サイボーグ009

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このシーンで胸がきゅーんとなります

「サイボーグ009」1968年放送(モノクロ)全26話

 最後に再放送を見たのは、小学6年ごろだと思う。(歳バレ(^_^;))TV放送がカラーになってからは、白黒のアニメってほとんど放送されなかったのね。
 009は私にとって、運命の作品かもしれない。アニメやマンガ絵を描きまくっていた私、教室のお友達からも上手いね似てるねと誉められて、自分には絵の才能があるのではないか(^_^;)などとちょっと調子こいていた頃に出会ったのが009だった。
 当時はマンガ絵とくに少女マンガ絵なんかを真似て描いてると「オニンギョサン」を描いてる、などと貶された。大きな目や金髪が現実的じゃない、だの、痩せた手足が不健康、だの貶されたものだった。(親とか先生とか大人に。)そんなわけでマンガ本は買ってもらえなかったので、私は友達の家でマンガを読ませてもらい、学校でマンガを描いていた。そしてそのマンガ絵を描いたノートの隠し場所は、教室の机の中だった(^_^;)
 お絵書き一辺倒だった私が、マンガにはキャラクターとストーリーがある、と認識した初めてのアニメが009だったのだ。

 私は003が好きだった。はず。
 当時のことはあまりに昔なのでよく覚えていないが、まだ腐女子以前だった私は、女の子キャラに自分を投影して見ていた。美人で髪が長くて、お姫さまのよう。まだ自分を客観的に見られる思春期より前のことなので、美女=自分(^_^;)みたいな感覚。
 003が好きだったわけはもうひとつある。それは戦うヒロインだったこと。他の00戦士と同じような戦闘服を着て、銃を持って一緒に戦う。撃つだけだけどね。銃撃戦で活躍はしないけどね(^_^;) でも戦闘員の一人であることに、何か感じ入るものがあったんだと思う。女の子だからはぶられてる感じがないのが、良かったんだと思う。この後私は少年マンガへ行ってしまうのだが、その兆しのようなものはすでにあったのだと思う。
 003にはフランソワーズという名前がある。アニメを見ているとわかる。009はジョーが本名で、003はフランソワとか呼ばれたりしている。カタカナの名前だ。すてき(〃▽〃) フランス人の女の子で、名前はフランソワで、バレリーナで……というキャラクター設定を考えながら、帳面に003の絵を描いてました。
 他の00戦士にも、みんな本名があり、それぞれに国籍や職業が違う。私は009と003しか描けない子だったのだけど、他のキャラも描こうと思って練習しました。外人なんかTVでしか見たことないけど、外国なんて地図帳でしか知らないけど、009で初めて地球全体のことを考えた。
 そうそう、後年キン肉マンで世界各地出身のいろんな超人、いたじゃない?日本はリキシマン、アメリカはテリーマン。あれの原型が009なのね。
美人でお姫さまボイスの003
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身の程知らずにもこれが自画像だった私(^_^;)↑


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(2.26)第3巻(#11〜#15)
 けっこう毎回中身が濃いですね、009。私はアニメを先に見て、アニメで出てきた話を原作で探したわけです。30分では語りきれないお話が多くて、どうして原作どおりにアニメにしなかったのかなあ、と子供心に思っていました。
#15「悲劇の獣人」
 この話を探して私は原作を手に取ったんだと思います。腐女子以前の少女だった私は、自分=フランソワだったから、009が将来の結婚相手と確定してしまうこのお話、すごいどきどきした……ような覚えがある。少女マンガもあまりよく知らなかったので、恋愛ものにまったく免疫がなかった。あたしにもそういう時代があったんです(^_^;) だからこのお話は萌えに萌えた。そして原作でこの話を探し出したときも、やっぱり萌えた。原作者公認〜みたいな感覚だったのかも。
 今改めて見直すと、さらっと話を流してしまっているけど、300年後に人類滅亡確定…については誰も言及してないのね。敵ボスのノア役が市川治でこれがとってもかっこよい。王子様役はみんな市川治だった時代もあったわね。
#14「呪われた砂漠」
 …は秘境に踏み入って謎が謎を呼ぶミステリー仕立て。モーゼが立体映像だったりする種明かしも、当時はけっこうSFな印象をもったものだった。でも砂漠の地下に巨大な基地と、そこまで海底トンネル通すような技術と金があったら、もっと他のことに使おうとなぜ思わないんだろうなあ……(^_^;)
#11「天かける巨人」
 民間航空会社の新型輸送機開発のお話。この話はすごい印象に残っていて、子供心に気に入らないお話だった。それは……ゲストキャラの女の子と009のラブシーンがあるからだ(^_^;) 試験飛行の成功を、開発者は洋上で知ったり、クライマックスはコクピットでの格闘とか、面白い回ではあるけど、でも009でなくちゃいけないようなお話でもないしねえ。

