乱歩奇譚
TVアニメ「乱歩奇譚」2015年7月放送

コニタンのお役は、警視庁捜査一課・カガミ警視。捜査一課ってことは殺人事件担当? 意外に出番多いのかしら?
※下に行くほど古い記事。もちろんネタバレありありです。
#11「白昼夢」(10.4)
私はなんだか話が全然把握できないまま、最終回。
ここでちょっと整理してみます。
(お話)中学校で起きた猟奇殺人事件がきっかけて、アケチ探偵のところへ出入りするようになったコバヤシくんとハシバくん。教室でも回りにとけこめないちょっと変な子?コバヤシくんには、アケチ事務所は新しい世界でした。
アケチ探偵は、三年前からひきずっている案件「二十面相事件」があって、一番新しい二十面相事件の犯人は実はカガミ警視でした。しかし、その後も次々と二十面相を名乗る事件が続き、それは三年前のナミコシ(当時中学生)に端を発した一つの流れだったのです。
そして自殺したはずのナミコシが現れるにいたって、彼に同調した大衆の暴動が起きるようになりました。ナミコシはアケチを挑発するように映像メッセージを公開、コバヤシくんとともに時計塔で最期の時を迎えようとしていました。
……と、こんなかんじかと思います。少年探偵団はですます体なので。
感想。うーん、私は好きな声優が出ている作品は基本けなさない(^_^;)けど、これは萌えどころが全然わからない、というのが正直なところです。おもしろいのか、つまらないのか、よくわからない。歳のせいだといわれればそうかもね。2chのスレッドも毎週みてましたが、一番反響が大きかったように思うカガミ二十面相事件も正直いって萌え話じゃありませんでした。放送開始前に予告を見たとき思った絵柄が趣味じゃないことについては、見慣れてしまえば、絵的な記号の読み方がわかるようになったので、絵で拒否感は特に生まれなかったです。それよりも、やっぱり物語的な「???」の方がしんどかったな。
全話終わって、この話はここは納得いかん、という部分を整理します。
(1)誰が主人公なのか?
アケチ?コバヤシ?ハシバ? コバヤシくんは主人公のようで実は主人公じゃない。脚本も絵の演出も、どうみてもハシバ視点。コバヤシくんかわいい、コバヤシくんキュート、という外側から見たコバヤシくんであって、「視聴者=コバヤシくん」じゃあないですよね。あれはハシバくんから見たコバヤシくん像だ。でも少年マンガにおける女の子の描かれ方なら、これでいい。
視聴者諸君(特に男の大きいお友達)視点を担っているのがハシバくんのはずなのに、二十面相事件でナミコシが出てきたら、アケチ視点にうつって、コバヤシくんたちは完全においてきぼりになってしまった感がある。三年前のナミコシ事件が具体的になんだったとしても、それはハシバくんやコバヤシくんには直接関係ないよね?コバヤシくんがナミコシにシンパシーを感じるのは何故なのか?
この話にはいろいろ足りない気がする。それを全部数式に押し付けたのは全然納得いかない。もちろん素人が考えることは当然プロも思っているわけで、時間がなかったとか話数が足りなかったとかだろうけれど。
(2)話がふつー。
第1話第2話事件で、犯人の動機はちょっと変だった。でも犯罪者の動機に視聴者が共鳴する必要もないので、ああ、なんか毎週変事件を解明して、謎の動機を聞かされるような、変アニメなんだろうか(^_^;)とちょっとわくわくしたものだった。全然そんな作品じゃなかったですね(^_^;) 期待したのと内容が違ったこと自体は別にしょうがないけど、アケチ探偵の活躍らしきものはほとんどなかったですね。
(3)死んだミナミ。後悔しているカガミ?
ミナミさんは死んだらしいですよ?え?仇はとったんですか?
仇をとったはずのカガミは何故後悔しているんでしょうか?
(4)絶対ナカムラは黒幕だと思ってたわ。期待して損したわ。
(5)コバヤシくんが女の子にしか見えないのは減点。大きい男のお友達を商売相手にするなら、胴がくびれてて言動も女の子にしか見えない仕様で正解なのかもしれないけど、そんなのにサクジュンとか混ぜちゃだめだと思う。
とりあえずこんなところでしょうか。でもあれこれ感想書いてしまったので、感想を語るに値しないアニメとまでは思わない。今作品でも「兄貴+声が小西克幸=途中で死ぬ」奥義が炸裂しました。私には消化不良ですが、そこは見どころだったです。
#10「変身願望」(9.11)
数式ってなんだ?(^_^;)
エンターキーぽちっとな☆すると、状況を改善できるのか?なぜ?どうやって?
やっぱ教室や家庭の話に集約すると、話のスケール感が矮小になるよね……。二十面相の数式の発端はそこなのか?
でも前にも思ったけど、妹や弟の恨みをはらしてやろう犯人をぶっ殺してやろうと思う動機そのものは、それってすごくふつーじゃない? 自分が殺される前に振りかかってくる火の粉は全部ぶっとばそうとするのも、それも普通じゃん? 動機的に何もおかしくない。特に疑問に感じないので、このアニメの萌えろどころは実は私はよくわらない。私、ふつーは萌えないのね(^_^;) まあサクジュン的な動機ならこれ萌えアニメなのかもしれないけど(私には守備範囲外)。
コバヤシくんが死んで、いったいどういう意味があるの? コバヤシくんはわかってるみたいだけど、でも私はわかりませんでした。
やっぱりアニメって、年寄りが見るものじゃないのかも(^_^;) どんどん置いていかれてる気がする…
#9「恐ろしき錯誤」(9.5)
数式ってなんだ? 何か数値を入れると解が出せるなら、それは方程式のことか? なんだかさっぱりわからない。
ほらね?やっぱりナミコシ二十面相生きてたじゃん。あれ?そもそも3年前の事件てなんだったの?
