ぬらりひょんの孫 千年魔京

TVアニメ「ぬらりひょんの孫 千年魔京」2011年放送
 後半部(13話以降)です。(前半部記事はこちら
後期オープニング
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主題歌は前半部のよりもかっこいいかな
疾走感があってバトル中心の後期に合ってると思う
#総集編「乾坤の千年魔京 」(2011.12.28)
 千年魔京シリーズ後半、13話以降を花開院竜二のナレーションで。
 小西さんの竜二ボイスが竜二視点から、リクオや京妖怪との戦いを語る。クールに、時にひねって。アニメを見ているときにリクオ視点だったりぬら組視点だったりすると分かりにくかった物語全体の流れが、うまく整理されていると思う。外側から冷静に追っている竜二視点なのでリハンなどの因縁話に踏み込んでいない。竜二ボイスがアダルトでかっこよく、またいろんな感情を織り交ぜているのも面白いところ。「学べよ」第3期への期待ふくらむ幕切れ。
 私はそもそも竜二役を小西さんがやるというので見始めた。それがBlu-rayを買うまでになった理由はよくわからないけれど、この独特の世界観に何かひかれるものがあるのだろうと思う。私くらいの年寄りのアニヲタになると、どんな作品を見てもなんか昔どっかで見たような気がする(^_^;)もので、興味のひかれる作品になかなか遭遇できない。だからその点、いいかげんアニメなんか見飽きた私が心ひかれる「ぬら孫」は特別なのだ。続きの映像化も期待しながら私は待つ。

#24「リクオ、宣言す」(2011.12.20)
 お話。強大無比の力を誇る安倍晴明に対して、リクオの反撃は己の百鬼夜行を纏うこと。
  感想。先週の予告で予想はついたけど、やっぱり最終奥義はこれだったのね。小者妖怪も「俺達も」とか言ってるあたりよかったな。リクオが魑魅魍魎の主という世界観を形にしたものだと思う。
 結末は原作どおり。とりあえずの決着であり、続きに含みを持たせたままに、後日談など特になし。あのあと遠野勢や花開院はどうしているのかはわからない。原作では後日談は次のシリーズにつながっていくのである。
 これで京都編終了。いいアニメだったな。
 このシリーズは清十字団(学校の教室)から話が離れたことで、人間から見たリクオのお話ではなくて、リクオ視点のお話になっているのが良いのである。リクオが強い妖怪と戦って倒す的な流れを、リクオの気持ちや立場で追いかけていくのが、分かりやすくもありエキサイティングだった。まだ今まではいつもまわりをかわいい女の子が取り巻いている状況が、ゼンやイタクたちに置き換わったのも少年ジャンプらしい熱血アクションのお話になったと思う。妖怪大戦争的な展開(どこに誰がいて誰と戦ってる)をアニメぬらりはうまいこと補完していて、それぞれの妖怪ファンにはけっこう納得のいく出来だったのではないだろうか。
 非常に良いアニメ化だったと思う。第3期があるなら、同じスタッフで作ってもらいたいと思う。そういう願いも込めて、Blu-ray買わせていただきましたし、原作も買いましたよ。
 小西克幸ファンとしての感想は、花開院竜二役は良かった。かっこよかったり裏表があったり性格悪かったり、Cパートでチビキャラもやったっけ。妖怪大戦争の中では破軍使いのゆらほどに重要な立ち位置ではないのに、ゆらに負けないくらい存在感がある役だった。キャラソンも出たし、見どころいっぱいで本当にファン冥利に尽きるお役だったです。竜二ファン的にも第3期は映像化してほしいですね。
 京都編通しての印象に残ったシーンは、竜二登場回。初めてゼンを纏う回。それと「今はムリ~」つららちゃんテンションだだ下がり回(^_^;) それと羽衣狐vsリクオ戦。脚本を含めいろんな人物を同時に動かしているアニメスタッフの力作だと思います。

 来週は総集編。ナレーションは竜二だそうです。録画保存しておきます。Blu-rayの4巻に前期の総集編が映像特典で入っていましたが、画質が圧縮かかりすぎて超悪かったです(^_^;) 放送の録画とっておくべき。



