真北斗無双 その4「愛ゆえに」
2013年01月13日
ええ、あれからラオウ倒すところまで一気に行ってしまいました(^_^;)
感想といったら、それは主にお話とかイベントシーンの感想になってしまいますが、原作本引っ張り出してきていちいち比較するのも面倒なのでやりませんけど、コミックスの名場面の絵そのままのレイアウトなんですね。
原作付きゲームの良いところ、とは作品の知名度以外にもあると思います。
↑原作にもこの絵はある まず作品作るのに一番苦労するであろう、世界観と登場人物がすでにできあがっているということ。北斗についていうと、荒廃した世界というのはわりとありきたりで、しかも場所柄土地柄みたいな地理(ゲームでいうところの○○大陸MAPみたいなの)は不明でそこはけっこう適当なのだけど、その代わりキャラクターがものすごく立っている。謎の拳法使いな設定はもちろん、なによりも造型が男らしく華やかで申し分ない。原哲夫は世界にこの人ひとりしか描けない絵の持ち主だから、それをキャラクターデザインに採用できるということなのだ。
またコミック原作の場合は、名場面の絵の見せ方や物語の様式美のようなものもすでにでき上がっているので、無から組立てるようもずいぶん作業が短縮できる理屈だ。
ただこうしたヒット作にはがちがちの原作ファンがついているので、それのお眼鏡にかなうのかがハードルとなる。原作の再現度、とかいってもゲームとして面白くなければゲームではない、しかし面白いからって余計なものを原作にくっつけられない、というのはあるかと思う。
だから、つまり、ケンシロウよりも回りが強めに設定して合った前作ではモヒカン戦で苦戦したので、それは北斗神拳伝承者らしくないから原作の世界観を損なっていることになる。しかし弱いモヒカンを何百人刈ってもそれはただの草刈り作業、ゲームとしてそれは面白いことなのか?とも思う。真北斗無双はお話ゲームだという認識で、私はモヒカン刈りをやり、ボス戦もちゃっちゃとすませて「北斗神拳は無敵だ」なりきってます。
サウザー編
前の北斗無双では超スキップ省略だったので原作を知らないと何がどうなって対決に至ったのか全然わからないけど、今回はもうちょっとていねいに背景は作り込まれているし、子供キャラもいる。
サウザー編はけっこう長いお話で、登場人物も多い。私はサウザーって全然思い入れないし話も全然萌えないけど、ここは北斗の物語上の大きな分岐点のようなところだと思う。それは、ケンシロウとラオウの昔のエピソードが絡んでくるからだ。ここまでただの暴力魔神にしか見えなかったラオウ。ケンシロウにとってそもそもどういう人だったのか? サウザー編でその関係性がはっきりわかって、ラオウの印象が全然変わってしまうのである。特に、ラオウがトキと一緒にケンシロウの応援観戦に現れる!これがなんだか感動的なのである。
北斗って基本兄弟ものなんだと思う。いうなればこれは、リトルリーグの試合に出ている弟ケンシロウの応援に、高校球児のラオウ兄貴たちが観戦に来るようなもの。しかもこの間の甲子園では大活躍だったラオウ選手はプロ入り確実と注目されて超有名。まわりの保護者や選手もみんな注目……みたいな状況って弟としてどう思うかって、そりゃ誇らしく胸熱くなるシーンだわ。
シュウも人気の高いキャラクターで、連載で初めて読んだ時はシュウの印象が強く残り、したり顔でやってきたラオウはただ見てるだけ、かんじんのケンシロウはいつも遅れてくる(^_^;)から間に合わない。レイもシュウも間に合いませんでしたよね。だからその頃はケンシロウは嫌いなキャラでした(^_^;) 今はこれは「内蔵助はまだか」みたいな様式美だと理解しておりますが。
古今東西でかい建造物を造りたがるのが俗な権力者(^_^;)
しかし少年労働者に作らせたので欠陥工事で壊れるピラミッド それででサウザーなんですが、前作と全然印象が違いますね、声の話ですが。サウザーはラオウの年代の人なので、この時点でだいたい20代後半くらいかなあ〜の年齢。ケンシロウが思いっきり渋い低音なので、それとのバランスでちょっと老けボイスにしたのだろうか? でも私は前の北斗無双のサウザーの方が良かったな。それはユダも前の方が好きだったな。印象に強く残るという意味で。
五車星編
フドウ。ヒューイ。シュレン。リハク。ジュウザ。ここも怒濤の超展開で、連載で読んだとき毎週盛り上っていたような気がします。
