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正岡

おたくな奥様快楽通信

マディソン郡の橋

2011年09月01日
海外の映画とドラマ 2
マディソン郡の橋 特別版 [DVD]マディソン郡の橋 特別版 [DVD]
(2010/04/21)
クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ 他

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 最近また気になりだして、クリントの映画をまだ見てないやつとか前に見たやつとか、いろいろ適当にレンタルの棚から引っ張り出して見ています。昔は山田康雄氏の吹替が好きだったわけですが、今は字幕で見てます。クリント本人の年齢相応の声というものがあるじゃないですか。

 今回の映画は「マディソン郡の橋」です。
 私はこの映画は、実は見ていません。タイトルと内容は映画案内などで知ってます。クリントファンで既婚婦人の私にとっては、まるでクリントと不倫(〃▽〃)みたいなものなので恥ずかしくて見られなかった、というのが正直なところです。しかもクリントももう若くないし……とか。これ、TVで放送したことあるのか知らないけど、TVでも見てません。

 お話。アメリカのアイオワの田舎。母の遺品と遺言を受け取る兄と妹。そこには生前の母の秘められた恋が隠されていた。それは兄妹が高校生の頃のこと、州祭りの4日間、母を残して家を空けた時、ワシントンから雑誌カメラマンが取材に訪れていた時のこと……

 感想。私は常々思うのですが、恋愛は人類共通のテーマであると同時に、最も個人の好みの分かれるテーマだと思います。この映画、公開当時けっこう話題になったのは覚えていますが、見た人はどんな感想を抱いたのだろうか? 恋愛は正邪で割り切れるものではないから、見る人によっていろいろな解釈が生まれるのはそれは当然だと思う。
 私は、この平凡の主婦の4日間の恋愛については、私ってアニメ以外で一目惚れができないやつだから(^_^;)気持ちが入り込むようなことはなかった。相手がクリントだからいいけど、他の俳優だったらだめだったかも。でも恋愛には理由なんかないのである。恋に落ちるというのはこういうものなのだ。たぶん。
 ヒロインは、真面目で働き者の亭主と年ごろのかわいい娘と息子もいて決して不幸せではないから、退屈で平凡で田舎町に埋没する人生に不満を感じる事がまるで罪悪であるかのように思っていたが、本当は内側には違う自分もいる。地味な田舎のおばさんが恋愛が進行するにつれてだんだんきれいになってくる。
 ただ私は、この映画の萌えどころはクリントとの不倫じゃなくて、結局あきらめた恋愛をヒロインが死ぬまで大事にしまって持っていたところだった。このお話は完全にヒロイン視点なので、男にどう思われているかはいまいち確証が持てなかったが、別れた後々のエピソードでそれはわかる。手に入らなかったが、しかし間違いなくそこに自分があったという確証を遺言に残す。

(お話の核心に触れるネタバレ感想なので続きは以下で)






 日本では火葬は一般的なので、火葬にして遺灰を撒いてくれという遺言は「え~散灰って市町村の許可とかいるのかな?」程度の疑問しか感じないが、キリスト教社会であるアメリカ映画の中では全然印象が違うのだろうと思います。最初息子が激怒するところからも相当なことらしい。この映画はアメリカ人の映画なので、キリスト教に根ざした家庭、社会、倫理の中での不倫のお話なのだ。キリスト教の宗教観てよくわからないですが、日本人が思っているよりも不倫は倫理的に悪なんだろうと思います。
 このヒロインの名前がフランチェスカなのですが、この名前てダンテの「神曲」に出てくるフランチェスカとパオロからきてるのでは?
 灰にして橋からまいてくれという遺言は、つまり埋葬儀礼の否定?は、フランチェスカは神の国に行くつもりがないんだと思います。4日間の出来事を否定したくないから神様に詫びる気もないのね。先にまかれている男の後を追って灰が風の中に消えていくのは、「神曲」で地獄の風にふかれながら漂っているフランチェスカとパオロのイメージなのかな。と思いました。
 このお話、先に亡くなった亭主からすると、長年連れ添った奥さんが死んでから「私、ほんとは他の人が好きだったの、だから死後は地獄で彼と連れ添います、さよーなら」とか(^_^;)ひどい話かもしれないです。でもこのご主人はちゃんと神様のところへ行くのだと思います。

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正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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コメント2件

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みなみ遊  

なつかしい・・

あいかわらず正岡さまのレビューはおもしろいですなぁ。
また見たくなってきました。今日借りようかしら。

私がこの映画を見たのはテレビ放送だったと思います。
おそらく10代の終わりか20代入ってすぐ。
だから今見ると、感想は当時とまったく違うものになると思います。

基本私も一目惚れは二次元(もしくは芸能人)しかないです。
そんなに一撃で惹かれるほど、自分好みの人間っていないです。

それにしても、当時はまったく興味なかったクリント・イーストウッド。
今見るとなんて素敵なんだろう・・。
痩せてちょっと体力なさそう(に見える)顔つきとかすごいキュンキュンします。
この年齢のこういうオジサマが素敵、と思うようになったのは、
たぶん自分の腐った脳内のせいもあると思うんです。
結局BL的に萌える要素が含まれている男にときめくのだ。
現実に好きになる生身の人間はまた別なんだが。

2011年09月01日 (木) 09:24

正岡  

二次元と三次元は違うですねやっぱ

歳とって髪薄くなってもやっぱり好きかっこいいという気持ちがあるです。三次元てそういうものなのかな…と最近は思います。でも二次元の場合は惚れるパターンみたいなのがあるですが、三次元は年齢の積み重ねがあるので、いちがいにこうとは言えないものが多々あるです。歳とって興味なくなった俳優もいないわけじゃないですし。

2011年09月15日 (木) 12:25