そして新たな二十面相は検死官。ああ、OPとかメインキャラでわざわざ紹介されていたわりには出番が少ないのは変だと思っていたんだ。ここでそんな使われ方を。そういえば、前の週カガミと面会していたのは検死官だったよね。あれ、ちょっと変だと思ってたんだ。
そしてOPのキャラの羅列の最後に出てくるファーのついたコートのドクロ仮面が、キャラ紹介にはないのにOPに出てくるその意味も。実はラスボスだったのですね。……で、いままでどこにいたんだ?
じぇんじぇんなんだかわからんが、もういいや。
気になるのは、コバヤシくんだが。彼の視界からハシバくんが消えたのは何故だろう? コバヤシ視点では消えたのはハシバくんだけど、ハシバくん視点では現実世界から乖離して消えつつあるのはコバヤシくんだろう。じゃあ、あの場面でコバヤシくんの肩を捕まえたのはハシバくんなのだろうか?
そして、気になるナカムラ警部のワンカット。この人も二十面相化するんだろうか。
そして高いところが大好き、ジュンジュン二十面相。あそこで左目がきらーん☆とかなったらどうしようとどきどきしちゃった。
カガミさんは今週は出番なし。もう出ないのかもね(^_^;) コニタンの兄貴キャラは途中退場がお約束。
#7+#8「パノラマ島奇譚」(8.22)
なんだよコバヤシくんの水着回じゃないのかよ。別に見たかったわけじゃないけど、こんだけ萌え豚どもを煽っておいて無責任じゃないのか。あっそうだ。カガミさんがガクトになっていたでゴザルよ、髪形が。
さて、前後編だが、なんだか謎てんこ盛りの謎展開だった。まだ一回しか見てないけど、一回見ただけだとなんだかわからないことが多くて。
まず、タイトルになってるパノラマ島殺人事件?だが、二週にわたってぴっぱるような濃い話だったのだろうか? 事故死に見せかけたはず、だけど明智がここにやってきたのは二十面相の予告状が出たからでしょ? 犯人は何をしたかったの???
「動機はわからない」そうかも。しきりに友達の仇を強調していたけど、本当のところは違うのかも。例えば、自分がマネキンの原型扱いでしかないことが許せなかったとか?愛人扱いだったら文句はなかったのかもしれない。←そうは書いてなかったですが。
そして唐突に雄弁に語り出すアケチくんの過去。あれは今から3年前……。少年マンガの主人公の過去はだいたい3年前くらいなのだ。なぜなら、中高生が主人公として、10年前までさかのぼると赤ちゃんに戻ってしまう。5年前でも幼稚園が小学生で、人生の転機になるような事件事故があるような歳じゃないから、3年くらい前が青少年にとっての「過去」なのだ。
ここでジュンジュンボイスのアケチのお友達登場。いっておくが、天才だから友達がいないというのは違うぞ。誰にも声かけてもらえないような子だったんでしょ?(^_^;) それでここがわからない。数式が二十面相の創造につながるのはなぜ????最後までわからなかった。じゃあ、再三アケチがながめていたメモはこれ? なんかよくわからないが、ナミコシがお面かぶってるのは、つまり最初に二十面相の天誅を実行したのはナミコシ? 新宿のあそこで自殺したのは何故? 数式に不備があるといっていたけど、じゃあなぜそれを修正しなかったの? 修正していたら、最低でもナミコシは死ななくてもよかったんじゃないの?……彼らの理論がよくわからなかったので、全然わかりません。アケチは何を怒ってるんでしょう。友達甲斐がないヤツだった自分の過去を悔いている? 頭痛が痛いのは、ただの体質?
残り話数が少なくなってきたけど、アケチは二十面相を殲滅できるんでしょうか? そこは数式で計算するんじゃないのね????
カガミさんは面会室でしか会えそうにないですが、脱獄して二十面相になって、かっこいいコニタンボイスで「また会おう明智君」とやると盛り上がると思うんだよね。さっそくコニタンボイスで少年探偵団(原作本)を読み直してみる。つづく。
追記。あとで気がついたけど、元祖ナミコシ二十面相は死んでないってことは?二十面相をつぶしていけば、いずれ本物に出会う、ということでアケチはがんばっている?ということもあるかな。
(7.22)パノラマ島奇譚は前後編なので、感想は来週まとめて。
カガミはやっぱり退場なのか? 原作の二十面相は脱獄だの、逮捕したら偽物だったりが常だけど。
#6「地獄風景」(8.7)
今週のお話は明知事務所にささいなトラブル連発。爆弾。捨て猫。捨て赤ちゃん。階下で立てこもり事件?
ここまでわりと鬱な事件を取り扱ってきたとはいえ、本格ミステリというほどでもなかったのに、ここで箸休めみたいな話を入れられても、感想書くのにちょっと困るわね(^_^;) ここまで5話しか消化してないとはいえ、何がどうして名探偵なのちょっと謎なわけだし。アケチさんも探偵らしいことはあまりやってないよね。影男さんは、過去に一回しか出演してないけど、今週のやりとりからすると何年ものおつきあいなのがなんとなくわかる。女の子にしか興味がない影男さんも、コバヤシくんには妙になれなれしいので、やっぱりコバヤシくんは少女カテゴリなのでは?(^_^;)
コバヤシくんの謎の性格。人間については他人は一切に視界に入ってこないのに、ネコや赤ちゃんは個体として見えてるんだ? そこもよくわからん。
今週は能天気に終わるのかと思ったら、エンディング後のCパートに、どこぞに収監されているカガミに接見しているナカムラ警部が出てきた。ナカムラはやっぱり怪しい。やっぱり最初の二十面相はナカムラだったんじゃ? それとカガミも何かちょっと変かな… なんかセリフが文言通りの意味に聞こえない。何か含みがあるような気がするの。チョーとか小西に役をあてがうってのは、絶対何か裏の裏があるとしか思えない。先週で片づけたはずなのに、Cパートにわざわざ出してくるってそういうことよね。
つづく。
#5「芋虫」(7.31)
カガミ二十面相動機編。
ものすごい直球だった。それが良かったのかは、私の趣味からいうとちょっと微妙(´・ω・`) 予想をこれっぽっちも裏切らない、多分こうだろうと視聴者が想像した通りのお話だった。30分でわかりやすく説明し、カガミに関することを来週に持ち越さないということでは、こうあるべきなのだろう。
だけど、妹や娘を殺されて、衝動的にあるいは冷静に犯人ぶっ殺してやろうと思うのは、それってすごく普通。狂気でも変態でもなんでもない。このひねりも何もないカガミの動機と行動が、薄めてないウイスキーのようにぐっと伝わってくるものがあって、そこが今週の見せ場。だけど私はもっとひねくれたお話を想像していたので、ああっ、私って歪んでる〜?(^_^;)もうアニメを見る歳じゃないのね?(^_^;)と気付かされた。あたしの思考回路では、取り調べ中に拳銃自殺でもしたらどうしようとびくびくしていたです。
さて、今週のお話で気になるのは、
(1)カガミは反省しているのか?二十面相はもうやめるの?
