マンガに出てくる典型的な長髪二枚目丁寧語キャラで、これを立体にするにはどうするか、きっと中の人的にはいろいろ考えに考えてやってるんだろうなあと思うのよ。

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