ヒューイとシュレン、本当に短い出演だけどちゃんとキャラ作って声も入っていた。よかったよかった。
こうしてまとめてストーリーの読み聞かせを聞くと、やっぱりユリアが最後の一人だと決まったのはリュウガのあたりだなと思う。あそこでリュウガが「ケンシロウかラオウか見極める」とか「ケンシロウを選んだおまえは正しかった」というのも、ユリアがまだ存在するから意味のある行為なのだ。でも連載の時はすごい唐突感しかなかった。
そのリュウガだけど、なんで髪が水色なのだろうか? ユリアの兄だからかな。金髪にしてほしかったなあ(^_^;)というのも、このモデルのボウイがこの髪形の時って白っぽい金髪に染めていた頃なのね。
それからジュウザのあたりで私は思ったんですよ。ユリア年表作ろうって(^_^;) ユリアって本当に謎が多い女性ですよね。ジュウザの回想シーンでも、ユリアには女の子の友達がいないんです。その数少ないお友達?リハクの娘トウは出てきませんでした。北斗の外伝ゲームでも作るときは、ユリアのお友達キャラとして出してあげてください。
ラオウを兄さんと呼ぶ
ラオウ編の一番の肝はここだと今は思う。
ラオウの兄貴エピソードが出てきたのはサウザーのあたりで、それ以前の回想シーンではラオウとの関係はあまりよくわからない。ケンシロウもユリアに負けないくらい謎に満ちている。ケンシロウがラオウのことをどう思っていたのか、兄としてどのくらい尊敬していたのか、どのくらい実力差を感じていたのか。意外にケンシロウという男、自分のことは言わない人なのだ(^_^;)
それでゲームの方なんですが、ラオウとのバトルもイベントシーンなど入って長丁場でしたが、それほど苦労しないで終ってしまいました。私が使った奥義は序盤で無想転生、あとは七死星点と百烈拳でした。もちろん体力回復のためにぐるぐる走り回るとかはしましたよ(^_^;)
北斗の拳のゲームは過去にたくさん出ていますが、だいたいラオウ編までです。
でもうちにある北斗ゲームは、前作の「北斗無双」と「北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝」のふたつだけ(^_^;) 北斗無双はいうまでもなく小西克幸がケンシロウをやることになったから声惚れで。格ゲーの拳豪列伝は公式ページをぱっとみてすぐ羽山淳一の絵だとわかったので絵が目的で。動画もやってるのが見てわかったので、わくわくo(^-^)oと移植を待ってて買いました。
北斗ゲームってファミコン時代からあったと思うんですが、グラフィックに高いハードルがあってなかなか買う気が起きなかったんです。ていうことは、私は北斗愛というほどのものではなく、ただ単に絵が好きだっただけなのかもしれないです(^_^;)
元斗編につづく。
感想といったら、それは主にお話とかイベントシーンの感想になってしまいますが、原作本引っ張り出してきていちいち比較するのも面倒なのでやりませんけど、コミックスの名場面の絵そのままのレイアウトなんですね。
原作付きゲームの良いところ、とは作品の知名度以外にもあると思います。

↑原作にもこの絵はある
またコミック原作の場合は、名場面の絵の見せ方や物語の様式美のようなものもすでにでき上がっているので、無から組立てるようもずいぶん作業が短縮できる理屈だ。
ただこうしたヒット作にはがちがちの原作ファンがついているので、それのお眼鏡にかなうのかがハードルとなる。原作の再現度、とかいってもゲームとして面白くなければゲームではない、しかし面白いからって余計なものを原作にくっつけられない、というのはあるかと思う。
だから、つまり、ケンシロウよりも回りが強めに設定して合った前作ではモヒカン戦で苦戦したので、それは北斗神拳伝承者らしくないから原作の世界観を損なっていることになる。しかし弱いモヒカンを何百人刈ってもそれはただの草刈り作業、ゲームとしてそれは面白いことなのか?とも思う。真北斗無双はお話ゲームだという認識で、私はモヒカン刈りをやり、ボス戦もちゃっちゃとすませて「北斗神拳は無敵だ」なりきってます。
サウザー編
前の北斗無双では超スキップ省略だったので原作を知らないと何がどうなって対決に至ったのか全然わからないけど、今回はもうちょっとていねいに背景は作り込まれているし、子供キャラもいる。
