スペースカウボーイ
![]() | スペース カウボーイ [Blu-ray] (2010/04/21) クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ 他 商品詳細を見る |
アメリカ☆☆☆☆☆
老人と宇宙☆☆☆☆☆
映画の王子様☆☆☆☆☆
今日はおうちで映画鑑賞。
レンタルですが「スペースカウボーイ」Blu-rayで見ました。
映画の王子様
カウボーイ
歳をとるということ
(↓ネタバレあり感想)
映画の王子様
クリント・イーストウッドは、私にとっては映画の王子様でした。アラン・ドロンの次くらいに好きになった外国人の映画俳優です。始めて名前を顔を覚えたのは、確か私が中学生くらいの時でした。まだ映画館に行く歳ではなかったので、たぶんTVで見た映画だと思います。それは「荒野の用心棒」か何か、マカロニウェスタンでした。
王子様っていっても、マカロニウェスタンでは無精髭の流れ者なのでその時は王子様とは思わなかったし、後年「ダーティハリー」も怖い暴力刑事さんだったので王子様って感じじゃないんですが、私にとって憧れのガイジン二枚目俳優でした。TVで放送があれば、出演作は必ず見てきた映画俳優でした。それが荒野の用心棒時代からずっとなので、私のアニメ歴腐女子歴と同じくらい長くクリントの映画を見てきたことになります。いつも「俺の映画を見ろよ」と誘ってくれる映画の王子様だったのです。
後年、TVシリーズの「ローハイド」を見ましたが、これのクリントは王子様だったかも(^_^;)
そんなわけで昔から好きだった、一緒に歳をとってきたので、そんな俳優さんはお歳を召してもかっこよく、今でも昔と同じように好きです。
歳をとるということ
そしてこの映画は2000年、私が松田龍平くんのおっかけをしている時に公開されました。この時クリントは70歳。荒野の用心棒の時代から考えると、老人以外の何者でもないです。Blu-rayのせいか、お顔のしわなんか余計にくっきりで、何もかも包み隠さず老いと向き合う真っ正直な映画。
10年前は、うちの息子もまだ子供で、自分が歳をとっていく自覚がなかったので、かっこいい老人コメディくらいにしか思ってなかった。あれから自分も「さすがに歳をとったわい」などと自覚するようになった今見ると、コメディは逆説的な真実の姿でもあるんだなと思うのだ。
笑ってる場合じゃない。明日死んでも人生後悔しないだけのことをやり終えたのか?自分は。まだやり残したことがあったら、今からでもまだ間に合うんじゃないか。年齢は理由じゃない。ジジイでもババアでもそれなりにやりようはあるだろう。うんそうだとも。
カウボーイ
この映画は原題も「space cowboys」。
なぜカウボーイなのだろう?
私は日本人なのでよくわからないが、アメリカ人にとってのカウボーイはきっと何かアメリカ的なメンタリティとかそういうものを体現しているのに違いない。日本における、侍とか忍者とか渡世人とかにもそういうのはあるじゃないですか。
だからカウボーイの意味するほんとのところはよくわかんないですが、俺達がこの国の歴史を担ったんだぜ的な誇りを感じる言葉なのだろうと想像します。
この映画の主人公4人の爺さんは、歳とったから人間が丸くなったりとかはしてない。不親切だし意地っ張りだし若者に道を譲るとか絶対しない(^_^;) 使えるものは何でも使うし、昔の上司だって恫喝するぞ。そう、俺様ルール。でも人には頼らない。
ラストシーンはカウボーイのよくある末路なのだろう。荒野で野ざらし。
クリント・イーストウッドは、私にとっては映画の王子様でした。アラン・ドロンの次くらいに好きになった外国人の映画俳優です。始めて名前を顔を覚えたのは、確か私が中学生くらいの時でした。まだ映画館に行く歳ではなかったので、たぶんTVで見た映画だと思います。それは「荒野の用心棒」か何か、マカロニウェスタンでした。
王子様っていっても、マカロニウェスタンでは無精髭の流れ者なのでその時は王子様とは思わなかったし、後年「ダーティハリー」も怖い暴力刑事さんだったので王子様って感じじゃないんですが、私にとって憧れのガイジン二枚目俳優でした。TVで放送があれば、出演作は必ず見てきた映画俳優でした。それが荒野の用心棒時代からずっとなので、私のアニメ歴腐女子歴と同じくらい長くクリントの映画を見てきたことになります。いつも「俺の映画を見ろよ」と誘ってくれる映画の王子様だったのです。
後年、TVシリーズの「ローハイド」を見ましたが、これのクリントは王子様だったかも(^_^;)
そんなわけで昔から好きだった、一緒に歳をとってきたので、そんな俳優さんはお歳を召してもかっこよく、今でも昔と同じように好きです。
歳をとるということ
そしてこの映画は2000年、私が松田龍平くんのおっかけをしている時に公開されました。この時クリントは70歳。荒野の用心棒の時代から考えると、老人以外の何者でもないです。Blu-rayのせいか、お顔のしわなんか余計にくっきりで、何もかも包み隠さず老いと向き合う真っ正直な映画。
10年前は、うちの息子もまだ子供で、自分が歳をとっていく自覚がなかったので、かっこいい老人コメディくらいにしか思ってなかった。あれから自分も「さすがに歳をとったわい」などと自覚するようになった今見ると、コメディは逆説的な真実の姿でもあるんだなと思うのだ。
笑ってる場合じゃない。明日死んでも人生後悔しないだけのことをやり終えたのか?自分は。まだやり残したことがあったら、今からでもまだ間に合うんじゃないか。年齢は理由じゃない。ジジイでもババアでもそれなりにやりようはあるだろう。うんそうだとも。
カウボーイ
この映画は原題も「space cowboys」。
なぜカウボーイなのだろう?
私は日本人なのでよくわからないが、アメリカ人にとってのカウボーイはきっと何かアメリカ的なメンタリティとかそういうものを体現しているのに違いない。日本における、侍とか忍者とか渡世人とかにもそういうのはあるじゃないですか。
だからカウボーイの意味するほんとのところはよくわかんないですが、俺達がこの国の歴史を担ったんだぜ的な誇りを感じる言葉なのだろうと想像します。
この映画の主人公4人の爺さんは、歳とったから人間が丸くなったりとかはしてない。不親切だし意地っ張りだし若者に道を譲るとか絶対しない(^_^;) 使えるものは何でも使うし、昔の上司だって恫喝するぞ。そう、俺様ルール。でも人には頼らない。
ラストシーンはカウボーイのよくある末路なのだろう。荒野で野ざらし。