荒野のストレンジャー

荒野のストレンジャー 【ベスト・ライブラリー 1500円:戦争映画&西部劇特集】 [DVD]荒野のストレンジャー 【ベスト・ライブラリー 1500円:戦争映画&西部劇特集】 [DVD]
(2010/08/04)
クリント・イーストウッド、ジャック・ギング 他

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☆☆☆☆☆ルックス
☆☆☆ガンファイト
☆☆☆イミフ

 お話。湖沿いにある小さな集落にふらっと立ち寄った放浪者。町のならずもの?3人をあっという間に射殺した腕前を買われて、町の用心棒を引き受けることになる。まもなく出所する3人組が仕返しに来るというのだ…

 おはようございます。今日もクリントの映画です。
 これは1973年公開と書いてあるので、今から40年も前、クリントが不惑を迎えたころの映画です。まだ髪が後退していない、マカロニウェスタン時代のイメージがあって、ほんとに男前でかっこいい(〃▽〃) 外見の話ですよ。背が高くてすらっとしてて、コートと帽子、乗馬、ガンアクション。映画俳優の外見に惚れて悪いか?

 でもこの映画、かっこいいヒーローや賞金稼ぎの西部劇かと思うと、それはちょっと違う。ミステリーやサスペンスのような雰囲気なのだ。法外な要求をする名無しの主人公(クリント)はけしからん奴のはずが、なんか出てくる登場人物がすべてが主人公以上にうさんくさい。見終わったあとの、このもやもやする気分はなんだろう?


(↓ネタバレ感想)






 最初、からんできたならず者3人を片づけた時、住人のほっとしたような困ったような微妙な顔色。お話が進むとだんだんわかっているのだが、結局登場人物全員が悪なのだ。主人公はもちろんだが、町の住人、ムショから戻ってくる野郎も。お店屋も職人も宿屋の主人も牧師も保安官も、無力で善意の住民として暮らしながら、しかし考えていることは自分の権益を守ることだけだ。ムショから出てくる3悪人とどっちが悪いかわからない。
 女も悪だと言える。いきなり難癖つけてきた女も、宿屋の夫人も、最初からちらちらと主人公に気のある視線をよこす淫売女、なのだ。
 そして結末。死んだ者もいれば、死なずにすんだ者もいて、町は焼け、人も町もぼろぼろだ。
 結局名無しの主人公の正体は……以前リンチで殺された保安官の幽霊? 墓に名前がないと彷徨い出てくるとか、ラストは墓石に名前が彫られ、荒野の蜃気楼の中に馬が消えていくシーンで終わるのはそういう意味? いや、たまたま町を訪れたただ単に霊感の強い放浪者が、殺された保安官の残留思念に影響されて無意識にやらかしただけなのかもしれない。冒頭、町に彼がやってきた場面で、馬車が馬に鞭を入れる音でびくっとなる絵があるんですよね。
 でも幽霊話で西部劇というのはどうなの? 私が疑問に思うのは、保安官の殺され方で、なぜ鞭だったのだろう? なぜ他所者を使ったのか?銃でも事故でも良いのでは? 墓石に名前を彫ってないのはなぜ?
 全員悪だと書いたけど、でも人間はとりあえず完全な善人なんていないし。死んだ奴はもちろん地獄行きだけど、生き残った奴らは幸いなのかはわからないな。町を出て行く夫人は、でも表情は少し明るい。

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