サウザー編はけっこう長いお話で、登場人物も多い。私はサウザーって全然思い入れないし話も全然萌えないけど、ここは北斗の物語上の大きな分岐点のようなところだと思う。それは、ケンシロウとラオウの昔のエピソードが絡んでくるからだ。ここまでただの暴力魔神にしか見えなかったラオウ。ケンシロウにとってそもそもどういう人だったのか? サウザー編でその関係性がはっきりわかって、ラオウの印象が全然変わってしまうのである。特に、ラオウがトキと一緒にケンシロウの応援観戦に現れる!これがなんだか感動的なのである。
北斗って基本兄弟ものなんだと思う。いうなればこれは、リトルリーグの試合に出ている弟ケンシロウの応援に、高校球児のラオウ兄貴たちが観戦に来るようなもの。しかもこの間の甲子園では大活躍だったラオウ選手はプロ入り確実と注目されて超有名。まわりの保護者や選手もみんな注目……みたいな状況って弟としてどう思うかって、そりゃ誇らしく胸熱くなるシーンだわ。
シュウも人気の高いキャラクターで、連載で初めて読んだ時はシュウの印象が強く残り、したり顔でやってきたラオウはただ見てるだけ、かんじんのケンシロウはいつも遅れてくる(^_^;)から間に合わない。レイもシュウも間に合いませんでしたよね。だからその頃はケンシロウは嫌いなキャラでした(^_^;) 今はこれは「内蔵助はまだか」みたいな様式美だと理解しておりますが。

古今東西でかい建造物を造りたがるのが俗な権力者(^_^;)
しかし少年労働者に作らせたので欠陥工事で壊れるピラミッド
五車星編
フドウ。ヒューイ。シュレン。リハク。ジュウザ。ここも怒濤の超展開で、連載で読んだとき毎週盛り上っていたような気がします。
ヒューイとシュレン、本当に短い出演だけどちゃんとキャラ作って声も入っていた。よかったよかった。
こうしてまとめてストーリーの読み聞かせを聞くと、やっぱりユリアが最後の一人だと決まったのはリュウガのあたりだなと思う。あそこでリュウガが「ケンシロウかラオウか見極める」とか「ケンシロウを選んだおまえは正しかった」というのも、ユリアがまだ存在するから意味のある行為なのだ。でも連載の時はすごい唐突感しかなかった。
そのリュウガだけど、なんで髪が水色なのだろうか? ユリアの兄だからかな。金髪にしてほしかったなあ(^_^;)というのも、このモデルのボウイがこの髪形の時って白っぽい金髪に染めていた頃なのね。
それからジュウザのあたりで私は思ったんですよ。ユリア年表作ろうって(^_^;) ユリアって本当に謎が多い女性ですよね。ジュウザの回想シーンでも、ユリアには女の子の友達がいないんです。その数少ないお友達?リハクの娘トウは出てきませんでした。北斗の外伝ゲームでも作るときは、ユリアのお友達キャラとして出してあげてください。
ラオウを兄さんと呼ぶ
ラオウ編の一番の肝はここだと今は思う。
ラオウの兄貴エピソードが出てきたのはサウザーのあたりで、それ以前の回想シーンではラオウとの関係はあまりよくわからない。ケンシロウもユリアに負けないくらい謎に満ちている。ケンシロウがラオウのことをどう思っていたのか、兄としてどのくらい尊敬していたのか、どのくらい実力差を感じていたのか。意外にケンシロウという男、自分のことは言わない人なのだ(^_^;)
それでゲームの方なんですが、ラオウとのバトルもイベントシーンなど入って長丁場でしたが、それほど苦労しないで終ってしまいました。私が使った奥義は序盤で無想転生、あとは七死星点と百烈拳でした。もちろん体力回復のためにぐるぐる走り回るとかはしましたよ(^_^;)
北斗の拳のゲームは過去にたくさん出ていますが、だいたいラオウ編までです。
でもうちにある北斗ゲームは、前作の「北斗無双」と「北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝」のふたつだけ(^_^;) 北斗無双はいうまでもなく小西克幸がケンシロウをやることになったから声惚れで。格ゲーの拳豪列伝は公式ページをぱっとみてすぐ羽山淳一の絵だとわかったので絵が目的で。動画もやってるのが見てわかったので、わくわくo(^-^)oと移植を待ってて買いました。
北斗ゲームってファミコン時代からあったと思うんですが、グラフィックに高いハードルがあってなかなか買う気が起きなかったんです。ていうことは、私は北斗愛というほどのものではなく、ただ単に絵が好きだっただけなのかもしれないです(^_^;)
元斗編につづく。