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正岡

おたくな奥様快楽通信

ヘロQ「魔界転生」感想

2011年06月19日
↑小西克幸/舞台 0
ヘロヘロQカンパニー「魔界転生」に行ってきたのだ

 6月17日夜の部を観劇。
 いい劇場ですねえ前進座。舞台が近くて。
 でも吉祥寺駅から遠く感じたのはやっぱ私の歳のせいか。
 お花もいっぱい来ていたなあ。

 さて、わたくし観劇は趣味というほどではないですが、一時期歌舞伎にはまって、毎月のように歌舞伎座や新橋演舞場に出没していた時期もありました。見た事がある舞台は、歌舞伎、スーパー歌舞伎、宝塚、パルコ劇場、コマ劇くらい。面白そうな舞台を探して劇団公演見るということはしたことがありません。ヘロQさんについては「小西さんが出演しているなら一度は生で見ておこうか」というのが動機であって、そういう意味では、このジャンルでは私は演劇に無関心な一般人であるわけです。ちなみにヘロQの観劇歴は昨年12月「アニメ店長」於天王洲だけです。

 「魔界転生」は過去に何度か映像化や舞台化されている有名な伝奇小説。ごめんなさい、私、山田風太郎は読んだ事がありません。(萌えないので(^_^;))友人が本持ってて、タイトルと内容を知っている程度です。

 感想。場面転換が頻繁なのと、登場人物が多いので、お話についていくのがけっこうしんどかった、というのが率直なところ。でも退屈ではなかった。ストーリーの進行はさくさくと早く、舞台上のアクションも多かったので、長い上演時間があっという間、最後までダレることがなく緊張感があったです。これは役者さんの上手さなのかも。
 ただ、家に帰ってきてどんな話だったか余韻に浸ろうにも話の順番が思い出せない(^_^;) 記憶から欠落してる見落としがあるかも、もう一回見た方がいいかなでもチケット完売してるし……(^_^;)
 これ、DVD出ますよね、映像で見れば深作映画みたいになっているかも。このあとどうなるんだろう?と最後までひっぱられるような感じで。
 それで小西ファン的には「かっこよかった(〃▽〃)」 小西さんのお役は、魔界に転生した荒木又右衛門です。もちろん敵役悪役なんですが、かっこよかったです(〃▽〃)

 感想のまとめは
・長時間上演だけど退屈はなかった。でも登場人物が多い&場面転換が頻繁で慌ただしい印象だった。
・浪川大輔ファンのみなさんこんばんは。この舞台必見ですよ。見に行けない人はDVDで見ましょう。
・魔界衆の派手なお衣装。
・小西ファン的感想。


(↓ネタバレあり感想。これから舞台見る人、DVD見るまで詳しく知りたくない人は要注意)



長時間上演だけど退屈はなかったが、登場人物が多い&場面転換が頻繁で慌ただしい印象
 私は原作未読なのですが、原作ももしかしたらこういうさくさく展開なのかな?原作通りの印象ならそれでいいんだと思います。
 お話は「十兵衛vs魔界衆の対決」「柳生の里の衆サイド」二筋の進行があり、入れ替わり立ち替わり交叉する糸のように意外に複雑。でも立ち回りが多いのと、だんだん殺されて減っていくので(^_^;) 何がどんな役なのか理解が追いつかなくても大丈夫!

浪川大輔ファン必見
 客演という肩書きですが、浪川さんの出番が多いんです。主役の座長に負けないくらいに。
 浪川ファンのみなさんこんばんは。この舞台絶対に見ましょう。見ないと後悔しますよ。チケット買わなかった方はDVDでぜひ。最後まで舞台にいるし、動くしセリフもめちゃくちゃ多かったです。浪川さんて暇な声優さんじゃないはずなのに。それと、魔界転生は内容が内容ですからもちろんエロありです。BLCDには出ないのに舞台ではエロ演技ありというのはどういうことですかいのう(^_^;)

