シネマ歌舞伎「女殺油地獄」
シネマ歌舞伎「女殺油地獄」2011年公開
こちら行って参りました。
松竹にこういうコンテンツがあることは知ってはいたのですが、映画館に行く習慣がそもそもないもので(^_^;) でも最近特撮ヒーローのおかげで何度も映画館に行く事になり、先日の戦隊映画で「女殺油地獄」の予告編を見て、何やら猛烈に見たくなってしまいましたのです。
お話。上の動画の予告編を見てください。
感想。非常に良かったです。もっと早く見に行けばよかったな。今までなんで行かなかったかというと、どうしても見たい演目がなかったんだよね。今過去リストを見ると、これ見ておけばよかったといのはあるけど。
まずシネマ歌舞伎というものは、歌舞伎シネマではない、あくまで歌舞伎なんですね。TVで見る舞台中継とも違う。
・劇場の臨場感があり、歌舞伎座の前から10列目あたりで見ている雰囲気。
・画像が非常に鮮明できれい。舞台に近いところで見ている感。
・カメラワークっていうの?演出っていうの?絵のつなぎが非常に良かった。臨場感とか緊張感出そうとして、アングル切り替えたりするようなことはなくて、観客視点で舞台上を目で追ってる感じ。
実は私、この演目はTVや映画で見た事はあるんですが、歌舞伎の舞台で見るのは初めて。始まってから気付いたのですが、浄瑠璃ものなので三味線のBGMとナレーション付き。これがけっこうスロー展開なので普段の舞台だと途中で眠くなったりするんですが(^_^;)、このシネマ歌舞伎ではそういう時にカメラがぐーっと寄って役者の表情を見せてくれるので、あまり退屈しなかったです。実際舞台上の表情はここまではっきり見えないし、泣かせる芝居も役者の表情付きだと効果絶大。特等席で舞台見た感があって、満足です。2000円でこれは悪くないです。
主演は片岡仁左衛門。67歳。ジコチューな若造の役。さすがですわ。
仁左衛門で見たい舞台は他にもいろいろあるので、お願いです松竹様。もっと私の見たい演目よろしくお願いします(^_^;) 私、団十郎や菊五郎も見たいです。
客席は私も含め、年配の方々で平日4割くらいの入りだったかな。
次回は10月「熊谷陣屋」。よし行く。
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/