DIABLO #2 Ryuhei_Matsudaの大冒険

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友と一緒に旅立つRPG

DIABLO #2
 Ryuheiと女傭兵の物語

Abhaya という名の娘
 Ryuheiがいよいよディアブロ2の世界に旅立つ時が来た。
 Ryuheiはバトルネットではなくて、シングルプレイの世界に旅立ったのだ。
  彼は英語がよくわからない、だから何事もわからないなりにいろいろやってみるしかない。ローグキャンプであれこれ頼みごとをされるのも、実は何を任されて いるのかよくわからないで出かけている。いろんなアイテムも、どんな能力のものなのかトンチンカン。スキルアップもどれがどういう能力なのか最初はわから なくて、無駄なところにポイントをわりふったりした(^_^;) だって説明が英語なんだもん。

 そして、荒れ果てた寺院跡で妖怪と化した女戦士を破ったあとキャンプに戻ると、Ryuheiにひとりの若い女が下げ渡された。ローグキャンプのリーダーが傭兵としてくれたらしい。
 名前を Abhaya と言った。
(読めねえ……)
 なんか可愛くない名前だな、と思った。他の女に買い替えようかな。と思ったものの、しかしRyuheiは金を持ってなかった(^_^;)
 それでまあ、タダだし、お金たまったら後で買い替えればいいやと思って、とりあえず役にたつかいなか、彼女を連れてフィールドに出た。
 意外とこれが使えた。
  彼女は弓使いでたいして威力のある攻撃はできなかったが、射程に入った敵は画面外でも撃ち始めるので、視界の効かない暗いダンジョンでも、敵モンスターをいち早く 察知するレーダーみたいな役割があった。またフィールドをうろちょろする敵など、いちいち追いかけなくても彼女に任せればいいのである。
 傭兵は死ぬと復活できないのは知っていた。だからRyuyheiは彼女を大事にした。あとで買い替えればいいやと思ったのとは裏腹に、HPが減るとすぐにタウンに戻って、慎重に慎重に戦った。
 そして彼女を連れての冒険の旅はしばらく続いた。
「なんだか強くなったみたい」
と彼女が言ったとき、傭兵にもレベルアップがあるらしいことがわかった。
 というのは、Abhayaはそれまでコールドアローが使えなかったのだが、これ以降モンスターをこれで足止めさせることができるようになったからだ。Ryuheiの戦闘もこれでぐっと楽になった。
「Abhaya...........君って.........」
 話しかけようとしても、彼女はするっとすり抜けるようにして目を合わせない。近くによると、いやいやをするようにそっぽを向いて俯くのだった。

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Abhaya を再び買う
 こうしてAbhayaとの旅はしばらく続いた。
 「なんだか強くなったみたい」という彼女の言葉は二度くらい聞いたような気がする。Ryuheiは「もしかして俺達って相性抜群?」と思い始めていた。
 だが、別れは突然やってきた。
 洞窟を抜けて新しい土地に出たあたりだったように記憶しているが、フィールドのごろつきに囲まれたとき、突然Abhaya.が死んだ。か細い悲鳴を残して。あっと言う間のことで、逃げようもなかった。
 Abhayaを死なせた落胆は想像以上だった。
 Ryuheiはすぐさまキャンプに取って返して、ローグのリーダーにAbhayaはいないか聞いてみた。
 Abhayaは売っていた。
 なんだ、ここにいたのか..............とすぐさま買った。他のかわいい名前の娘など、見向きもしなかった。
 だけど、買ったばかりのAbhayaは弱かった。しばらく平地を連れ回しているだけですぐ死んでしまった。気をつけて連れ歩いていたのに..........。
 もう一度買う。でもすぐ死ぬ。
 もう一度買う。でもやっぱり死んでしまう。とても連れて歩けない。せっかく買っても、ただ死なせてしまうだけだった。
 建物に入っていくあたりで、もうAbhayaを連れ歩くのはあきらめた。
 Ryuheiは一人でアクト1を突破した。
 そしてローグキャンプに戻って、最初にしたことは、ローグのリーダーからAbhayaを買うことだった。
「さあ、Abhaya。アクト2へ行こう。一緒に行こう!」
 しかしアクト2・ラットゴーレインの町へついたとき、Abhayaはいなかった。
 アクト1の傭兵は、アクト2に連れていけないことは知っていたけどね(^_^;)
 そう、船に女は乗せられないのだ。Ryuheiはそう思って、ひとりラットゴーレインの町から新しい冒険の旅に出たのだった。(つづく)(02.1.21)

再開
 長い長い旅だった。
 そして孤独な旅だった。
 相変わらずRyuheiは英語がさっぱりわからないので、新しいところへいくたびに何を頼まれているのがよくわからず、何度も死にそこなった。

 アクト2の砂漠の国では、役立たずの槍持ち戦士の傭兵を一度は雇ってみた。だがすぐ死んでしまい、金の無駄だった。どいつを雇っても中身は同じ。なりはゴツいくせに、見掛け倒しの奴等だった。結局一人で砂漠を駆け回って、墓に巣くった化け物を撃破し。アクト2は制圧した。

