ぬらりひょんの孫

ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)
(2008/08/04)
椎橋 寛

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 はい。これ買いました。アニメ見る前の予習です。

どんなお話?
お話の流れ
よかった
気になること
アニメ化を想定して読む
花開院竜二について
ゆらりひょんのこれから

ネタバレ感想文なので↓こちらで
+最新刊の感想追記(2011.9.3)
+最新第21巻感想追記(2012.6.25)




どんなお話?
 主人公リクオのおじいちゃんは妖怪ぬらりひょん。リクオも中学生になり、そろそろ妖怪のボス三 代目を襲名してもらいたいという周囲の(妖怪の)期待と本人のためらい。リクオの妖怪の血筋は1/4だけなので、妖怪の姿を維持できるのは夜の間だけ、昼 は普通の人間の男の子なので、妖怪のことを内緒にしながら学校にも通っていた。
 ぬら組三代目を名乗る決意を表すリクオに、妖怪世界の抗争や陰謀、陰陽師との確執、先代先々代の因縁など、さらに深い妖怪世界の闇が迫ってくる…

お話の流れ
  ジャンプコミックスってだいたい1年に5巻くらいだったかな?だから3年以上週刊連載しているわけで、これだけ続くと、ストーリーの方向性やキャラクター 性など方向性が変わったりするものなのね。作家はもちろん連載前からこういう作品にしようという展望は持っているだろうが、その通りにいくとは限らないも のだし、書きながらいろいろ膨らんでいくものもあるだろう、連載て。
 「ぬらりひょんの孫」は連載当初は、おじいちゃんは妖怪の親分、ぼくはふつ うの中学生、でも時々妖怪の血が発動して違う人になっちゃうよ(^_^;) 学校には妖怪の子分たちがついてくるけど、人間の友達には内緒だよ、特に隠明 寺の友達には絶対内緒。というかんじ。しかし連載が続くと、リクオは妖怪の姿でいることが多くなり、お話も妖怪vs妖怪の壮絶な戦いの描写に傾注してい く。少年ジャンプだから、日常の場から戦いの場へ活躍の場を移し、誰と誰が戦ってどっちが勝ったという描写に終始するのはある意味正しくジャンプの王道で ある。

よかった
 妖怪の縦横のつながりや抗争をヤクザ社会に見立てているのは、上手い設定で あり描き方だと思います。「墓場の鬼太郎」時代は人間も妖怪も同じような自然環境の中になじんでいたが、それがコンクリートとアスファルトの市街地になる と古来からある妖怪は人社会から思いっきり浮き上がってしまう。それを異質な印象のまま無理なく人となじませるのが、このぬら組という仁侠団体なのです ね。
 マンガ的には、最初の方はセリフがごちゃごちゃしていて、誰がどこからどこへ動いたのがか、絵の流れだけでは話がわからない読みにくいマン ガ、という印象だったけど、京都にくるころには大コマを効果的に展開して、迫力があって、コマが連なって絵が動いて見える。それとは別に1 枚イラストがとにかくかっこいいです。
 それと先生には関係ないけど、コミックス収録のみんなのイラストコーナーが実に良い。ファンの気持ちが絵に乗ってるよね。だからファンアートって好きさ。

気になること
 この作品で、おもしろいけどちょっとひっかかる部分は、過去編である。
  ぬらりひょんはリクオを含めて三人いる。リクオのお父さん、リクオのおじいさん。じいさんもパパもそれぞれに強大な力を持ったぬらりひょんだったので、そ れぞれにエピソードがある。祖父と父親の代の因縁話がリクオにつながってくる凝った作りになっていて、それは非常に面白いのだが、ぶっちゃけリクオのお話ではないし(-_-#) しかもけっこう長い。突然リクオ視点から放り出されてしまうので、そこがつらい。アニメだと声も違うから完全に別人なんでしょ? 作者の胸の中にこんなふうにいろいろなエピソードがうずまいているんだなあというのはとても感心するところなのだけど……
  もうひとつ気になるのは、非常に登場人物(妖怪ももちろん含む)が多い事だ。妖怪というのはそもそもいっぱいいるものだが、さてその中から誰がリクオの後 を付いていって活躍するのか? 私は単行本でまとめ読みだからいいけど、連載で読んでいると、好きキャラがしばらく出てこないとか、出てきたけどすぐやら れたとか、次いつ出てくるのかわからない、出てきたけどモブだった、ということも多々あるんじゃないだろうか。

