怪人二十面相

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 今日からまた読む江戸川乱歩。
 今「乱歩奇譚」アニメが放送中で、あれ?原作ってどんな話だっけ??? と思ってる私。昔読んだはずだけど内容はうろおぼえ、記憶の中ではあっちこっちの作品がごちゃごちゃになってる。天地茂の明智シリーズは毎回見ていたけど、天地さんの顔に見とれて、内容はほとんど覚えてないです(^_^;)
 そんなわけで、今更人には聞けない乱歩探訪。
 まずは少年探偵団シリーズから紐解こうと思います。

 このポプラ社版の少年探偵シリーズが出たのは、かなり昔だと思います。私が初めて読んだ少年探偵団は、このポプラ社版でした。今はこの表紙のまま文庫になっていますが、元は上製本の書籍で、全国の公立図書館には必ず置いてあったです。
 古本か何かでポプラ社以前のやつも読んだことがあります。(旧仮名遣いと陸軍という表記になっていた箇所とか、金額などが書き変わっている)
 このポプラ社版はやっぱり表紙や挿し絵がステキですよね。元の書籍版には目次の飾り罫イラストや口絵などもあったんですが、電子版にはそれはない。今回私は電子版で読んでます。

 感想。
 意外に話が長いのと、文章も意外に難しいぞ。これ、何年生が読む本なのだ?(^_^;)
 「」セリフがえんえんと続き、間に誰が何した、しか書いてないようなラノベやBLから入ると、私は最初脳みそがついていけませんでした。漢字で書けばいいのにひらがな表記になってる単語がけっこうあるので、やっぱり小学生の本なんだろうな。私も最初に読んだとき、確か小学校4年か5年だったと思う。え?私の脳みそ退化してる?(^_^;)
 お話は四部構成。だいたい4つの事件で、二十面相vs小林くん&明智探偵の対決が描かれている。

(↓以下ネタバレあり)



 ただ、だらだらと長いんじゃないのね。全体の構成をみると、主人公であるはずの小林くんは最初から登場しない。
 最初のお話は二十面相の紹介? 羽柴家の二十面相事件がつづられている。ロマノフ王朝6つのダイヤ、それに続く、羽柴君誘拐事件。二十面相は羽柴君と仏像の交換を要求してくる。
 2つめのお話、小林君監禁事件。羽柴君誘拐事件で、ここで初めて小林君が登場する。小林君は6年生くらいで、羽柴くんはそれより2つか3つ下ということになっている。仏像と入れ替わって、二十面相のアジトに潜入した小林君は地下室に監禁されてしまう。
 3つめのお話は、伊豆の偽明智事件。いうなれば明智探偵紹介編?のはずが、実は偽物(^_^;)
 そして4つ目のお話、帰国した明智探偵と二十面相が国立博物館で対決する。

 少年探偵シリーズは、小林君が主人公だ。話の構成上、小林君視点で書かれているわけではないけど、小林君の活躍する場面は「小林君=読者」だ。
 だから、小学生?にもかかわらず、周りの大人にもガキ扱いされてないし。二十面相のアジトでてつかまって、地下室で孤独な一晩を過ごすしても、心は折れない。強く一人前の子供ヒーローだ。後半、明智探偵が出てくると、やっぱり明智を中心に話が進むので小林くんへスポットライトが当たらなくなるけど、でも最後に少年探偵団諸君のサポートで二十面相逮捕(大人の仕事)に貢献するのは良い結末だと思う。
 小林君と二十面相とは羽柴家事件時が初対面だ。小林くんは仏像に変装?したり、二十面相を脅したり、監禁されたり、これは子供心に萌えたなあ。
 少年探偵シリーズを初めて読んだとき、私は小学生でまだ腐女子の目覚め以前だった。だからこの頃は二十面相×小林とか明智×小林とか、BLみたいな妄想は考えたこともなかった(^_^;)
 「小林くん=自分」で、男の子に自分を置換えて読むこと自体は、作家の意図したことだから誰でもそのように読めると思うのだが、文面どおり明智探偵を尊敬しながら、二十面相もちょっとはかっこいいんじゃないかという感想は、当時からちょっとあったかな。
 腐女子になって中学生で読み返したときは、変な妄想ばかり考えていたのは言うまでもない。誰かこの妄想をそのまま作品にしてくれる人はいないかしら(^_^;)

 今回読み返して思ったこと。
 小林君はなぜ明智探偵の助手なんだろう? どういうご縁で探偵助手に?子供を身近に置いて手伝わせるのって、やっぱり親戚とかかな?
 事件は土日に起こるわけではないから、学校はどうしてるんだろう?
 羽柴家にやってきたとき、探偵初現場というわけではないようだから、じゃあいつごろから探偵仕事してたの?
……などなど、小林君は意外に謎の人だ。この疑問はシリーズ続くうちに明かされるのだろうか?

第2巻「少年探偵団」につづく。二十面相事件はまだまだつづくのである。

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