訃報 荒木伸吾
私はこの情報をツイッターで知りました。
また訃報記事を書くことに…。
荒木絵の思い出。
荒木伸吾というと最近の人は星矢だと思うけど、この人のアニメ歴ってものすごく長いから、代表作といったら世代によっていろいろかと思う。私はダンガードAとかバビル2世とかかな。
アニメ好きな子供が、ただアニメのお話だけじゃなくて声優とか原作とかアニメ製作の裏側に関心が行くようになるのは、だいたい中学高校くらいだと思います。毎週エンディングの歌を見ているうちにいろいろを気付くことがあり、それで「アニメというのものは誰かが作っているものなのだ」と理解するわけなんです。それまではTVという箱の中で勝手に絵が動いている程度の認識でした。
最初に理解するのは声優で、私の場合はアタックナンバーワンのころだから6年生? さくさくと文字が流れているのをさっと読めるようになっている歳は、だいたいそのくらいなわけです。最初は知ってる単語から目に入ってくる。
「原作 浦野千賀子」「鮎原こずえ 小鳩くるみ」「一ノ瀬努 森功至。この声って009と同じだよね」
このへんで声優の名前を覚えてファンになったりした。その次は毎週見ているうちに変化する職種で、脚本。演出。音楽。
作画監督によって絵が違うことを理解するようになったのは、さらに後。私は中学3年で「デビルマン」を見ている時でした。先週の明くんはすごくハンサムだけど、今週はいまいち。という絵の違いがわかるようになった。
私はアニヲタに覚醒したのでした。
実は私、最初に覚えた作画監督の名前が小松原一男で、その次に覚えた名前が荒木伸吾だったのでした。
(ガッチャマンは当時まだアニメーターさんごとの絵が見分けられなかった。)
最初に荒木伸吾の名前を知ったのは「グレンダイザー」だったと思います。あれ?違うかな?あまりに昔でよく覚えていません。
もちろんそれまでに荒木絵アニメをいっぱい見てきたはずなんですが、子供の時だったのでそれは意識してなかった。でもあとで再放送見てて、「あれ?この絵ってそうだったんだ」と気付いたのがあしたのジョーとか魔女っ子メグとか巨人の星でした。
「ダンガードA」の時、忘れもしません。私は初めて荒木伸吾の原画というのを人から見せてもらいました。実はこれが私が初めて見たプロの肉筆絵でした。
トニー・ハーケンが鞭を振り下ろす絵だったですが、①最初にアタリをつけただけの絵。②その上からだいたい書き直した絵。③さらにトレスし直した絵。最初のポーズだけで4枚以上はあったと思います。私はこれを見て初めて「下書きの下書きがある」「下の絵を透かしてトレスして仕上げる」「鉛筆で描く」ということを知った。
鞭を振り下ろす途中の動きの絵もあって、それはざっざっざっと高速で描かれた下絵の下絵のようなものでした。これがプロの線なんだ~とけっこう感激した覚えがあります。
ハーケンの顔の原画もあったです。左向きのちょっと煽り気味のかっこいい絵でした。今思うと、あれはキャラ表のコピーだったのかな。
この頃は姫野美智と荒木伸吾の絵の区別ははっきりつきました。
でも私はいつのまにかわからなくなってしまいました。原画荒木伸吾とあるけどこれは姫野の絵だと言い張る人とかもいて(アニメとかアニメ雑誌の版権絵とか)、そこらへんはよくわかりません。
もう一度見たい荒木アニメはと聞かれたら、私はやっぱり「バビル2世」かな。一番最初やつ。神谷明も若くてすてきだったじゃん。
(12.5追記)
実は訃報を聞いたあと、ブログになんか書こうと思いながら、なんだか何書いていいかわからなかったです。
一目で絵が見分けられる作画監督!とか書こうと思っていたのですが、でもよく考えたらあれ?あの絵はひょっとして姫野???と自信がなくなって(^_^;) グレンダイザーかダンガードの頃に荒木絵で今で言うところの二次創作同人みたいな盛り上がりがあった、そして星矢でまたコミケを席巻、というのが荒木絵の荒木絵たるゆえんだと思います。時代を超越している。
でも冷静に考えると星矢って25年も前だし(^_^;) ダンガードAなんか超大昔だ。私の中ではほんと少し前のことなのに。
友人に話してるうちに思い出した。アニメージュ?とかに折り込みピンナップとかを荒木姫野のを覚えているんだけど、あの頃はセル画じゃなくて肉筆のカラーだった。版権絵じゃなくてオリジナルで。男キャラを荒木、女キャラを姫野が描いて、カラーインクの彩色は姫野だった。よほど印象的だったのか、今でもなんとなく絵が思い出せる。