これ以前の放送分はこちら↓
#23「暗黒の宴」(2011.12.13)
 お話。蘇った安倍晴明には土蜘蛛もかなわない。安倍晴明1000年の野望と、リハンの死の真相が明らかに…
 感想。みなごろし地蔵の陰謀解説回。ここまでの放送で断片的に映像を挟んで見せてきたリクオの記憶、京妖怪サイドの内輪話などが、初代ぬらりひょんの昔語りと瀕死の山吹から語られる。ここらへんの設定は原作読んでても「???」なのだ。解説で経過はわかったけど、なんかすっきりしないものも…。それとこういう流れになると、リクオは主人公なのにおいてきぼりになってしまうなあ。こういうところが私はこの原作の残念なところだと感じている…。
 まずリハン刺殺事件は、首謀者はみなごろし地蔵で、リハンへの私怨が動機だというのはわかった。でもリハンが油断するように昔の前妻を蘇らせて……というのは何だかよくわからない。だって何百年も前にいなくなった奥さんそっくりの童女というのを用意するのはいいとして、それは別に山吹乙女本人じゃなくてもいいのでは?外見さえ似ていれば。お父様などという嘘記憶を入れるならなおさら。それと、いわば生きている死体?を羽衣狐の入れ物にしたのはなぜ?晴明にとってのメリットは?
 ええと、それでこれは私の憶測なんだけど、先生は連載で最後の最後になって設定変えたのでは?
 狐の正体についてセリフの一部に矛盾する箇所があって、そこをアニメは直している。でもストーリーを考えている原作者が設定を間違えるなんて絶対ありえないから、途中までは本当に羽衣狐女子高生バージョンはリクオの姉(血縁か義理かはともかく)として一緒に幼少期を過ごした的な設定だったのかもしれない。これだとお父様というセリフも、リハンが日常的に気を許している理由も納得がいく。
 しかし少年ジャンプはジュブナイルなので、書いていけないお話などの制約もあると思う。肉親同士で殺し合うみたいなお話は多分少年誌ではNGだと思います。
 また魔王の小槌という妖刀とみなごろし地蔵の正体は四国編の時点で登場しているので、実は前々から仕込んであった設定だ。ということは、この正体不明の目玉のじじいがぬらりひょんの本当のラスボスということになるのだが。原作者先生は遠大な構想を抱いている人なのだな。
 とりあえず晴明とのバトルで来週最終回。たぶんここの流れは原作とちょっと違うような気がする。超期待。

#22「記憶の欠片」
 お話。リクオの記憶の中にある少女は羽衣狐なのか? 破軍とねねきり丸の力で羽衣狐を撃破。しかしついに晴明が覚醒。
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 感想。京妖怪との全面バトル回。バトルがなんかかっこよくて、気分的に盛り上る回だった。
 えーと、ここらへんの原作どうなっていたか全然覚えてないんだけど(^_^;) 最終回終わってから確認するけど、たぶん原作にはないシーンがいろいろ補完されている気がする。城の頂点でリクオと羽衣狐が対峙している間、階下では茨木童子やがしゃどくろたち京妖怪たちが派手に戦っていて、ぬら組衆も遠野衆もそれぞれにバトルの見せ場がある。少年ジャンプのバトルアニメはこうでなくてはな! 陰陽師衆にもしっかり活躍があり、リクオと共闘。ゆらの破軍にもこの間死んだお爺ちゃんもいたりして、ここはなかなか迫力あってかっこいい上にスタッフの細やかなフォローも感じさせる良い場面だった。
 そしてついに登場したラスボス安倍晴明。このへんから私は原作読んでて「???」となっていた。1000年前、母狐を殺されてあれほど怒り狂っていたのに、今度は自分で殺しちゃうって、晴明何考えているの?(^_^;) 妖怪も不老不死ではないから晴明もこの先どこかで死んだりするわけで、これからどうするの? よくわかんないですが、晴明は完全な反魂の術のようなものをすでに確立して復活を果たしたので、もう羽衣狐は必要なくなった? つまり1000年前のあれは母を殺されて怒っているのではなくて、復活の手段を失って怒っていただけ? だけど不要だからって何も殺す必要もないと思うのだが、元々狐など母親だと思ってなかったむしろ邪魔だった、とかそういうことなのだろうか?
 羽衣狐は何を驚いて怒っていたのだろうか? 自分が妖怪の女王様じゃなかったことに気付いたから? 死んだの?でも1000年前にも一度死んでるよね。また転生とかするの?
 安倍晴明もリハンも人間と妖怪半々なのだが、安倍晴明は人間と同じ寿命で、リハンは何百年も生きてるのはどういうことなのだろうか。妖怪体質かどうかはY遺伝子で決まるのだろうか。
 謎はつきない。