先週のあの場面から、今週いきなり取調室になってるということは、カガミは正体を知られた途端、抵抗もせずに逮捕されたということだよね? なぜ?それはもう二十面相はやめるということだろうか。目的の男を死なせたからもういいってこと?
話を整理すると、カガミは前々から二十面相じゃあなくて、ほんの一週間前?妹が殺された直後から二十面相になったということだったようだ。一週間で何人も殺したんだから普通の精神状態じゃなかったとしても、確固たる目的意識のある殺しだった。ここでやめる気になったとしたら、それはなぜ? それとも彼はまだやめないつもりなのか? 妹を殺害されたことによる一時的な錯乱による心神耗弱とか情状酌量で、案外早く出てくるつもりなのかもしれない? そこらへんカガミの考えていることは、今週の30分ではわからなかった。ほとんど本人の回想シーンとモノローグなのに。
この話は、いくらアニメでもいろいろちょっと問題かと思う。まずおとり捜査?のために先々週の誘拐犯を放逐しているところ。超法規的措置で彼を出したのはアケチだ。ここは問題にならないのか?主人公補正?(^_^;) これがなければ無辜の民であるサチコ父が殺人をする必要などなかった。ここは誘拐犯ザマアどころじゃなくて、行政と司法制度の敗北といえる。これが今週の物語の結論ということなのか。
またナカムラはカガミの事情を知っている立場で、なのに「なんでこんな…」とかそれをおまえが言う? 飲みに誘う気遣いはしてるのに?カガミの心情を思いやらない? このキャラはちょっとあやしい。ひょっとして共犯?もしくは黒幕?犯人を病院から逃がしてカガミの家を教えるとか。だって妹しかいないと犯人はなぜ知ってる?カガミんちにもっとごつい自衛官の兄とかいたら返り討ちにあうとは思わなかったのね。うーむ今後もチェックキャラだ。
(2)コバヤシくんは何を考えている?
先週と今週、コバヤシくんの出番はない。放送第一回では、先生の死体を見てどきどきわくわくしちゃった?ような子。容疑者扱いされて嬉しがっちゃうような子。それがさっぱり出番がないのはなぜ? 最低でも二十面相に人質にされるくらいの扱いはされると思っていた(^_^;) この故意の沈黙は何かの伏線?それとも本当に何も考えてないただのアホなのか?
(3)間接的なグロ表現(^_^;)
TVだからしょうがないけど、絵で説明されないことがいろいろあって、セリフから類推しないとわからないこと大杉。損壊の激しい……という表現で、妹がすでに死体だということはわかるけど、何がどうひどいのかわからん。そのあとで,カガミが犯人をどうやって殺したか説明があって、それと今週のタイトルと合わせて、死体の状況が想像される。絵だけではわからないアニメってもやもやするよね。
(4)二十面相事件はまだ終わらない…
バタフライファイルとか3年前の話は積み残したよね。最終回までおあずけなのか。
#4「二十面相」(7.25)
一話完結かと思ったら、話は次回につづく…。うおおおおお。来週までこのままもやもやとして待てと?(^_^;)
今回は二十面相が登場。OPにも出てくる左目上に十字印のドクロは、二十面相を意味する記号。二十面相はこのドクロマスク姿で、ネット動画で殺人予告をする。その正体は?
正体については、一番あやしい人がやっぱり犯人的な、ひねりも何もなく直球でカガミ警視。
(1)カガミ警視は物語から退場?
動機などの詳細は来週語られるらしいけど、ええと、まだ4話。このアニメは12話だと思うけど、こんなに早く二十面相の正体が明かされて、このあとどうするんだろう? いや、二十面相事件はもっと以前からあるから、そっちを掘り起こす方法にいくのかもしれないけど、じゃあカガミ警視は来週で退場? アニメ公式のトップページに行くと、カガミの絵はちょっと後ろ向き加減なのは、これが理由だったの? まさかとは思うけど、来週死んだりして????(^_^;) ここで死なれるとアニメ見る動機が著しく意欲減退するなあ。グレンラガンのときも、カミナ死んだあとストーリーが頭に入ってこなかったもんな…
(2)3年前の二十面相事件とは?
これが気になって、過去の放送分を見直したんだけど、特に伏線になるようなものはなかったな。第1話でアケチの謎の回想シーン(判別不明の人の黄色い絵)と3話で見ているモニタの画面(二十面相のどくろ)とバタフライファイアルと題された書類。こういうのが関係してくるんだろうか。
それと今回、ハシバが3年前の二十面相事件はうちも関係あるみたいなことを言ってて、なんかこの子、コバヤシくんにどきどきしてるだけの変な子設定だけじゃないのが伺われる。
(3)黒蜥蜴はどういう人? アケチは何を頼みに行ったのだろう? 獄中にいてそれを実現できるのはなぜ?
