ピラミッド 5000年の嘘

http://pyramid-movie.jp/

 こちら見てきました。上映期間がもう終わるところもあるのでお早めに。見逃した方は後日レンタルで。面白かったです。

 本作は100分ほどの大真面目なドキュメンタリー映画です。ヒストリーチャンネルみたいな、各学識者インタビュー&監督視点のナレーションで進める、ああいうノリの構成です。日本語吹き替え版で上映していると思います。森川智之のナレーションがクールでとってもインテリな感じで、私たちには馴染の声なので聞きやすいと思います。

 感想。面白い。こういうのが好きな人(私とか(^_^;))にはたまらない内容で、でも一応この映画の内容くらいは知ってるんだけど、だけどだけどやっぱり面白い。
 内容は、ピラミッドの謎について。ピラミッドはよく知られている古代の遺跡だけれど、実は本当は何のためのどういう建造物なのかよくわかってない。一般的には、ファラオの墓?あるいは古代エジプトの天文台?などと思われているのですが、それを証明し確定するような証拠はないんです。
 本作では、世界のあちこちにある同じような巨石建造物とピラミッドを比較しながら、実はこうした遺跡のほとんどが何もわかっていないという事実を我々につきつける、そういう映画なのだ。



↓ネタバレ感想
 こうした建造物の謎を整理すると
(1)誰が
(2)何のために
(3)どうやって
作ったのか?が問題である。実はピラミッドは3つとも謎なのだ。
 こうした建造物のために資金や人材を集めることができるのは、当然その地域の権力者、という考えから長年ファラオの墓だと考えられてきたのだと思う。古今東西、デカい建物を造りたがるのが権力者に共通する趣味だ。ピラミッドの場合、一番問題なのが(3)。何十トンという巨大な岩をどうやってここまで運んで、組み上げたか、なのだ。
 ピラミッドがどんな建造物かというと、なんとなくレゴブロックのような直方体を積んだようなイメージがあると思うけど、実は違う。ブロックの形がまるで立体ジグソーのように噛みあってて、しかも1個10トン20トンの岩の接着面を加工してぴったりと合わせるとか、精度の高いものなのである。運ぶだけじゃなくて、設計加工までしている、これが青銅器と人力が動力源のエジプト古王国が作ったものなのか?
 ピラミッドは数学的にもいろいろな真理?を内包しているものらしい。(ここらへんは私はよくわからない(^_^;))人工物である以上、それを設計した人は意図的にそういう形に作ったはず、偶然なんてありえない。という意見は私は非常にその通りだと思う。

 映画では、最後に仮説としてピラミッドの役割を、2万6000年周期で移動する歳差運動を観測する…ようなことを言っていたと思う。うむなるほど。
 その理屈だと、つまりピラミッドは我々の文明が作ったものではない、ということになるのだろうか。
 この映画ですべての謎が解けるわけではないし、もちろん異論もあると思う。人類の歴史と文明、技術の発展については謎が多い。我々は自分たち種族のことを実はあまり知らない、ということだけは納得がいく。

 私の個人的な感想とか意見とか。ピラミッドの貫通する通路、あれを見たとき私の連想したものは「エレベーター」でした。大きな建物を貫通する細い通路。エレベーターしか思いつかないわ。
 私はピラミッドは、人類が考えている以上にもっと古いものなのでは?と思う。四大文明以前に技術を極め、そして一度はその文明を失ってしまったのではないか。つまり重機がないとできない、のではない、ピラミッド建造時に重機があったと考える方が自然だと思う。それにあんなデカイ建物歩いて移動とか、ばかじゃないの。エレベーターとかエスカレータなかったら使えない。それと映画では出てこなかったけど、巨大工事でむずかしのは、今どこで何がどこまで進んでいて、いつまでにどれがどこへ移動して、確実に現場に持ってこられることとか、人や物の管理じゃないかと思う。だってピラミッドのパーツって200万個くらいあるらしいですよ。それをちゃんと管理するノウハウがあったということだから、それはつまり今と同じくらいの工事技術があった時代もあったんじゃないかと思えてしまうのだ。
 例えば、明日人類が滅亡したとして、数千年後関東平野にやってきた私は何を見るだろうか。都庁など新都心のビルを見て、いったいこれを何に使ったか悩むだろう。タワーをどーんとてっぺんまで貫通する穴(エレベーター(^_^;))は神の国へ通じる祈りの道か?とか。でもこの垂直の穴をどうやって昇ったかわからない。そして関東平野を支配した私は、このビルは俺の物だと宣言して、自分の名前を付けると思う。でも似たようなものを作ってもせいぜい五階建て止まり。50階建ての耐震構造のあるものができるようになるまで少なくとも2000年くらいはかかるんだろうな。
 明日滅亡するなら、私はとりあえず
E=mc2とか書き残したりして、石器時代からやりなおす人類には意味のない文字列となって、それは魔法の呪文として長く伝えられることになるのである。エンドレス。
 そんな妄想を抱かせる映画である。


※一晩寝て脳内整理がついたので追記。
 映画の結論?としては、結局ピラミッドというのは数学や物理学の真理?を記録した巨大な資料なのではないか。というのも、石版に文字で記した程度のものはたかだか数千年で失われてしまうし、口伝もやはり1000年ほどで意味不明になり、あるいはその民族種族が失われたらそこで途絶えてしまう。そもそも文字などというものは文化文明の断絶でまったく意味を成さなくなるではないか。しかしピラミッドほどに堅牢で巨大なものなら、ちょっとやそっとの戦争、国家の滅亡、洪水、地震、その他の天変地異程度ではびくともしない。
 これを作った人々?は、知識の遺産を長く残すことが目的だったのかもしれない。人類が何度滅びても後々ここから文明をリスタートさせることができるではないか。
 という空想を抱かせるロマンチックな映画なのだ。

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