#21「誕生」(2011.11.28)
 お話。鬼童丸をかさねで撃破した時、鵺はすでに誕生していた。しかしまだ不完全な胎児の形で宙に浮いていた。まだ間に合う。竜二が鵺ごと封印にかかるが、土蜘蛛がそれを阻止。羽衣狐とリクオの一騎打ちとなる。
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狐と化かし合い…
 先週にひきつづき、二条の城でのバトル。誰がどこにいて誰と戦っているのか、というのがこういう話で一番気になるところ。尺がないのにいろいろと細かい描写があって、それぞれのキャラクターファンに見せ場もあり、原作に足らなかったものを上手く補完しているという意味でなかなか納得のいく流れではないだろうか。脚本もコンテも練りに練った構成なのだろう、原作読み返してその補完部分を確認したいのですが、でももうちょっとがまんしよ(^_^;) 最終回までこの流れに乗って、終わってからアニメの仕事ぶりを確認したいと思います。
 第3期シリーズをやらないと回収できない伏線(原作どおりなんだけど)はそのまま残しているので、やっぱり続きのシリーズも見たいなあ…と思ってしまいますね。
#20「輪廻の環」
 お話。いよいよ城に突入するリクオの百鬼とゆら。鳴動する二条の城。鵺の誕生は近い。しかし行く手を阻むのは剣の実力派・鬼童丸。リクオの単純な纏いは通用しない。黒田坊はリクオに別の纏い技「かさね」で畏れを預ける。
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ドラゴンボールでいうところのフュージョン!
最初から黒や青が教えていれば……(^_^;)
 いよいよ最後の大舞台。京妖怪の本丸で大将戦だ。ここは登場人物が多く、誰がどこにいて誰と戦っているのか、かなり繁雑になっている。正直、私は原作の流れがよく思いだせない(^_^;) アニメはそのへんをうまく整理していると思います。
 また今週は、本編で語っていた鬼童丸1000年の独り言(部外者であるリクオには意味不明だし興味もない)を、さらにCパートで鬼童丸の回想で掘り下げているあたりが上手い手法だと思いました。今回のタイトルの意味はCパートにあることからもわかるように大事なエピソードなんですが、本編にはさむと主人公リクオ視点からピントがずれてしまう。だからCパートに入れて本編の流れを停滞させないようにしているんですね。監督考えましたね。