(4)二十面相とは何か。
このアニメは、乱歩作品に出てくる人物や単語で構成されているだけで、元の話からだいぶ離れている。あの原作をそのまま映像にしようと思うとそれは時代劇になってしまうので、ケータイやインターネットのある時代設定になるとそのままでは使えない、というのはわかる。予告状でも原作の二十面相は書面(当事者や新聞社に送り付ける)だけど、このアニメの二十面相はネット動画で瞬時に庶民にも配信だ。
設定や小道具はともかく、原作の二十面相はこういう役じゃないよね。少年探偵団とも遊んでくれるし(肝試しイベントにわざわざやってきてオバケ役をやる(^_^;))コバヤシくんをかわいいと公言してはばからない、ドロボーということ以外はわりといいヒト。原作の萌えどころだが、このアニメでは二十面相はコバヤシくんとは接点がない。でもコバヤシくんは主人公だぞ、そこらへんはどうするんだろうな。
二十面相事件についてはこれから出てくるんだろうけど、OP映像にヒントはおないかな。キャラクターのバストショットで登場人物みんなドクロマスクが出てくる。みんな二十面相? 二十面相って変装の名人で顔が二十あるという意味だけど、このアニメではもしかしたら二十面相は他にもいる!二十人いる!的な意味での二十面相?(^_^;) そう考えると、過去の二十面相はこの中にいるとか? ベテランのナカムラ刑事だってハシバだって黒蜥蜴だって二十面相かもしれないじゃないか。今回の二十面相は若いカガミ警視なのでやたらケンカが強かったけど、人を殺すのに腕力は必ずしも必要じゃないから、ハシバだってコバヤシだって二十面相にはなれる。あ、アケチが実は二十面相というオチとかどうよ?頭痛がする頭痛がする…もうひとりのアケチがいて…とか。
(5)二十面相がコニタンの超二枚目ボイスとか超萌えるんですけどお(〃▽〃) ここで終わっては残念すぎる。コニタンボイスで「かわいいよ、小林君」とか聞ける少年探偵団とか二十面相のBLが読みたいっすね。(スイッチ入ってるぞわし(〃▽〃))
#3「影男」
好みじゃないアニメ、と先週書いたような気がするけど、意外に変化球のつり球が多くて、好みじゃなくても意外に面白いかもしれない。
OPとEDの鬱なかんじ。OPは絵が多くてちかちかと切り替わり、ちょっとスローで見た方がいいかも。OPは通常監督が演出するもので、作品の世界観や方向性を反映しているものなので、作品を理解するにはじっくりきちんと見る必要がある。(あとでちぇっく)
3話目はけっこうおもしろい印象だったが、題材的には胸くそ悪い話。てめえの血は一体何色だー!北斗の拳なら絶対次のページでミンチになってスッキリするのに、このアニメでは逮捕。コニタン刑事の話で再犯だと聞かされ、余計にもやっとする結末。
この回は推理ものじゃないし、ミステリーというほどでもないんだけど、ちょっといろいろと気になることが……
(1)女装の小林君は男の娘なのか?
小林君の女装は原作にもあることなので、これに異論を唱えることはできない。最初の「怪人二十面相」からやってて、けっこうあとの方の巻でも出てくるので(挿し絵では女子高生くらい)、本格的に小林君の必殺技なのである。ただこのアニメの小林君は女装するまでもなく、最初から女の子体形の女の子ボイスなので、女装とか言われてもどうもぴんと来ないぞ。なんだろう、このなんかニアBLを狙った感じで、実は全然かすりもしない感。
コバヤシくんとセット売り?らしいハシバくんは、同性であるコバヤシくんが着替え始めたあたりからどきどき(〃▽〃)しているので、ホンモノの変な子か、さもなくば本当はコバヤシくんは女の子? このアニメ絵ではよくわかりません。
(2)いきなりアケチくんが身体を張って犯人を逮捕。犯人が抵抗したわけだから、ここはカガミ刑事が職務をまっとうするべきなのに、アケチがいきなり割って入るのは何故なのか? ……ひょっとして、カガミを制止させるため?
(3)カガミは、犯人は再犯だと言っていた。警察官としては悔しいとか無念とかいろいろ憤るものがあると思うが、そこは画面にはっきりとは出てこない。
それで、カガミ警視のことなんだけど、このキャラって原作にいる? 少年探偵団は中村警部が定番だったよね。
カガミ刑事は、妹から電話を受けるのがこれで2度目だ。着信があって、ちょっと失礼とかいって会話してて、妹から晩飯のことだった…などと答え、アケチからシスコンとかいわれて、ちがうぞなどと反論したり。それで、今週はよりによって女の子が誘拐され殺される話で、私はカガミ刑事の妹語りは何かの伏線?と感じた。
カガミ刑事のことは、まだよくわからない。電話している妹とはどんな人なのか?直接ストーリーに関係ないネタを2回も続けるからには、後で出てくる話に何かしらつながっていくはずだ。ひょっとして、カガミの妹は過去の事件関係者?もしかして実在しない?とか。だって兄貴キャラ+声が小西克幸だぜ?何か絶対仕込んでるんでるんじゃないか、って思わない?(@o@)
そもそも原作(ここは少年探偵団として)における警察とか中村警部は、犯人を最後にしょっぴいて行く役目であって、ストーリーに積極的に食い込んでは来ない。しかしこのアニメでは、カガミはOPでは前から4番目の立ち位置だ。
そこでちょっとOPを見直す。OPの前半、主要人物紹介的なバストショットの連続シーンがある。カガミはどう描かれているんだろうか。
↓左向き顔と、シルエット

↓頭蓋骨のかぶりもの? と 拘束具姿
この2カットはどのキャラにもあって、特にこの色反転みたいな2カット目は、いったい何を意図した表現なのだろうか。
この頭蓋骨は左目上に十字の傷?のようなものがあって、右目下に涙の滴のような跡がある。この頭蓋骨のモチーフは、OPの冒頭からしばしば出てくるが、これが何か物語的に意味があるのだろうか。なぜそれを登場人物が皆かぶっているのか。
そして拘束具姿のキャラクター。この拘束具は全員形が違い、よく見ると顔だけでなく身体も拘束している。これも何かの寓意なのか? 抑圧?沈黙?ブラインド? うーん、一番まともそうなカガミ警視もやっぱりワケアリな人物なのだろうか。
そしてEDは、コバヤシくんのシルエットから始まる。やはりガイコツのイメージで、餓鬼草紙か地獄草紙絵図のようなのが出てくるが、よく見るとこの群像絵は48手みたいなH図? そして解けるように崩れていって、最後に前のめりのコバヤシくんを支える人が…
↓これってアケチ?それともハシバ? そのあと↓大人体形の男女シルエットになるけど、これは誰なの?
