世界一初恋
![]() | 世界一初恋 通常版 第1巻 [DVD] (2011/06/24) 近藤隆、小西克幸 他 商品詳細を見る |
TVアニメ「世界一初恋」2011年放送
http://sekai-ichi.jp/index.html
うんちく。この作品のドラマCDが最初に発売されたのは、2008年7月でした。アニメイトやamazonなどの流通を通さず、カドカワの通販からの直の販売でした。この時点で「純情ロマンチカ」がすでにアニメ化されているので、当然「世界一初恋」が時期候補だというのは想像がつきました。翌年ドラマCDが続けて発売されるにいたって、おそらくアニメ化は確定なんだろうな、と思っていました。2008年にキャストが決まってから3年、アニメ化にこぎつけたわけです。こうしてみると、アニメってずいぶん地道で息の長いお仕事なんだとわかります。
最初にドラマCDを手にしたとき、私はもちろん小西さんが目当てで、ぶっちゃけ他のキャストは知らない人ばっかりでした(^_^;)(緑川堀内森川は別として。)近藤隆さんは、小西さんとはセカコイのドラマCDが初共演です。ごめんなさい。私は近藤隆って名前も知りませんでした。知り合いが「リボーンに出てる人だよ」すごく人気がある事を教えてくれたのですが、すいません、いまだに声が覚えられません(^_^;) でも覚えられないのは近藤さんだけじゃないからね、岡本立花中村神谷前野…等しくわからないから(^_^;)ファンの人は怒らないでね。
最初のドラマCDから、小西さんはずーっとBLCDの最前線を走っています。毎年変わらないペースで作品に出続けて、いまやこのジャンルで出演数が上位に食い込む声優さんとなりました。BLCDはオーディションではなくて、作家やメーカーのご指名で出演するものなので、長く続けるのも簡単なことではないです。BLの国の住人としては、声が魅力的で、芝居が上手い人に出演してもらう、これ以上の幸せはないです。
(視聴日記)※下へ行くほど古い記事
第11話/第12話(2011.7.14)
お話。文芸編集への未練? 律の迷い。
感想。えっ?ここで終わり?
早く第2期をアナウンスしてくださいね。角川様のやることだし素人がいらんことを言っては失礼かもしれないけど、私たちが忘れちゃわないうちにお知らせしてくれないと、DVDの売り上げにも響きますわよね。
お話はまったくほとんど道半ば。まだ意思の疎通もなく、ハッピーエンドには至っていない。高野さんと律は別れることになってしまった事情とは。途中で高野さんが何かいいかけた、律の履歴書がどうの…というのは何の事? 積み残した謎や過去はいっぱいある。だってコミックスのまだ二巻終わったところ。(木佐編は3巻目)
俺達の戦いはまだ始まったばかりだ(^_^;)
見所は、11話冒頭の部決会議。けんか腰の意見交換(^_^;)
高野のこういうシーンを見るたびに思うんですが。セカコイ公式に小西さんのコメントがありますよね。「意識していること/やり手編集長というところ」。このお話は小野寺律の目線で物語が進むので、律の認識していることは読者にもわかるように説明されているけれど、律がわかってないことは断片的で謎だらけだ。高野についても、実は律(視聴者)から見るとよくわからない人なのだ。高校時代の先輩、横柄な上司、何かとちょっかいかけてくる。律の視界に入ってくるのはここまでで、高野が本当は何を考えているのかは、あまりよくわからず謎のまま物語は進行していく。演じる小西さんの立場からすると「ぶっきらぼう、横柄、少ないセリフの羅列」からなっているのが高野という人物だ。その少ないセリフに、できる編集長の実行力、知性、統率力、実績、偏屈な性格なんかを表現しているはずである。それを念頭に置いて最初から見てみると良いと思う。怒鳴り声にもそれは反映されているはずだと思います。