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 まとい(ゼン)
#19「背中越しの絆」(2011.11.15)
#18「全部あずけろ」
 お話。リクオの、リクオにしかできない技、それは最大限に解き放った仲間の畏れをそのまま自らの力として宿す技「まとい」という。ゼンの毒羽根の力で鞍馬の天狗たちは一瞬で壊滅させると、リクオは百鬼を建て直して土蜘蛛の待つ相国寺へ。リクオはつらら、イタクと続け様に纏い、土蜘蛛を退ける。一方二条城では、総大将ぬらりひょんが羽衣狐と400年ぶりの対面を…
 土蜘蛛戦。および次のエピソードへの布石もあり。
 この回の見どころは、リクオの新しい技「まとい」。リクオ自身は強力な力技を持たないが、強い信頼と絆で結ばれた仲間妖怪の技や力をそのまま自分に宿して超必殺技として発動させることができるのだ。これは抜群にすばらしいアイディアだと思う。仲間のアシストで超必を発動。なんて少年ジャンプらしい良いアイディアだろう。原作もここは素直に燃えるところ。椎橋先生は天才だわ。C翼でいうところの、タイガードライブシュートみたいなものですね。(例えが古くてごめん(^_^;))
 牛鬼の話から察するに、リクオの父であるリハンもこの技を持っていたらしい。だったら黒青首無しもこの技を知ってるはずで、そこらへんの矛盾があるので土蜘蛛倒すまで出てこられなかったわけですね(^_^;) また牛鬼は自分はリクオの戦力になろうとはしないのですね(^_^;)
 またリクオにまとわれて畏れを提供した側は肉体がもやもやしたエネルギー体のようになって、ごぞっとパワーを使われるので、発動直後は動けなくなってしまう。リクオは連発が可能で、天狗のあと続けて牛鬼にもゼンの畏れをまとっている。はず。
 この必殺技のアイデアがすごいのは、バリエーションがいくらでもあるところなのね。誰の畏れを纏うかでいろんな状況のいろんな見せ場に使えるし、それぞれに違う技のタイプも増える。射程は短いがやたら強力だったり、無差別に広範囲だったりとか。また連続発動や重複とか(複数を同時に纏うとか)もできるんじゃないか。だから小者妖怪でも十人同時に纏えばけっこう怖い技になるんじゃないか……納豆小僧の畏れ(-_-;) 百鬼夜行絵図のにぎやかしでしかなかった小者妖怪の、存在意義がこれではっきりしましたよね。椎橋先生はやっぱ天才じゃのう。
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まとい(つらら)
 今回もうひとつの見どころ?は、つららは自分がリクオさまの初めての相手だと思ったら、リクオの初めての人はゼン様でしたでショックを受けるつらら(^_^;) そうですね「今はムリ」とかいうのもわかりますよ。リクオは主人公だから誰とだって友情しちゃうのです。節操なし。ジャンプの主人公というのはそういうもの…翼君なら誰とでもツインシュート打てますみたいなものです。
 だからこの、最初にリクオに纏いを発動させたというのが、この作品におけるゼンというキャラクターの立ち位置なんだと思います。
 そしてもうひとり、新しいお友達キャラのイタク。彼は奴良組じゃないのでリクオに無条件で命預ける関係じゃない、だから発動前も後もしのごの言っている。BLくさいかって、いいえ少年ジャンプというのはそういうものなのです。
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まとい(イタク)
 さて、ようやく土蜘蛛を撃破したわけだが、これで話が終わったわけではない。
 二条城にはなぜか総大将ぬらりひょんが現れ、リハンの話を蒸し返している。そして魔王のなんとかいう刀。あれは確か四国編に出てきたものだったが、なぜそれをみなごろしじぞうが持っている。しかも他の京妖怪に隠れて何やら……
 原作はこのあと……あれ?どうなるんだっけ???(^_^;) 来週につづく。
 とりあえずこのみなごろしじぞうとリハンの話は、二期放送分では終わらないんです。第3期をやるならこれが布石となるわけです。やらないなら無駄な描写ですが。うーん、気になりますね。