 アクト3のジャングルの国では、男の魔道士を雇い入れた。飛び道具のないRyuheiには、やはり魔法系の傭兵はありがたかったが、こいつもよく死んだ。レーダーの役目にはなるので適当に何人も入れ替えたが、そのうち足でまといになって、再び一人旅になった。
 このジャングルの町で魔道剣士の傭兵を売っていた奴だが、てっきり若い男だと思っていたら、攻略本を見ると実は女だったらしい(^_^;) ガイジンてのは見かけではわからんもんだ。
 そしてエラソーなわりには弱かったアクト3のボス・悪の魔道士をぶったぎって、Ryuheiはアクト4へ飛んだ。

 アクト4。そこは、まるであの世とこの世の境目のような地獄だった。ここでは傭兵もいないし、本当に孤独だった。
 Ryuheiは疲れていた。
 天使に出会った。感激。しかし何か言っているが、英語だからさっぱりわからない(^_^;)
 もうこれ以上進めないと思った。
 何度も死にそこねて、もうポーションを買う金もなくなった。
 一歩も前に進めない。心も体も疲れていた。
「俺はここで終るのか..............」
 それは諦めにも似た虚無感だった。Ryuheiは金も稼げない状況で、しばらく無為に過ごしていた。
 その頃聞いたうわさ。
 傭兵を連れてどこまでも一緒に旅に出られるらしい。そしてその傭兵に装備やポーションを与えることができ、死んでも復活できるらしい。

(ここからディアブロ2-LOD)
ゲームがバージョンupしました。

 Ryuheiはすぐさまアクト1、最初にAbhayaと出会ったローグキャンプにとって返した。
 そしてローグのリーダーからAbhayaを買おうとした。
 いない...........。
 ローグキャンプの傭兵リストの中にAbhayaはいなかった。
「Abhayaを出せ! すぐここに! 金ならいくらでもある!」
 Ryuheiは傭兵リストにある女を次々買い取って、リストを空にしてやった。
 ローグの女隊長は、やむなく次の傭兵リストにAbhayaを出した。
「Abhaya! 迎えに来たぞ。さあ、俺と行こう。地獄の旅もおまえとならどこまでも行けそうな気がする」
 しかしAbhayaは、黙ってうなだれていた。しばらく会わなかった間にRyuheiはレベル36。彼女はわすかにレベル5しかなかった。
(02.1.24)

レベル上げの永い旅
 レベル5といえば、ほとんど最低レベルである。
 能力値が低いので着せられる装備が弱弱な上に、使える弓も弱弱。
 だがRyuheiには迷いはなかった。
「大丈夫。俺がついてる。俺が君を強くしてやる」
 彼女を連れて最初に訪れたのは、ローグキャンプのすぐ近くにある洞窟だった。
「さあ、がんがん撃って」
 Ryuheiは洞窟の狭くなっているところや階段などに立ちはだかって、身をもってモンスターを足止めし、Abhayaには自分の背中越しにモンスターを撃たせた。こうやって経験値を稼がせる作戦だ。
「どんどん撃って。もっと」
 だが悲しいかな、貧弱な弓でさっぱり威力がないので、なかなかモンスターが死なない。しかもレベルの高いRyuheiに引き寄せられるようにして、大量のザコモンスターが発生していた。
 レベル上げの旅は毎日続いた。
 来る日も、来る日も、RyuheiはAbhayaを伴って、その洞窟に向った。そしてありったけの資金を投じて、次々装備を買い与えた。
 Abhayaは申し訳なさそうに俯いて、いやいやをするのだけれど、Ryuheiはあきらめなかった。
 彼女のレベルがようやく20を越えた。
 自分と同等のレベルまで、まだまだ気の遠くなる経験値が必要だった。しかしRyuheiは希望に燃えていた。一緒にディアブロを倒そう。あの地獄も二人ならきっと突破できる。そう思うと、毎日フィールドを駆け回るのも楽しかった。
 Ryuheiは、だんだんと強くなっていった彼女を連れ回して、再びアクト1、2、3…と突破していった。
 そしてようやく彼女は、アクト4のフィールドに出られるくらいの強さになっていた。(つづく)
(02.2.26)
注※ディアブロ2のボスは、ディアブロじゃなかったかも(^_^;)

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↑バージョンアップ版ディアブロ2。ここはナイトメアのフィールド。Ryuheiのレベルは38。傭兵のAbhaya(画面中の女兵)はレベル35。

ここより永遠に
 ようやくアクト4、天使と出会うところまでやってきた。行き詰まって一度はリタイアしようと思い、バージョンアップ後、Abhayaと再会するために引き返したのはここだった。
 でも今回はRyuheiは一人じゃない。
 あんなに苦戦したのが嘘のようだ。今思えば単純にレベル不足だったのかも。あの時はレベル上げのための地道な作業プレイもできないくらいジリ貧で、前のステージに戻って経験値稼ぎをするような気力もなかった。だけど二人なら……二人だったらだいじょうぶ。どんな単純な周回プレイもつまらないだなんて思わない。
 最後のステージ・アクト5のボス戦。
 必殺技連発のRyuheiと大ボスの壮絶な消耗戦。炸裂している画面の中に、Abhayaを見つけることはできなかった。途中まで援護射撃をしてくれていたはずなのに…
 エンディングを終えて、ナイトメアレベルのアクト1にやってきたRyuheiは、ひとりだった。
 多分、Abhayaは大ボス戦に耐えられずに死んだのだ。一緒にアクト4を突破しようと言ったのに…
 でもこれはゲーム。Abhayaはまた復活できるから。ナイトメアのフィールドに、Abhayaと二人立った。もう一度ボス戦に挑んでもいいけど、しばらくはここで旅をしていよう。ずっといっしょに。(終わり)

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