BLの攻めとは、ドラマも人物のバックグラウンドも何もなく、いきなり初登場シーンで辣腕編集長と肩書きが紹介されるだけ。その最初のワンシーンで、ああこれがヒロインの運命の人なのねと強く印象つける。BLの攻めは、案外難しい役なのである。
第10話
ここで1話、千秋編が入ります。
お話。千秋がアシの優と温泉旅行に行く計画を告げた途端、羽鳥が不機嫌に……。千秋にはその理由がわからない。予定通り、温泉宿についてから…
私は千秋編はちゃんとフォローしてないので、初めて見聞きする新鮮さがあります(^_^;) ああ、こういうお話だったんだ。このカプは最初にHありきなので、円満にやってるかといえば、なんか恋愛未満のようなお話だなあ。千秋編にも横車を入れてくる強烈な当て馬キャラがいるけれど、千秋はこんなやつだし、優はちょっとかわいそうな役回りだね。
(↓先週までのお話はこちら)
第8話/第9話(6.10)
この2話は木佐回です。
お話。月刊エメラルド編集の木佐はああ見えて 30歳、実はゲイ。雪名@書店のバイトくんを眺めていたいだけの動機で、連日こっそり書店通いをしていた。営業の横澤を介して知り合うようになったとこ ろ、雪名の好きなマンガ作品はことごとく木佐が担当していたことを知り、雪名からも急接近に…
うんちくと感想。木佐翔太の場合は、原作コミック の途中から登場する、このシリーズの3カプ目のお話。一緒の高校だったり幼なじみだったり過去になにがしかの関係があって、それを引きずっている律や千秋 とは違い、木佐編はゼロからのスタート。しかも受けサイドからの一目惚れというのが発端。他の2カプとは魔逆を行く展開で、少女マンガの王道展開でなかな か心地のいいお話だと思います。ハッピーエンドなのでそこも、このカプのポイント高いところだと思います。
律の場合は、思ってること言ってるこ とやってることがちぐはくで、本音や深層心理とは異なる言動をとったりして、いろいろ複雑な場面展開が見せ場だったわけですが、木佐編にはそういう変化球 はないです。木佐は自分で自分の恋愛観のようなものがはっきりあって、多少自信のなさはあってもそこからブレることはないので、言行一致キャラなんです ね。だから裏も表もなく、モノローグがそのまま本音でわかりやすく感情移入もしやすかった。
モノローグがけっこう多くて、これは声優さんの芸の見せ所でした。
さて来週は吉野千秋編? え?ええええええ?
まだまだおあずけか……なんかさみしい……しばらく高野編集長の声聞いてないような気がする……
第7話(5.26)
感想日記書く前にいきなり愚痴っちゃいますけど(-_-;) この回は小野寺律編、原作本第2巻の最初のあたりです。来週木佐編てどゆこと?木佐編をここで挟む? 原作だと木佐編が描かれるのはもうちょっと後なので、ここに入れるのはいいとしてもDVDを小野寺編だけ買う都合、ここで小野寺編1話だけってのは……(^_^;)(視聴者はわがまま)
木佐編は原作本3巻の途中からに収録されていて、原作通りに進行したら小野寺編の話がとりあえずカタついたあとに出てくる。アニメは小野寺編で〆たいのでここで木佐編をはさんだのはわかる。全部で12話で、じゃあ木佐編2話入れるのかな?だとすると、8、9が木佐編。10,11,12が小野寺編?