アニメ化を想定して読む
 それで、私がこの時期わざわざコミックスをとりよせたのは、もちろんアニメ第二期の予習です。
  公式サイトに羽衣狐編らしいことが出ているので、ということは京都の昔話、つまり爺さんの代の話からやるのかな? これ、けっこうボリュームあるんです。 爺さんの代の戦いの話があり、そのあとリクオが修業して、京にのりこんで、そこからずっと戦いが続く。そして狐サイドも話が二転三転。これ原作どおり絵に していたら26話に全部入るとは思えない。どことどこを切って、どこをつなげるんだろう?と考えてしまいました。それでもけっこう詰め込むことになるん じゃないだろうか。
 だいたい花開院兄弟が出てくるが7巻頭で、狐編決着は16巻。1期分よりもボリュームがあるんですが……登場人物も圧倒的に 多いですよね。26話にどうやって構成するんでしょうか。テンポよく展開するのと端折るのとは紙一重の表現だと思うのね。それなりの秒数を確保しないと醸 し出せない雰囲気というものだってあるはず。
 まあ、私の仕事じゃないから(^_^;)ここで考えてもしょうがないし、素人が考えるようなことはプロだって考えるから、きっといろいろ悩んでいるんだろうなと思います。

花開院竜二について
  小西克幸さんが担当するというこのキャラについて。いったいどんな人物なのかとわくわく読みました。というのも、2chのスレッドなど掲示板での事前の キャスト予想で、竜二役は「絶対○○さん」「自分的には△△」と原作ファン竜二ファン同士が主張して譲らない、どうやら人気キャラらしいのです。
 出番の方は、このシリーズではけっこうあるんだろうと思います。京都・陰陽師の実力者の一人、狐がらみで関係者であるわけで、第二期シリーズ頭で東京に現れて、話が現代の京都に移ってからヒロインのひとり?ゆらと行動を共にしていくんだと思います。
 それで、お兄様ボイス系声優のファンがみんなほしがった花開院竜二役って、どんな役なのか?
 ああなるほど、適当に性格が悪そうなところとか、絵に描いたような二枚目じゃあなくてちょっと壊れ気味のところとか、なんかまだまだ魔球や裏技隠し持ってそうな男。人間なのに妖怪みたいな(^_^;)タマです。そこがいいんですね。
  東京に現れたときは妖怪vs陰陽師戦みたいな構想が作家にあったのかもしれません。この時は妖怪=黒=即殲滅みたいなことを公言してはばからない。ただ去 り際には陰陽師が二人死んだので帰ってこいな話になっているので、ここで狐シリーズのために話が支流に行く(過去話と遠野編)ことを決定したのかもしれな い。
 連載はまだ続いているはずですが(ジャンプ買ってない)今どうなっているんだろうなあ。竜二ってこの後のシリーズも出番あるの?
 キャラのスペック的にはどうなんだろうなあ?一応人間なので。でも後から後から必殺技を追加しやすいキャラだと思います。「仕方がない、ここで見せるつもりじゃなかったがアレを使うか」とか「俺にこの技を使わせたことを後悔するなよ」とか言いながら何の脈略もなく突然超必殺技を出しても許されるタイプのキャラですね。でも妖怪話にどこまで出番があるか。

ゆらりひょんのこれから
 面白かったしコミックスはこれからも続き買います。
 それでつまらないこと言いますけど、お狐編完結で16巻ですね、ジャンプの連載作品ってここらへんまでは絶対に面白い。北斗風に言えばラオウ編完結までは絶対に面白い。そこからさらに次の山に登るのが大変なんだろうと思います。

追記
 うちのスーパードルフィーに着物作らなくちゃo(^-^)o 羽織り作ったことないけど、これも作らなくちゃ。それと、ええと…竜二の来ているコートも作る。
(2011.6.10)