まさか、コバヤシくん女の子に?
#1+#2「人間椅子」
前後編。中学校の教室で担任教師のバラバラ死体。容疑者は現場で気を失っていた小林くん。いったんは釈放されたものの、とうとう逮捕されてしまった小林くんの推理は?
感想。このアニメ、はっきりいって私の好みからだいぶ外れているので、コニタンが出てなかったら軽く猫またぎだったろう。アホ毛の立ったボクっ娘とか年齢不明の大人キャラとか、原作の非日常感を中和する狙いがあるのかもしれないけど。そもそも主人公中学生に女優の声がついたアニメはだいたい私はスルーだな(^_^;)
そこらへんの自分の好みから外れる、ということを差し引いても、なかなか面白かったです。このあとどうなる?感もあり、さらっと流していたけど、おいおいこの教師やばいだろ(@o@)倒錯した動機とか。主題歌の非日常感もなかなかマッチしてて。
アケチくんが高校生って、これはちょっと老けすぎでしょう。じゃあコニタン警視は何歳なんでしょうね(^_^;)
BLっぽい雰囲気はあるけど、主人公が女の子声なので、中和されてるから安心、私にはイマイチだけど(-_-;) でも主人公が女優でないとアニメ見ない人もいるだろうから(私の真逆)、男だか女だかわかんないあたりが営業的には正解なのかもしれない。
ちなみに、原作少年探偵初期の小林くんは女装もしてたから、これでいいんだといわれれば、その通りである。
つづく。
数式ってなんだ?(^_^;)
エンターキーぽちっとな☆すると、状況を改善できるのか?なぜ?どうやって?
やっぱ教室や家庭の話に集約すると、話のスケール感が矮小になるよね……。二十面相の数式の発端はそこなのか?
でも前にも思ったけど、妹や弟の恨みをはらしてやろう犯人をぶっ殺してやろうと思う動機そのものは、それってすごくふつーじゃない? 自分が殺される前に振りかかってくる火の粉は全部ぶっとばそうとするのも、それも普通じゃん? 動機的に何もおかしくない。特に疑問に感じないので、このアニメの萌えろどころは実は私はよくわらない。私、ふつーは萌えないのね(^_^;) まあサクジュン的な動機ならこれ萌えアニメなのかもしれないけど(私には守備範囲外)。
コバヤシくんが死んで、いったいどういう意味があるの? コバヤシくんはわかってるみたいだけど、でも私はわかりませんでした。
やっぱりアニメって、年寄りが見るものじゃないのかも(^_^;) どんどん置いていかれてる気がする…
#9「恐ろしき錯誤」(9.5)
数式ってなんだ? 何か数値を入れると解が出せるなら、それは方程式のことか? なんだかさっぱりわからない。
ほらね?やっぱりナミコシ二十面相生きてたじゃん。あれ?そもそも3年前の事件てなんだったの?
そして新たな二十面相は検死官。ああ、OPとかメインキャラでわざわざ紹介されていたわりには出番が少ないのは変だと思っていたんだ。ここでそんな使われ方を。そういえば、前の週カガミと面会していたのは検死官だったよね。あれ、ちょっと変だと思ってたんだ。
そしてOPのキャラの羅列の最後に出てくるファーのついたコートのドクロ仮面が、キャラ紹介にはないのにOPに出てくるその意味も。実はラスボスだったのですね。……で、いままでどこにいたんだ?
じぇんじぇんなんだかわからんが、もういいや。
気になるのは、コバヤシくんだが。彼の視界からハシバくんが消えたのは何故だろう? コバヤシ視点では消えたのはハシバくんだけど、ハシバくん視点では現実世界から乖離して消えつつあるのはコバヤシくんだろう。じゃあ、あの場面でコバヤシくんの肩を捕まえたのはハシバくんなのだろうか?
そして、気になるナカムラ警部のワンカット。この人も二十面相化するんだろうか。
そして高いところが大好き、ジュンジュン二十面相。あそこで左目がきらーん☆とかなったらどうしようとどきどきしちゃった。
カガミさんは今週は出番なし。もう出ないのかもね(^_^;) コニタンの兄貴キャラは途中退場がお約束。
#7+#8「パノラマ島奇譚」(8.22)
なんだよコバヤシくんの水着回じゃないのかよ。別に見たかったわけじゃないけど、こんだけ萌え豚どもを煽っておいて無責任じゃないのか。あっそうだ。カガミさんがガクトになっていたでゴザルよ、髪形が。
さて、前後編だが、なんだか謎てんこ盛りの謎展開だった。まだ一回しか見てないけど、一回見ただけだとなんだかわからないことが多くて。
まず、タイトルになってるパノラマ島殺人事件?だが、二週にわたってぴっぱるような濃い話だったのだろうか? 事故死に見せかけたはず、だけど明智がここにやってきたのは二十面相の予告状が出たからでしょ? 犯人は何をしたかったの???