うーん(-_-;) これドラマCDの時も思ったんですが、複数のカップル抱き合わせてのは勘弁してほしいわけです。キャラクターがどれも平等に好きな人よりも、特定のキャラが好きな人の方が多いと思うんですよ、特にこういう作品は。私が小野寺編だけは買おうかと思っているように、木佐編だけでも買おうとか思っている人だってきっといるだろうに、木佐ファンは出番ここに集中しているのでこれではDVD2つ買わなくてはならないではないか。小野寺編は長い話なので、別にきりの悪いところで木佐編を挟まれても構わないのに。DVD余計に買わないですむ方がマシ。
さて今週は小野寺律編。小野寺律担当の作品がコミックス化。企画書、会議……と新しい仕事が増えるその一方で、高野編集長のアプローチ、そして気になる横澤の存在。
ここらへんでだいたいわかってくるけど、高野編集長は実は公私混同必死のアピールなのね。無愛想だし、お話も小野寺視点なので今まで何とも思わなかった。小野寺律から見えないものわからないものは画面にははっきりと示されないわけで、高野編集長は単なる横暴男であったわけだが、だんだんそこらへんの背景が視聴者には見えてくる。(小野寺はまだ気付いていない。)けなすようなことを言いながら、企画書を見てやろうとし、ついでにキスもする。これが公私混同でなくてなんなのか。横澤から見ると激しく変な高野だから「何やってるんだ?おまえ」のセリフになってるわけなのね。律は気持ちの整理がつかないまま、つづく!
だけど来週は木佐編。
第5話/第6話(5.24)
この2回は吉野千秋編。月刊エメラルドの人気少女マンガ家・吉野と、その担当編集羽鳥のお話。このふたりと吉野のアシスタント柳瀬は、仕事関係以前に実は幼なじみ。そして吉野本人が気付かないだけで、実は密かに三角関係。その関係が崩れたある日……
私はここの部分は原作未読。ドラマCDでも一度しか聞いたことがないので(^_^;)、あ、こんな話だったのか…と非常に新鮮な気持ちで見た。でもあの場面て確か……小野寺編と違うのは、なかなか関係が発展しないでHが進まないのが小野寺編(^_^;) 最初にHがあるのが吉野編(^_^;) 受けがヒロインで恋愛にうとく鈍感なのは傾向が似ているとも言える。外見も非常によく似ていて、実は私は見分けられない(^_^;)(ついでに言うと木佐も(^_^;))しかし高野と羽鳥ついでに雪名、攻めキャラについては外見がはっきり違うのはなぜなのか? それは私が常々言っているように、BLは攻めキャラがその世界を支配する原理なので、攻めが変わると世界も変わる。同じ神は二人といない。それがBLの攻めというものなのだ。BL作家は基本的に男絵が得意なのである。
ドラマの中の季節や事件の進行は小野寺編と平行していて、それは丸川書店のパーティの場面でわかる。吉野編では小西@編集長は背景になる人物の一人なので、セリフは一ヶ所しかない。なので私は多分DVD3巻は買わないですます。第4話(5.6)
お話。高野のマンションでネームチェック。いきなりキスを奪われて逃げ出した小野 寺は、そこで横沢と鉢合わせ。こんな深夜に訪問してくる横沢と高野の関係って? 小野寺はプライベートでは散々気持ちが乱れ、その上仕事のトラブルがふり かかってくる。作家がインフルエンザで原稿が間に合わない?しかも北海道? 落とせという横沢のアドバイスをふりきって、小野寺は北海道へ飛ぶ…
感想。少女マンガじゃあるまいし、一緒のベッドにいて裸にして何もしない男なんてバカじゃないの?(^_^;) BLの攻め男がこんなのありえないわよ。実際高野は、仕事にかこつけて部屋に呼びつけてついでに押し倒すような男なんだから。……いや、高野さんも徹夜続 きでよほど疲れていたんだろう。きっと何かするつもりでベッドまで行ったけど寝落ちしてやりそこねたとかにちがいない……(^_^;)
ここまでのお話でコミックス第1巻おわり。えーまだ第1巻なんだ? どこまでアニメ化するんだろうか? だって小説編に収録されている話もアニメ化するんだよね? でも小野寺編はここで終わっては話の区切りが悪いんだけど、今期もうちょっと先まで絵にするよね?