追記(7.4)
 続きの17巻。次のシリーズは百物語編とかいうのらしい。アイデアとかよく考えてるなあ。
 この巻では竜二が活躍していたけれど、後々、ぬらりひょんたちの話にかかわるのだろうか?
 それで気になったこと。この連載が本誌でどんな評価なのか知らないけど、子供の読む少年マンガとしてはどうなのか……。先代、先々代の話が出てくるたびに思うけど、大河ドラマ的な長い時間の感覚は小学生にはわからない。つまり10年前も100年前も子供読者にとっては同じことなのね。昔のジャンプの「男塾」で「あれは今から3年前…」と過去が語られるとき必ず3年前になっていたのは、子供にとっての昔というのは3年くらい前のことだからなのね。だから江戸時代、とかいったら完全にリクオの世界観から離れてしまう。つまり自分の知らないお話。まあこういう作品がジャンプにあってもいいですが。
 それからどーしてもこれだけはだめ。女の子がみんな同じ顔。見分けられない。今死んだの誰?リクオの同級生のだれか?あ、全然赤の他人だったのね(^_^;) 見慣れれば、目の感じとかでわかるのだろうか?

追記(2011.9.3)
 18巻が出たんですけど……私はちょっと疑問なんですが、どうなの?このマンガ。ジャンプ読者のよい子たちはついていけてるの? ぬら孫の熱心な読者はなんでもいいとして、私のようなニワカ読者にこれはちょっとつらい。
 確かに妖怪は古典に登場するくらい古いものであり、過去からの流れあって現在がある、そういう世界観はわかる。ジャンプにこういう作品もあっていい。でも前の巻で現代のお話の進行中に挟んでくる過去話としては、これは長過ぎると思う。作家の中ではいろいろ構想やアイデアが膨らんでいるのはよくわかるし、それはそれで面白いんだけど。私は過去編みたいな物語は、現代編のお話がカタがついてから振り返るような形で入れてもいいと思うんですよね、こんなに長くなるんだったら。いや、コミックス1巻を長いとか言っちゃう私の感覚が正しいかどうかはわからないけど(^_^;)、私は長いと思います。

追記(2012.6.25)
 21巻が出たの4月ごろだったと思いますが(^_^;)、百物語編がちょうど終わった巻だったので、ここまでの感想を書いておきます。
 コミックスで読んだ「ぬらりひょんの孫」の印象は、絵が上手い。世界観や設定、キャラクターが魅力的。読み切りはすごく面白い。でも少年ジャンプ的なバトルマンガとしてはいまいち何か欠けている。そういう印象だった。一番少年マンガ的に食い足りなかったのは、リクオの「俺は~」という自己主張が弱いことだと私は思う。いや、逆にそこが魅力なのかもしれないけど、まるで妖怪の絵巻物を俯瞰で眺めるような、そういう作品なのだ。
 百物語編も羽衣狐編も、先代、先々代ぬらりひょんからの因縁をひきずったお話だ。今どきのお子様が感情移入するような設定じゃあないわけですが、しかし現代の百物語は都市伝説やネットやツイッターを介在していて、なかなか面白かったです。こういう話が読みたかったのかと聞かれたそれはちょっと違うけど。
 黒髪のリクオはいまいちだったな。バトル展開になると何がどう強くなったのか、見て判るように表現しなければならない。いろいろ苦労したと思うけど、これはうまくいってるとは思えない。なぜなら、あまり美しくないからだ。リクオは強さの表現をルックスで表すとしたら、それはマッチョとかワイルドじゃなくて、美しさだと思います。
 さて、このシリーズで、リクオの正体が清継くんたちクラスメイトや東京都民?の皆様にも知れてしまいました。これってこれでいいのかな。私は人間と妖怪の世界はちっきりわけておく方が良かったと思うけど、これはきっと先生に何か狙いや意図するものがあってのことなんでしょう。清継君がぬらりひょんのお友達に昇格、みたいな。
 でも恋愛設定は踏み込まない方が良かったんじゃないかと思う。つららちゃんもカナちゃんもどっちにもファンがついてるわけなので、それに他にも女の子いるじゃん? だからあたらずさわらず連載終了までとっておくべきだと思うのよ。
 ここですぱっとお話片付いたかと思うと、まだ続きます。本丸は安倍晴明だ。
 百物語編は、導入部分の竜二とゆらが地図に無い村に行く話、あれがめちゃくちゃ面白かったです。この先テレビシリーズになることはないかもしれないけど、OVAとかであの話はアニメで見たいな。掲載雑誌が変わるそうですが、勢いでだらだらやる週刊連載よりも、中編の読みきりを連ねて行く描き方の方がいいんじゃないですかね。私はジャンプ買ってないので(^_^;)コミックスの続刊楽しみに待ってます。

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  • まとめwoネタ速neo
  • 2012.06.26 18:04

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