「動機はわからない」そうかも。しきりに友達の仇を強調していたけど、本当のところは違うのかも。例えば、自分がマネキンの原型扱いでしかないことが許せなかったとか?愛人扱いだったら文句はなかったのかもしれない。←そうは書いてなかったですが。
そして唐突に雄弁に語り出すアケチくんの過去。あれは今から3年前……。少年マンガの主人公の過去はだいたい3年前くらいなのだ。なぜなら、中高生が主人公として、10年前までさかのぼると赤ちゃんに戻ってしまう。5年前でも幼稚園が小学生で、人生の転機になるような事件事故があるような歳じゃないから、3年くらい前が青少年にとっての「過去」なのだ。
ここでジュンジュンボイスのアケチのお友達登場。いっておくが、天才だから友達がいないというのは違うぞ。誰にも声かけてもらえないような子だったんでしょ?(^_^;) それでここがわからない。数式が二十面相の創造につながるのはなぜ????最後までわからなかった。じゃあ、再三アケチがながめていたメモはこれ? なんかよくわからないが、ナミコシがお面かぶってるのは、つまり最初に二十面相の天誅を実行したのはナミコシ? 新宿のあそこで自殺したのは何故? 数式に不備があるといっていたけど、じゃあなぜそれを修正しなかったの? 修正していたら、最低でもナミコシは死ななくてもよかったんじゃないの?……彼らの理論がよくわからなかったので、全然わかりません。アケチは何を怒ってるんでしょう。友達甲斐がないヤツだった自分の過去を悔いている? 頭痛が痛いのは、ただの体質?
残り話数が少なくなってきたけど、アケチは二十面相を殲滅できるんでしょうか? そこは数式で計算するんじゃないのね????
カガミさんは面会室でしか会えそうにないですが、脱獄して二十面相になって、かっこいいコニタンボイスで「また会おう明智君」とやると盛り上がると思うんだよね。さっそくコニタンボイスで少年探偵団(原作本)を読み直してみる。つづく。
追記。あとで気がついたけど、元祖ナミコシ二十面相は死んでないってことは?二十面相をつぶしていけば、いずれ本物に出会う、ということでアケチはがんばっている?ということもあるかな。
(7.22)パノラマ島奇譚は前後編なので、感想は来週まとめて。
カガミはやっぱり退場なのか? 原作の二十面相は脱獄だの、逮捕したら偽物だったりが常だけど。
#6「地獄風景」(8.7)
今週のお話は明知事務所にささいなトラブル連発。爆弾。捨て猫。捨て赤ちゃん。階下で立てこもり事件?
ここまでわりと鬱な事件を取り扱ってきたとはいえ、本格ミステリというほどでもなかったのに、ここで箸休めみたいな話を入れられても、感想書くのにちょっと困るわね(^_^;) ここまで5話しか消化してないとはいえ、何がどうして名探偵なのちょっと謎なわけだし。アケチさんも探偵らしいことはあまりやってないよね。影男さんは、過去に一回しか出演してないけど、今週のやりとりからすると何年ものおつきあいなのがなんとなくわかる。女の子にしか興味がない影男さんも、コバヤシくんには妙になれなれしいので、やっぱりコバヤシくんは少女カテゴリなのでは?(^_^;)
コバヤシくんの謎の性格。人間については他人は一切に視界に入ってこないのに、ネコや赤ちゃんは個体として見えてるんだ? そこもよくわからん。
今週は能天気に終わるのかと思ったら、エンディング後のCパートに、どこぞに収監されているカガミに接見しているナカムラ警部が出てきた。ナカムラはやっぱり怪しい。やっぱり最初の二十面相はナカムラだったんじゃ? それとカガミも何かちょっと変かな… なんかセリフが文言通りの意味に聞こえない。何か含みがあるような気がするの。チョーとか小西に役をあてがうってのは、絶対何か裏の裏があるとしか思えない。先週で片づけたはずなのに、Cパートにわざわざ出してくるってそういうことよね。
つづく。
#5「芋虫」(7.31)
カガミ二十面相動機編。
ものすごい直球だった。それが良かったのかは、私の趣味からいうとちょっと微妙(´・ω・`) 予想をこれっぽっちも裏切らない、多分こうだろうと視聴者が想像した通りのお話だった。30分でわかりやすく説明し、カガミに関することを来週に持ち越さないということでは、こうあるべきなのだろう。
だけど、妹や娘を殺されて、衝動的にあるいは冷静に犯人ぶっ殺してやろうと思うのは、それってすごく普通。狂気でも変態でもなんでもない。このひねりも何もないカガミの動機と行動が、薄めてないウイスキーのようにぐっと伝わってくるものがあって、そこが今週の見せ場。だけど私はもっとひねくれたお話を想像していたので、ああっ、私って歪んでる〜?(^_^;)もうアニメを見る歳じゃないのね?(^_^;)と気付かされた。あたしの思考回路では、取り調べ中に拳銃自殺でもしたらどうしようとびくびくしていたです。
さて、今週のお話で気になるのは、
(1)カガミは反省しているのか?二十面相はもうやめるの?
先週のあの場面から、今週いきなり取調室になってるということは、カガミは正体を知られた途端、抵抗もせずに逮捕されたということだよね? なぜ?それはもう二十面相はやめるということだろうか。目的の男を死なせたからもういいってこと?
話を整理すると、カガミは前々から二十面相じゃあなくて、ほんの一週間前?妹が殺された直後から二十面相になったということだったようだ。一週間で何人も殺したんだから普通の精神状態じゃなかったとしても、確固たる目的意識のある殺しだった。ここでやめる気になったとしたら、それはなぜ? それとも彼はまだやめないつもりなのか? 妹を殺害されたことによる一時的な錯乱による心神耗弱とか情状酌量で、案外早く出てくるつもりなのかもしれない? そこらへんカガミの考えていることは、今週の30分ではわからなかった。ほとんど本人の回想シーンとモノローグなのに。
この話は、いくらアニメでもいろいろちょっと問題かと思う。まずおとり捜査?のために先々週の誘拐犯を放逐しているところ。超法規的措置で彼を出したのはアケチだ。ここは問題にならないのか?主人公補正?(^_^;) これがなければ無辜の民であるサチコ父が殺人をする必要などなかった。ここは誘拐犯ザマアどころじゃなくて、行政と司法制度の敗北といえる。これが今週の物語の結論ということなのか。
またナカムラはカガミの事情を知っている立場で、なのに「なんでこんな…」とかそれをおまえが言う? 飲みに誘う気遣いはしてるのに?カガミの心情を思いやらない? このキャラはちょっとあやしい。ひょっとして共犯?もしくは黒幕?犯人を病院から逃がしてカガミの家を教えるとか。だって妹しかいないと犯人はなぜ知ってる?カガミんちにもっとごつい自衛官の兄とかいたら返り討ちにあうとは思わなかったのね。うーむ今後もチェックキャラだ。
(2)コバヤシくんは何を考えている?
