スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」

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 夜の部「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」を見てきた!
 有名な演目なので、スーパー歌舞伎の名前くらいは誰でも聞いたことがあるだろうし、TVで見た事がある人も多いんじゃないかと思う。「ヤマトタケル」はスーパー歌舞伎として一番最初に上演された作品で、上演回数も多いし、演じているのは前猿之助だけではない。
 私は先代の猿之助のヤマトタケルはTVでしか見たことはなく、初めて劇場で見た前猿之助のスーパー歌舞伎は「新三国志」だった。その時、関平を演じていたあの若くて目立つかっこいい人は誰?それが当時大学出たばかりの亀治郎(新猿之助)で、私が初めて見た亀ちゃんでした。将来おもだかを継ぐのはこの人なのね、と当時から思って見てました。
 猿之助が倒れた時、亀さまはちょうど沢瀉一門から離れて舞台に出ていた時期で、なのでスーパー歌舞伎の主役の亀治郎様を見たことはありませんでした。私が劇場で見たヤマトタケルは市川段治郎版でした。
 いよいよ、とうとう、亀治郎改め四代目市川猿之助バージョンのヤマトタケルが見られる!o(^-^)o

 幕が開いて、最初に新猿之助と中車(ちゅうしゃ/香川照之)の口上があります。この口上は毎日違うこと言うから二度三度お運びを、などと言ってました(^_^;) ふたりで長い口上で、15分くらいあったかな。
 ヤマトタケルをやりたいと申請したのは新猿之助自身で、最初は不可能ですと却下されたとか。先例がないなら自分が先例になればいい、人がやらないことをやる、などなど興味深く面白いお話だったです。実際、古典とスーパーと1日に両方やるのは裏方さんが大変らしいです。

 感想。
 きれいなヤマトタケル。悲運の皇子という役にぴったり。
 亀ちゃん、ほんとキレイだったわあ。
 新猿之助は、前の猿之助を若く細くしたような感じで、声もそっくり。のはずなんだけど、実際に舞台で同じ役で見てみると、全然なんだか印象が違う。もちろん段治郎や右近とも違う。役者が違うと、ヤマトタケルの人物や作品の印象まで変わってくる。
 ちなみに「ヤマトタケル」は上演されるたびにあちこち改訂されているそうで、今回は初演に近い形らしいです。そのへんの影響もあるのかもしれないけど、そもそも私、違いはよくわかりません。段治郎版を見ているはずなのに「あれ?こんなシーンだっけ???」まったく思い出せない(^_^;) 初めて見る演目のようでした。も~私って役者の顔ばっかり見てたから、ストーリーとか演出とかちゃんと覚えてないらしい。

(ねたばれを含む感想なのでこちらで↓)




 同じ「ヤマトタケル」で、演出は猿翁(ヤマトタケルを作った人)で、脇を固めるのも沢瀉一門だから、何か変わったはずないんだけど、主役のタケル役が誰になるかで違うモノになるんですね。
 見ているうちに思い出したんだけど、このなんか違う(^_^;)かんじは、たしか段治郎ヤマトタケルの時もあった。
 違和感の一つは女性関係ね(^_^;) 2人3人の姫を同時にどっちも好きいやそなたが一番愛おしいと言いきる英雄。前猿之助、段治郎、新猿之助亀治郎それぞれに微妙に印象が違う。元々このドラマは、前の猿之助のために書かれたものだから、大物役者が言うためのセリフなんだと思う。若い役者が言うとやっぱり違う印象が生まれる気がしたの。
 新猿之助で良かったわあと思うのは、熊襲征伐のところ。ヤマトからやってきた踊り子。「美しい」とみなが言い寄るのも納得の可愛らしさ。衣装を剥いで行く演出も何気にやばい感じがあって良かったわ(^_^;) ここね、前の猿之助とか段治郎だと、熊襲兄弟の好みはちょっと偏ってる(^_^;)健康的な女子が好みなんだよね古代だから(^_^;)北斗の拳でレイの女装だって通用したし(^_^;)とか思ったものだった。
 結局のところ、日本人がよく知っている古事記のヤマトタケルのイメージって、今回の新猿之助が一番近いんじゃないかと思う。多分に外見的なことかもしれないけど、この役って若い人がやるべき役なのかも。
 最後の鳥になっての宙乗り、翼がすごく大きく感じたです。新猿之助は顔が小さいから、鳥の衣装がことさら大きく感じる。
 陵から鳥になって復活したヤマトタケルは、ここのセリフは「さようなら~」なんですね。妃や皇子やタケヒコにさようなら~と言ってる。つまり鳥になったヤマトタケルはあれほど帰りたがっていたヤマトへ帰るんじゃないのね。じゃあどこへ行くのだろう。それは主演役者によって、多少意味合いが違って見えるかもしれない。何かを成し遂げてそれで終わりじゃない、まだ先がある。私は亀治郎は猿之助になってもっと高く羽ばたく図なのだと思って見ました。


 さてさて、歌舞伎初舞台の中車様は(すいません。まだ昼の部見てないです。)スーパー歌舞伎ではまったく問題なし。
 團子ちゃんは声きれいに出ていた。数年後はヘタルベやってたりするかもしれないですね。この子が猿之助になるまでずっと応援し続けるためには、長生きしなくちゃいかんですね歌舞伎ファン。

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  • 2012.06.08 18:03

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