次回は吉野千秋編。私こっちは原作買ってないのでお話はよくわかんないですが……。
「世界一初恋」実は3カプ込みの原作なのです。原作はコミックス、小説と別々なので迷うことはないと思うのですが、実はドラマCDは小野寺編吉野編抱き合 わせ販売だったので一緒に聞いたわけですが、小野寺、吉野、木佐、とキャラの雰囲気が似てて、正直どれが誰かぐるぐる迷いました「え?吉野千秋編?あれ? これも小野寺編じゃないの?」みたいな(^_^;) 声聞き分けられないので。たとえば今放送中のwebラジオも実は誰が誰の声かわからないまま聞いてま す(^_^;)ミャハ
ここで区切りなので、近藤隆さんについて。私はこの声優さんはアニメでは……何を見たか全然覚えていません(^_^;) BLCDではあちこちで遭遇していると思います。当たり役はやっぱりリボーンのあの役なのかしら。
最初に「世界一初恋」で出会ったときは、特に先入観とか何もなかったので、感想もいい悪い何もなかったのですが、いろいろBLで声聞いて今思うのは……と きどきふっと櫻井孝宏に声が似てる?なところがある気がする。前作のロマンチカと同じ作者の原作なので、主人公には共通した声のイメージがあるんだと思い ました。たぶん立花岡本にも共通するものがあると思います。(だから声が聞き分けられない私。)
ただ私、この原作コミックをCDのあとから読ん だとき、コミックスの小野寺律には違う声がついていました。私はちょっとひっかかったのは、今冷静に考えると多分私は近藤隆ボイスに違うキャライメージを 持ってるんじゃないかと思うんです。この原作の受けキャラって、痩せて女の子のようなかわいらしい顔の受け専門固定!みたいな役じゃないですか。私は近藤 隆ボイスはリバで活きる声だと思うんですよ。ああ私のこんな意見どうでもいいですね(-_-;) 原作者が近藤ボイスがいいというならそういうものだと思 います。
それと、この回の放送、ちょっと事情があってステレオサラウンドヘッドフォンで視聴しました。普段のスピーカーから聞いている のと全然違って聞こえるのが主題歌。埋もれてしまうような中間音のシャラシャラした感じがきれいに響いて、ほんとはこういう曲なんだ~と思いました。オー プニングもエンディングも絵のオマケで聞いてるのとは違って聞こえたです。
第3話(5.1)
この回の放送なんですけど、夜中お天気の悪い日で、放送が後半まっくらに……orz うち、ケーブルテレビなんですけど、放送が番組後半を巻き込みなが ら1時間ほど中断していましたよ(>_<) 小野寺んちにネームがFAXされてて、それを高野編集長にFAX……ここで突然画面がまっくらに なってエラー番号が………ちくしょー!しねJcom!録画してたのに!
横沢登場回です。10年前だったら高野役は賢雄さんだったかも(^_^) 私、賢雄さんとのご縁はC翼だったです。印象的な声なので吹替でもすぐわかる。ずっとマイケル・パレみたいなルックスで想像していました(^_^;)
この回も高野が小野寺を押し倒すシーンがあります。先週よりもキワドイ。第1話からH度がだんだんディープになっています。こうやって関係性が進んで行くわけなんですね。
高野は小野寺視点の人物なので、本音では何を考えているかわからない。小野寺が一人でモノローグでぐるぐる。そのモノローグがすべて小野寺の本音ばかりで はなく、また高野もセリフ以外の態度に本音が出ていたり。みんな言うこととやってることがちぐはぐなので、いろいろな読み方があるかと思う。