また訃報記事を書くことに…。
荒木絵の思い出。
荒木伸吾というと最近の人は星矢だと思うけど、この人のアニメ歴ってものすごく長いから、代表作といったら世代によっていろいろかと思う。私はダンガードAとかバビル2世とかかな。
アニメ好きな子供が、ただアニメのお話だけじゃなくて声優とか原作とかアニメ製作の裏側に関心が行くようになるのは、だいたい中学高校くらいだと思います。毎週エンディングの歌を見ているうちにいろいろを気付くことがあり、それで「アニメというのものは誰かが作っているものなのだ」と理解するわけなんです。それまではTVという箱の中で勝手に絵が動いている程度の認識でした。
最初に理解するのは声優で、私の場合はアタックナンバーワンのころだから6年生? さくさくと文字が流れているのをさっと読めるようになっている歳は、だいたいそのくらいなわけです。最初は知ってる単語から目に入ってくる。
「原作 浦野千賀子」「鮎原こずえ 小鳩くるみ」「一ノ瀬努 森功至。この声って009と同じだよね」
このへんで声優の名前を覚えてファンになったりした。その次は毎週見ているうちに変化する職種で、脚本。演出。音楽。
作画監督によって絵が違うことを理解するようになったのは、さらに後。私は中学3年で「デビルマン」を見ている時でした。先週の明くんはすごくハンサムだけど、今週はいまいち。という絵の違いがわかるようになった。
私はアニヲタに覚醒したのでした。
実は私、最初に覚えた作画監督の名前が小松原一男で、その次に覚えた名前が荒木伸吾だったのでした。
(ガッチャマンは当時まだアニメーターさんごとの絵が見分けられなかった。)
最初に荒木伸吾の名前を知ったのは「グレンダイザー」だったと思います。あれ?違うかな?あまりに昔でよく覚えていません。
もちろんそれまでに荒木絵アニメをいっぱい見てきたはずなんですが、子供の時だったのでそれは意識してなかった。でもあとで再放送見てて、「あれ?この絵ってそうだったんだ」と気付いたのがあしたのジョーとか魔女っ子メグとか巨人の星でした。
「ダンガードA」の時、忘れもしません。私は初めて荒木伸吾の原画というのを人から見せてもらいました。実はこれが私が初めて見たプロの肉筆絵でした。
トニー・ハーケンが鞭を振り下ろす絵だったですが、①最初にアタリをつけただけの絵。②その上からだいたい書き直した絵。③さらにトレスし直した絵。最初のポーズだけで4枚以上はあったと思います。私はこれを見て初めて「下書きの下書きがある」「下の絵を透かしてトレスして仕上げる」「鉛筆で描く」ということを知った。
鞭を振り下ろす途中の動きの絵もあって、それはざっざっざっと高速で描かれた下絵の下絵のようなものでした。これがプロの線なんだ~とけっこう感激した覚えがあります。
ハーケンの顔の原画もあったです。左向きのちょっと煽り気味のかっこいい絵でした。今思うと、あれはキャラ表のコピーだったのかな。
この頃は姫野美智と荒木伸吾の絵の区別ははっきりつきました。
でも私はいつのまにかわからなくなってしまいました。原画荒木伸吾とあるけどこれは姫野の絵だと言い張る人とかもいて(アニメとかアニメ雑誌の版権絵とか)、そこらへんはよくわかりません。
もう一度見たい荒木アニメはと聞かれたら、私はやっぱり「バビル2世」かな。一番最初やつ。神谷明も若くてすてきだったじゃん。
(12.5追記)
実は訃報を聞いたあと、ブログになんか書こうと思いながら、なんだか何書いていいかわからなかったです。
一目で絵が見分けられる作画監督!とか書こうと思っていたのですが、でもよく考えたらあれ?あの絵はひょっとして姫野???と自信がなくなって(^_^;) グレンダイザーかダンガードの頃に荒木絵で今で言うところの二次創作同人みたいな盛り上がりがあった、そして星矢でまたコミケを席巻、というのが荒木絵の荒木絵たるゆえんだと思います。時代を超越している。
でも冷静に考えると星矢って25年も前だし(^_^;) ダンガードAなんか超大昔だ。私の中ではほんと少し前のことなのに。
友人に話してるうちに思い出した。アニメージュ?とかに折り込みピンナップとかを荒木姫野のを覚えているんだけど、あの頃はセル画じゃなくて肉筆のカラーだった。版権絵じゃなくてオリジナルで。男キャラを荒木、女キャラを姫野が描いて、カラーインクの彩色は姫野だった。よほど印象的だったのか、今でもなんとなく絵が思い出せる。