魔界衆の派手なお衣装
 登場人物が多いので、誰が何なのかごちゃごちゃしますが、転生魔界衆は絶対に見分けがつきます。衣装やメイクが歌舞伎調なので。衣装は多分この6人が一番お金かかってると思います。サービスでポストカードもらいましたが、この写真とは全然違うんです。
 セリフとかお話の中で人物の個性を書き分けて行くのもドラマの描き方だと思うんですが、それ抜きでもばばーんと最初から個性と役柄をはっきり持たせるのが歌舞伎の荒事なんですね。魔界に転生したらいきなり派手な歌舞伎調ないでたちになってて、このファンタジー設定にそれがよく合っているんです。
 思うに、人間じゃないものがばんばん出てきて現世の人間とかかわるようなお話って、歌舞伎では不思議でもなんでもなくよくある題材です。「魔界転生」も歌舞伎向きと言えるかも。例えば、小西@荒木又右衛門が娘をさらってすっぽん(花道にある穴)に沈んでいく場面がありましたが、これは「すっぽんから出入りするのは妖怪変化」という歌舞伎ルールです。

小西ファン的感想
 もちろん私がこの舞台を見にいったのは小西克幸さんを見たかったから。冬に「アニメ店長」見に行って、小西さんの舞台の芝居も観たし本懐を遂げたつもりだったのですが、次が「魔界転生」ときいて殺陣やるんだろうなと思ったら、これも見たくなったので。役者もナマモノなので若くないとできない役や仕事ってあると思うんですよ、そう思うと今見られるものは今見ておかなくちゃ!
 私は今でも悔んでいるんですが……高橋英樹様の桃太郎侍とか松平健様の暴れん坊将軍とか、生の舞台を見られる時に見ておけばよかった……。これを読んでいる若い人たちはこういう思いをしないように。
 さて、小西@荒木又右衛門について。かっこよかった(〃▽〃) もちろん悪役なんですけど、大刀かついでじゃーんて出てくるだけで、えええかっこいいわあ~。衣装もメイクも歌舞伎の荒事風。歌舞伎の何の役に似てるかなあ、変な例えだけど荒獅子男之助とか鎌倉権五郎を悪役にしたような印象の見た目。背中に背負った綱と筋筋な隈取りはパワーファイターの印、でも隈取りが黒いのは妖怪変化を意味しているから。(歌舞伎ルール)
 背が高くて骨格が立派、というのは男優にとっては親からもらった財産みたいなもんですね。しみじみ思いました。外見を活かした役で、もちろん悪のお芝居も殺陣もかっこよくて、動く小西さんが楽しめる舞台でした。

舞台全体の感想
 最初に思ったのは、座長の関さんて暇な役者じゃないですよね。自分のレギュラー仕事の合間に、来年再来年のために小屋を押さえて、出し物考えて、版権交渉や脚本など用意して、要するに人や物や金を手配する前準備があって、それから自分も出まくる上に演出もするわけですから、自分の稽古もあり団員の稽古も見て全体の進行を見て、もちろん演出補とか手伝う人がいるとしても、やっぱり客が想像する以上にやること多いんだろうなと思います。自分のレギュラー仕事の合間に稽古して、それも今回はチャンバラ劇ですから、それの稽古時間も確保しないといけないですよね。それで上演は9回。
 そんな忙しい思いをしてもやっぱりやりたいものなんでしょうね、舞台公演て。
 脚本や演出については、私は原作を読んでないので、これがベストな形かどうかはわからないです。歌舞伎座だったら夜の部通し狂言のようなボリュームで、それを圧縮したようなかんじ。もっとじっくり見せたい場面もあったのではないか、たとえば十兵衛親子の確執と情のような。うーん、でもこれ以上長いのもむずかしいのかな。見るところがいっぱいあって、おもしろかったですが、1回では見きれないのが残念なような気もします。公演回数も少ないので、もう一回行こうにも今日19日が千秋楽です。演出をいじったりして再演があるなら、また見たいですね。

 それで思ったんですが、古典歌舞伎だとアクションシーンはけっこうゆっくりで、一番いい場面ではにらみ合ったまま止まっていたりします。あれは結局映像ソフトのない時代の演劇だから、今日はこの場面をしっかり目に録画して帰りましょう的なサービスだったのでしょうね。現代の我々はDVDでもっかい見ましょう(^_^;)

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正岡
この記事を書いた人: 正岡
■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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