#17「百鬼纏う御業」(2011.10.31)
 お話。茨木童子に鬼童丸が加勢で首無しが窮地に陥ったところを救ったのはゆら達だった。未だ修業中のリクオの治療にゼンが訪れていたところ、業を煮やした鞍馬天狗の配下がリクオを襲った。ゼンは初めて毒の翼を使おうしたその時…
 感想。来週とお話がつながっているので、来週書き直すかもしれないけど。
  この回も見どころが多く、花開院陰陽師の活躍、じいちゃんの死、ゼンの活躍、鞍馬天狗の事情、などなど、登場人物が多くて入り組んだお話の流れをうまく構 成してあると思う。バトルなどはもう少しじっくり見たかった、もっとじっくり展開してほしい部分多く、千年魔京のシリーズは尺がとれないからもったいない 感がある。2クールじゃなくて3クールあってもよかったな。
 ゼンがここでクローズアップされるが、ここで初めてこのキャラの立ち位置がわかる。ゼンは作品初期から登場してリクオと最初に盃をかわした、いわゆるリクオ直系の子分。なのに、ここまで見せ場らしい見せ場がほとんどなかったのだ。
 「ぬらりひょんの孫」はジャンプ格闘技マンガとしては欠陥が2つある。
・主人公のお友達キャラがいない。
・強さの序列がわからない。
  清継君やカナちゃんは確かにお友達だけれど、少年ジャンプにとって大事なのは、読者を代弁して損得抜きで主人公を応援し、同時に物語の視点を担う立ち位置 の人物だ。スーパーヒーローのリクオを外側から見ている時、つらら、かな、ゆらのヒロイン視点だったりするのは少年ジャンプ的にはだめ。同性のお友達キャ ラでないと読者の気持ちがシンクロしにくい。女の子キャラでもいいけど、男キャラがここまでいなかった。(イタクがそのポジションか。でもリクオが百鬼を 離れてそのあとがないんだよ)
 ここでゼンがそもそもその立ち位置だったことを思い出した。最初にゼンを登場させたとき、体が弱いとか戦闘に参加 出来ないとか、リクオを支えるに少し弱いキャラであるにもかかわず盃を交わしたのは、後々何か見せ場を用意するつもりだったはずだ。それがなぜか四国妖怪 シリーズでなくてここだったのだ。……なぜここまで待たされたのかはわからない。本当に最初からここで出すつもりだったのか。あるいはただ忘れていたのか も(-_-)
 2つめの欠陥。あくまで格闘技マンガとしての欠陥だけど、敵も味方も強さの序列がわからないことがイマイチなところだ。この世界で 一番強い奴は、少年ジャンプだから絶対に主人公でなければならない。今はナンバーワンじゃなくてもいずれそうなる。主人公だからだ。では二番目に強い奴は 誰なのか?
 それはまったくわからない。
 ぬら組の子分はほとんどがリクオの生まれる前からの子分で、リクオが勝負で負かして子分にした のはいない。ぬらりひょんの孫という肩書きはお殿様のようなものだから、それだけでついてきてくれるのはある。子分でないと言い張っている遠野組とも練習 で戦ったことしかないから、本当の優劣はわからない。
 ぬら組の青、黒、首はもしかしたら主人公よりも強いかもしれないが、ではこの中では誰が一番強い? 牛鬼、達磨など先々代からいる古株とはどっちが強い? 京妖怪で一番強いのは羽衣狐? じゃあ二番目は?
  ぬら組内の序列は戦闘力は関係ないのだとして、しかし敵の序列がわからないので、いきなり土蜘蛛が超無敵と紹介されて読者は混乱するのだ。羽衣狐倒して も、土蜘蛛最強なら意味なくない?この話(-_-;) 敵の強さがはっきりしないと、それを倒したとき「やった!勝った!」という快感がいまいち不明瞭な のだ。しょうけらは弱かったのか?それとも青が強すぎたのか、比較するものがないのでほんとのところはわからない。ちなみに茨木童子と鬼道丸とは、黒は勝 負を避けている。ここも疑問だ。黒が弱いのか?それほど茨木童子と鬼道丸が強いのか?