先週と今週、コバヤシくんの出番はない。放送第一回では、先生の死体を見てどきどきわくわくしちゃった?ような子。容疑者扱いされて嬉しがっちゃうような子。それがさっぱり出番がないのはなぜ? 最低でも二十面相に人質にされるくらいの扱いはされると思っていた(^_^;) この故意の沈黙は何かの伏線?それとも本当に何も考えてないただのアホなのか?
(3)間接的なグロ表現(^_^;)
TVだからしょうがないけど、絵で説明されないことがいろいろあって、セリフから類推しないとわからないこと大杉。損壊の激しい……という表現で、妹がすでに死体だということはわかるけど、何がどうひどいのかわからん。そのあとで,カガミが犯人をどうやって殺したか説明があって、それと今週のタイトルと合わせて、死体の状況が想像される。絵だけではわからないアニメってもやもやするよね。
(4)二十面相事件はまだ終わらない…
バタフライファイルとか3年前の話は積み残したよね。最終回までおあずけなのか。
#4「二十面相」(7.25)
一話完結かと思ったら、話は次回につづく…。うおおおおお。来週までこのままもやもやとして待てと?(^_^;)
今回は二十面相が登場。OPにも出てくる左目上に十字印のドクロは、二十面相を意味する記号。二十面相はこのドクロマスク姿で、ネット動画で殺人予告をする。その正体は?
正体については、一番あやしい人がやっぱり犯人的な、ひねりも何もなく直球でカガミ警視。
(1)カガミ警視は物語から退場?
動機などの詳細は来週語られるらしいけど、ええと、まだ4話。このアニメは12話だと思うけど、こんなに早く二十面相の正体が明かされて、このあとどうするんだろう? いや、二十面相事件はもっと以前からあるから、そっちを掘り起こす方法にいくのかもしれないけど、じゃあカガミ警視は来週で退場? アニメ公式のトップページに行くと、カガミの絵はちょっと後ろ向き加減なのは、これが理由だったの? まさかとは思うけど、来週死んだりして????(^_^;) ここで死なれるとアニメ見る動機が著しく意欲減退するなあ。グレンラガンのときも、カミナ死んだあとストーリーが頭に入ってこなかったもんな…
(2)3年前の二十面相事件とは?
これが気になって、過去の放送分を見直したんだけど、特に伏線になるようなものはなかったな。第1話でアケチの謎の回想シーン(判別不明の人の黄色い絵)と3話で見ているモニタの画面(二十面相のどくろ)とバタフライファイアルと題された書類。こういうのが関係してくるんだろうか。
それと今回、ハシバが3年前の二十面相事件はうちも関係あるみたいなことを言ってて、なんかこの子、コバヤシくんにどきどきしてるだけの変な子設定だけじゃないのが伺われる。
(3)黒蜥蜴はどういう人? アケチは何を頼みに行ったのだろう? 獄中にいてそれを実現できるのはなぜ?
(4)二十面相とは何か。
このアニメは、乱歩作品に出てくる人物や単語で構成されているだけで、元の話からだいぶ離れている。あの原作をそのまま映像にしようと思うとそれは時代劇になってしまうので、ケータイやインターネットのある時代設定になるとそのままでは使えない、というのはわかる。予告状でも原作の二十面相は書面(当事者や新聞社に送り付ける)だけど、このアニメの二十面相はネット動画で瞬時に庶民にも配信だ。
設定や小道具はともかく、原作の二十面相はこういう役じゃないよね。少年探偵団とも遊んでくれるし(肝試しイベントにわざわざやってきてオバケ役をやる(^_^;))コバヤシくんをかわいいと公言してはばからない、ドロボーということ以外はわりといいヒト。原作の萌えどころだが、このアニメでは二十面相はコバヤシくんとは接点がない。でもコバヤシくんは主人公だぞ、そこらへんはどうするんだろうな。
二十面相事件についてはこれから出てくるんだろうけど、OP映像にヒントはおないかな。キャラクターのバストショットで登場人物みんなドクロマスクが出てくる。みんな二十面相? 二十面相って変装の名人で顔が二十あるという意味だけど、このアニメではもしかしたら二十面相は他にもいる!二十人いる!的な意味での二十面相?(^_^;) そう考えると、過去の二十面相はこの中にいるとか? ベテランのナカムラ刑事だってハシバだって黒蜥蜴だって二十面相かもしれないじゃないか。今回の二十面相は若いカガミ警視なのでやたらケンカが強かったけど、人を殺すのに腕力は必ずしも必要じゃないから、ハシバだってコバヤシだって二十面相にはなれる。あ、アケチが実は二十面相というオチとかどうよ?頭痛がする頭痛がする…もうひとりのアケチがいて…とか。
(5)二十面相がコニタンの超二枚目ボイスとか超萌えるんですけどお(〃▽〃) ここで終わっては残念すぎる。コニタンボイスで「かわいいよ、小林君」とか聞ける少年探偵団とか二十面相のBLが読みたいっすね。(スイッチ入ってるぞわし(〃▽〃))
#3「影男」
好みじゃないアニメ、と先週書いたような気がするけど、意外に変化球のつり球が多くて、好みじゃなくても意外に面白いかもしれない。
OPとEDの鬱なかんじ。OPは絵が多くてちかちかと切り替わり、ちょっとスローで見た方がいいかも。OPは通常監督が演出するもので、作品の世界観や方向性を反映しているものなので、作品を理解するにはじっくりきちんと見る必要がある。(あとでちぇっく)
3話目はけっこうおもしろい印象だったが、題材的には胸くそ悪い話。てめえの血は一体何色だー!北斗の拳なら絶対次のページでミンチになってスッキリするのに、このアニメでは逮捕。コニタン刑事の話で再犯だと聞かされ、余計にもやっとする結末。
この回は推理ものじゃないし、ミステリーというほどでもないんだけど、ちょっといろいろと気になることが……
(1)女装の小林君は男の娘なのか?