(2.12)
 レンタル版は、ディスク1枚に5話収録。まだ10話まで見たところです。ここまでの感想。
 大昔のことなので、もうすっかり内容も覚えてないと思ってたら、見ているうちにいろいろ思い出しました。再放送時だと思うけど、私は毎回のお話をノートにメモしてたんだっけ。絵も描いたりして。なにしろ当時は録画ができなかったので、絵は目にやきつけて、ノートにお話や感想をしっかり書き残しておくしか方法がなかった。
 当時の記憶が蘇って、内容や感想を思い出せるところもけっこうあった。

石森絵
 劇場版009では微妙に違うと感じたキャラ絵は、意外にちゃんと石森絵している。アニメ絵は記憶にまったくなかったので、いったいどんな絵で動いていたのか不安だったが、石森絵らしい顔だ。私は当時この絵が大好きで、今見てもかっこいいとか思ってたりする。石森絵は、精緻で繊細な書き込みの絵になっていくけど、私はこのころの線の少ない絵で惚れたので、今でもこの絵が好き。
 ただ009の髪形は、やっぱり微妙に違う。009ヘアは、今風にいえばスーパーサイヤ人(^_^;)のようなかんじか。なにかよほど描きづらいものがあったのだろうか。

かっこいいSFの舞台は日本だけど近未来
 「平和」とか「戦い」とかを唱える作品。戦い、裏切、憐憫、などなど絵に描いたようにはっきりとわかりやすい寓話のようで、そのストレートな主張にじん…となる。
 でも、なんとなく現実感はない。実在する国家や戦争が出てくるけど、でもリアリティを追求しているわけではない。出てくる兵器も飛行機も車も、全部嘘型である。
 009たちの日常は、多分日本だと思うけど、とても1960年代の日本じゃない。このころは、まだくみ取り便所で、多くの日本人は和室で暮らしていました。鉄腕アトム以来、マンガやアニメのSF設定はみんな謎のハイカラ日本。誰も見たことはない夢の国だった。見ている子供(私とか)はどんな気持ちだったかというと、ドラえもんのようにいつも隣にいるヒーローではない。もっと高いところにあるイメージ。現実感がないといったけど、将来はきっと日本はこんな風になっているだろう……漠然とそんな前提で、前向きな気持ちで見ていたと思う。
 絵柄は、手塚とか藤子とか、シンプルな線でその作家独自の絵柄を表現しているのが、当時のマンガ絵だったのね。設定や背景が全部空想設定だから、様式的な人物表現の方がマッチしていたのだ。なぜなら服装や髪形も現実的じゃいけないから。
 一方、学園ものとかスポーツマンガだと、子供の日常周辺を題材するから、狭い汚い貧乏くさい(^_^;)、現実を反映していました。

博士は何でも屋
 後々になってガッチャマンを見た時、南部博士の専門はなんだろう?と思ったけど、やっぱりギルモア博士でもそれは思ったです(^_^;)
 我々庶民はよくわかってないので、博士と名がつく人は何でも知ってる何でもできる、と思っている。そういう大いなる誤解が、アニメとかには反映されている。ギルモア博士は、009たちの改造に関与している。機械工学が専門? でもドルフィン号とかつくっちゃったりするから、飛行機や潜水艦も設計しちゃうの? たまに武器も作ってる。機械関係はなんでも一緒くたに考えているのがわかる(^_^;) もちろん作家側もわかってて描いてるんだろうけれど、子供読者やテレビの前のよい子は誰も気にしないからこれでいいのである。

 それそれのエピソードはだいたい一話読みきり形式で、前後を入れ替えても不都合がない。だから見ていく順番はわりとどうでもいいかも。00サイボーグ誕生の話はなく、劇場版の続き的な内容だ。009、003、006、007はほぼ毎回出演で、日本?に住んでいて、何か事件があるとギルモア研究所にすぐ集まることができる。ギルモア研究所がまた立派な施設で、ここらあたりに優秀で有名な博士はお金持ち(^_^;)という誤解があるのもわかる。
 お話は、毎週009が何かの怪事件を調べたり首を突っ込んだりして、解決するために戦う。警察は場面場面に出てくるけど、009たちは警察と連携しているわけではない。かといって秘密裏に行動しているわけでもなさそう。なんの権限があっておまえは介入してくるんだよ(^_^;)的なことも言われない。
 印象に残っているお話をちょっとチョイス。
#2「Xの挑戦」
 この話は好きというわけではないけど、すごい記憶に残っていた。「夏のバラは美しい」的なセリフとか、夏の海を水着の男女がきゃきゃうふふしている絵とか、いろいろ恥ずかしい話だった。何が恥ずかしかったのかよく覚えてなかったので、そこは真剣に見直した。Xの声が女性なんだよね。それが受け付けないのはある。これが男の声だったら「夏のバラは美しい」もうっとりしたのかしらね。
#4「宇宙魔人」
 この回は記憶になかったけど、意外な結末でおもしろかったです。
#10「地底の黄金宮殿」
 見て思い出したけど、これは当時すごくドキドキして、名作だと思った回。005が初めて活躍する。黄金宮殿までは簡単にたどりついてしまうけど、それでも30分の中でいっぱい事件が起きて、ひねりもあり、005や007の会話も面白くて、ここまで見たところはこの回がベストかな。(003は出てこないけど。)

(つづく)


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