バードスクランブル
正岡

おたくな奥様快楽通信

ジャイアント 今週の感想その6 

2012年02月25日
↑小西克幸/吹き替え 0
 今週の放送で32話消化。
 小西ガンモが親の仇と正面から対決姿勢を見せ、物語の舞台はマンション建設をめぐっての泥試合。ガンモの建設会社は苦難続き。敵の敵は味方でも敵(^_^;)みたいな状況だ。小西ガンモの復讐の標的の一人が、あれやこれやと事態を悪くしていくが、おかげでガンモの会社が生き延びる隙も残っていたあたりがややこしい。ヒロインのパクジョンヨンは完全にぶっ壊れて、これもなかなかに悩ましい。また遊佐ミヌと平野ミジュの恋愛は順調に進展中のはずが、ジグザグ走行に…。

 メインの4人以外にも、いろいろな人に思惑があり、それぞれに動いていろいろと複雑だ。だいたいみんな、そこまで壊滅的に悪人というほどでもないけど、適当に小人物で油断がならないし、みんな金と権力には劇弱の日和主義者ばかりではある。
 脇の脇だが、二人の社長夫人(ジョンヨンの義母とミヌの母)は実は私には一番わかりやすい人間と言える。立場的にも近いものがあるし。
 ミヌのお母さんは、いったい息子か亭主かどっちを見ているのかよくわからない人物だ。息子がつきあってるハシタメ女が気に入らないから殴る(^_^;)とか家柄が気に入らないとか、まあだいたい世の中のお母ちゃんでこれくらいはあるだろう。怖い亭主ということ聞かない息子の間でちょっと苦労している。性格は悪いが悪人というほどじゃない。
 ジョンヨンの継母も一応悪役なのだが、もとはといえばダンナである会長さんがいけないよね。すべて独断だし、秘密は奥さんと共有しないし、他の女とか子供もいました。さらに何の相談も断りもなしに、内緒で遺言書書換えとかしたら、そりゃ不安になるし怒るのが普通。「はやく死んで」くらいのことは思って当然だろう。私は、悪役だけどこのお母さんはちょっとかわいそうだと思ってる。
 ジョンヨンは壊れてます。ガンモは一言も言い訳しなかったけど、しても多分聞く耳持たずにこういう状況になっていたと思う。
 総じて、このドラマに出てくる女はみんなバカ、に描かれていると思う。目先の感情が動く動機だ。
 しかしだからといって、ガンモやミヌが高尚かといえばそうとも思えない。堅牢で立派なマンションを作りたい、だったら親の仇とかもうどうでもよくね?(^_^;) 地位や名声や金も動機なのはおかしくないけど、復讐って何をすれば完遂したことになるのかな。そのへんは兄弟はどういう着地点を考えているのだろう。
 ミヌのお父さんだけは権力と金しか動機がないみたいだが、私は正直あんなことやこんなことまでして執着する理由がよくわからない。そういう人なんだというのはわかるし、そういう生き甲斐?のようなものがないと生きて行けない人っているんだろうな、死ぬほど腹グロい奴もきっといるんだろう、くらいはわかるが、それ以上はわからない。

 今週は、親の仇である二人の悪役と直接対峙して怒りを隠せない、平静を保ってクール、怒りに任せて殴る、などの演技が小西的みどころききどころ。
 来週の小西ガンモはどうなっちゃうのかな? つづく。
 

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正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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