小林君の女装は原作にもあることなので、これに異論を唱えることはできない。最初の「怪人二十面相」からやってて、けっこうあとの方の巻でも出てくるので(挿し絵では女子高生くらい)、本格的に小林君の必殺技なのである。ただこのアニメの小林君は女装するまでもなく、最初から女の子体形の女の子ボイスなので、女装とか言われてもどうもぴんと来ないぞ。なんだろう、このなんかニアBLを狙った感じで、実は全然かすりもしない感。
コバヤシくんとセット売り?らしいハシバくんは、同性であるコバヤシくんが着替え始めたあたりからどきどき(〃▽〃)しているので、ホンモノの変な子か、さもなくば本当はコバヤシくんは女の子? このアニメ絵ではよくわかりません。
(2)いきなりアケチくんが身体を張って犯人を逮捕。犯人が抵抗したわけだから、ここはカガミ刑事が職務をまっとうするべきなのに、アケチがいきなり割って入るのは何故なのか? ……ひょっとして、カガミを制止させるため?
(3)カガミは、犯人は再犯だと言っていた。警察官としては悔しいとか無念とかいろいろ憤るものがあると思うが、そこは画面にはっきりとは出てこない。
それで、カガミ警視のことなんだけど、このキャラって原作にいる? 少年探偵団は中村警部が定番だったよね。
カガミ刑事は、妹から電話を受けるのがこれで2度目だ。着信があって、ちょっと失礼とかいって会話してて、妹から晩飯のことだった…などと答え、アケチからシスコンとかいわれて、ちがうぞなどと反論したり。それで、今週はよりによって女の子が誘拐され殺される話で、私はカガミ刑事の妹語りは何かの伏線?と感じた。
カガミ刑事のことは、まだよくわからない。電話している妹とはどんな人なのか?直接ストーリーに関係ないネタを2回も続けるからには、後で出てくる話に何かしらつながっていくはずだ。ひょっとして、カガミの妹は過去の事件関係者?もしかして実在しない?とか。だって兄貴キャラ+声が小西克幸だぜ?何か絶対仕込んでるんでるんじゃないか、って思わない?(@o@)
そもそも原作(ここは少年探偵団として)における警察とか中村警部は、犯人を最後にしょっぴいて行く役目であって、ストーリーに積極的に食い込んでは来ない。しかしこのアニメでは、カガミはOPでは前から4番目の立ち位置だ。
そこでちょっとOPを見直す。OPの前半、主要人物紹介的なバストショットの連続シーンがある。カガミはどう描かれているんだろうか。
↓左向き顔と、シルエット

↓頭蓋骨のかぶりもの? と 拘束具姿

この2カットはどのキャラにもあって、特にこの色反転みたいな2カット目は、いったい何を意図した表現なのだろうか。
この頭蓋骨は左目上に十字の傷?のようなものがあって、右目下に涙の滴のような跡がある。この頭蓋骨のモチーフは、OPの冒頭からしばしば出てくるが、これが何か物語的に意味があるのだろうか。なぜそれを登場人物が皆かぶっているのか。
そして拘束具姿のキャラクター。この拘束具は全員形が違い、よく見ると顔だけでなく身体も拘束している。これも何かの寓意なのか? 抑圧?沈黙?ブラインド? うーん、一番まともそうなカガミ警視もやっぱりワケアリな人物なのだろうか。
そしてEDは、コバヤシくんのシルエットから始まる。やはりガイコツのイメージで、餓鬼草紙か地獄草紙絵図のようなのが出てくるが、よく見るとこの群像絵は48手みたいなH図? そして解けるように崩れていって、最後に前のめりのコバヤシくんを支える人が…
↓これってアケチ?それともハシバ? そのあと↓大人体形の男女シルエットになるけど、これは誰なの?


まさか、コバヤシくん女の子に?
#1+#2「人間椅子」
前後編。中学校の教室で担任教師のバラバラ死体。容疑者は現場で気を失っていた小林くん。いったんは釈放されたものの、とうとう逮捕されてしまった小林くんの推理は?
感想。このアニメ、はっきりいって私の好みからだいぶ外れているので、コニタンが出てなかったら軽く猫またぎだったろう。アホ毛の立ったボクっ娘とか年齢不明の大人キャラとか、原作の非日常感を中和する狙いがあるのかもしれないけど。そもそも主人公中学生に女優の声がついたアニメはだいたい私はスルーだな(^_^;)
そこらへんの自分の好みから外れる、ということを差し引いても、なかなか面白かったです。このあとどうなる?感もあり、さらっと流していたけど、おいおいこの教師やばいだろ(@o@)倒錯した動機とか。主題歌の非日常感もなかなかマッチしてて。
アケチくんが高校生って、これはちょっと老けすぎでしょう。じゃあコニタン警視は何歳なんでしょうね(^_^;)
BLっぽい雰囲気はあるけど、主人公が女の子声なので、中和されてるから安心、私にはイマイチだけど(-_-;) でも主人公が女優でないとアニメ見ない人もいるだろうから(私の真逆)、男だか女だかわかんないあたりが営業的には正解なのかもしれない。
ちなみに、原作少年探偵初期の小林くんは女装もしてたから、これでいいんだといわれれば、その通りである。
つづく。