#16「二人の過去」
#15「闇に沈む…」

 お話。京妖怪が人間の生き肝を求めて暴れ回る京都。リクオが牛鬼の許で勝つための技を模索している頃、自分の存在意義と目的を見失った首無しは、百鬼から離れて一人先行して京妖怪の殲滅に向っていた。第七の封印・桂離宮を全滅させ、第六の封印・龍安寺で毛倡妓が追いつき、茨木童子一派と本格的に戦闘になる。一方、しょうけらが花開院本部を急襲、清十字団とともに本部にいた青田坊は秋房に加勢してしょうけらと戦う。
 感想。はいここ重要です。人間と妖怪は、そもそも相容れない存在。それが共闘するところが少年ジャンプの格闘技マンガ的な胸熱で萌えなところです。また青も首も昔は人間だった、だから情というものがあり、人間の気持ちにもシンクロできる。このエピソードは、キャラ単独の見せ場と過去語りが見どころ。いいお話なんだけど、じゃあリクオや古株の首無しが勝手に部隊を離れてだいじょうぶなのか?誰も怒らないの? そのへんの指揮系統はどうなっているの? ちゃんとした説明はないが、断片的な描写から判断するに、陰陽師衆が再封印に行くのを黒田坊を先頭に同行してサポートしてる様子である。
 さて「闇に沈む」のCパート。これちょっと要チェック。
陰陽師漫才「ぶす」
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 ゆらが小さい。幼稚園前くらい?
 子供の頃の秋房。ぽわわわんとしたキャラなのだ。竜二は今とあまり変わらない。
 秋房は本編に登場した時、俺にまかせろやってやるぜ!なノリで出てきたので、なんかそういう高飛車で性格のキツイお兄さんなんだと思っていたが、元々はゆらみたいないぼーっとしたおっとりした美少年キャラだった? つまりガキの頃から竜二にだいぶイジラレて今の秋房になったのかもしれない。
 このCパート、キャラボイスがギャグキャラボイスで(竜二も秋房も)なかなかの破壊力。

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ヨルオになったりヒルオになったり

#14「絶対に遭遇してはならない妖」

 お話。突如現れた土蜘蛛。土蜘蛛は、二条城入りした羽衣狐には帯同せず、ひたすら強い妖怪と戦いたがってリクオの前に立ちはだかる。土蜘蛛の圧倒的な力にリクオは敗れたが、死ぬこともなかった。土蜘蛛は再戦を約束させるためにつららを人質にして相国寺に去っていく。
 感想。原作読んでいてここでつまずいた(^_^;) この辺から原作覚えてないぞ(^_^;)
 第八の封印で陰陽師と合流、ここから順番に歩を進めていく、という流れを作ったが、作者はここで一度それをちゃらにしたとしか思えない。
 土蜘蛛はただの京妖怪ではないし、羽衣狐の部下というわけでもないようだ。絶対強者のような存在をここでいきなり出してきたのはなぜ? 北斗の拳でいうと、マミヤの村でラオウに遭遇してしまうようなものだろうか。話の序盤で敵ラスボスを見せて、頂点の高さを読者にわからせるという手法だ。では土蜘蛛がラスボスになるのだろうか? 強い奴と戦いたがっているけど、鬼道丸とかの京妖怪とは戦わないのはなぜ? さらに疑問なのは、ここで主人公の遠野での修業全否定&牛鬼の元で修業やりなおし、という流れになることだ。そんなに大事なことを負けてから教えにくる牛鬼とか。
 このへんはお話的に停滞感を感じる部分。わざとそうしたのかもしれないけど、そういうふうに感じる。

#13「迷宮・鳥居の森」
 お話。伏目稲荷神社には京妖怪の二十七面千手百足が罠を張って待ち受けていた。罠に取り込まれた淡島が二十七面千手百足と一騎打ち。そこへ花開院陰陽師が到着、第八の封印・伏目稲荷神社の封印に成功した。
 感想。淡島回。この話は原作読んでも話がつまらないと忘れてしまう私も、はっきりとよく覚えているお話。つまり面白く印象的な回。鳥居のような日本人なら畏敬の念を抱く舞台背景が、より怖く、より不気味。話も面白いし、アニメの作画も申し分ない。ただ淡島の武闘系必殺技は原作どおり止め絵のままだったので(^_^;)、具体的にどう強いのかはよくわからなかったけど。
 私はですね、この原作についていろいろ思うことがあるんです。「ぬらりひょんの孫」は読み切り妖怪ホラーみたいな回はすごく面白い。この伏目稲荷 の千手百足の回とか、ジャミのエピソードとか、前後の流れ抜きで独立した妖怪談はすごくいい。惚れる。でもジャンプ格闘技マンガの流れで見ると「ぬらりひょんの孫」は何か欠けているような気がしてならない。でもまあこれも作家の個性だと思うから、こういうもんだと思って読んでいるけど。本当ならこういう妖怪談義のようなお話の積み重ねで、じっくりまったり世界観を深めていくのがこの原作のあるべき形なんだろうなと思います。

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