と ころで、部数決定会議の話で思い出すことが……。尾崎南「絶愛」の第1巻なんですけど、同人イベントとかでよくお見かけする方だったので注目応援してまし たのです。マーガレットでの連載は他の作家とが全然違う個性的な絵とドラマチックな展開。マーガレットコミックスになる作品が楽しみにしていたんですが、 発売日どこへ行ってもありませんでした。書店におつとめの知り合いの話では、うちは100部頼んだけど入ってこなかったと言ってました。情報通の話では 「集英社のコミックスは新人作家は初版2万部と決まってるから」て言うんです。はあ?2万。マジかよ、それじゃあ尾崎南の同人誌よりも部数少ないじゃない か。そしたらしばらくしてマーガレットのハシラ部分に「増刷するのでしばらくお待ちください」ってお知らせがあったのですが、一向に書店に入って来ませ ん。だんだん腹が立ってマーガレットの編集部におもいっきり苦情のお手紙を書きました!「大手出版社のコミックスが発売日に書店に並ばないなんて恥ずかし いと思え」「コミケでは行列して買えるのに、マーガレットコミックスは同人誌以下なのか」「客がお金つかんで待ってるのに商品出さないなんて資本主義とは 思えない」とかむちゃくちゃ貶した覚えがあります(^_^;) 今思うと、部数決定は編集部の裁量じゃあないのにこんなお手紙もらっても困るよ (^_^;)とか思ったでしょう。でも他に言うところなかったの。そのあとマーガレット誌で尾崎さんのところに「コミックス買いますか?」とかアンケート があったので、編集さんも部数申請のための資料集めとかいろいろ苦労したのかもしれないですね(^_^;) 最終的にそのコミックスを私が手に入れたの は、第2巻発売のころだったかと……
第2話
冒頭で小西@高野編集長の怒鳴り声。作家を罵倒したリ叱咤したり、その直後いらだちを抑えて印刷屋に電話している。こういう演技聞くと、この役がなんで小西さんになったか納得するというものだ。怖くてかっこいい(〃▽〃)
だからね、ちょっと横柄で怖いけど包容力があって情が深い、というのはBLの典型的な攻め役タイプ。小西さんはこういう役をやったら天下一だと思います。 BLだから実際にはこんな男いねーよなんですが、主人公を罵倒したりいきなり押し倒してキスをする乱暴さが下品な悪役にならない、そういう微妙なバランス と説得力が小西ボイスにはあるんですね。小西さんがBLにオファーされ続けているのは、ここらへんの魅力だと思います。
「セカコイ」もそうです が、普通のBLCDでも主人公が相手の男が好きになるプロセスがあまりはっきりしない作品というのはけっこうあります。一目惚れというやつ。ドラマCDで もアニメでもこういう惚れられ役は案外難しいと思います。第一声で視聴者に惚れられなければ一目惚れは成立しない。しかも高野は第一印象は最悪というシ チュエーション。怖くて横暴な男なのに印象的で、「この人が運命の相手よ」って視聴者にわからなければならない。マンガ原作ではそれはコマの大きさや絵で 表現するわけだけど、声優はそれを声で演じる。
BLはそういうところも見所なのです。
それで第2話なんですが、くまいもとこさんの女性役って始めて見ました(^_^;)
ところで、いいところに住んでるですね、高野も小野寺も。都内ですかね。
第1話(4.14)
BLCDで聞いていたキャラや声を、絵付きで見るなんて、なんだか不思議な気がします。
小西さんの役は丸川書店月刊エメラルド(少女マンガ誌)の編集長・高野政宗。外見は背が高くてちょっとかっこいいですが、無愛想で不機嫌で横柄で高圧的で威張ってます。今週はハスキーな固い声で終わり。
こういう役はBLの攻めキャラではよくあるタイプ。お話が主人公の小野寺律視点なので、律からは高野は何を考えているのかよくわからない人なので、無愛想 に抑揚のない感じに演じられていますが、こういう男に限って情が深い。執着心が強くて、嫉妬深く、未練たらしい。そこらへんは今後の展開で出てくるはず。
今週のお話は、小野寺律が丸川書店エメラルド編集部に配属になり、編集の修羅場に遭遇。そして実はこの編集長の正体は……
作画は、わりとよかった(^_^) 全体的な淡い色調が原作コミックの雰囲気を出している。原作よりも絵のつなぎは良かったと思います。
キャストはドラマCDと同じで、ぶっちゃけ私は中村春菊のキャラの見分けってできないんだけど(^_^) 声がついているからだいじょうぶ! 正直言う と、実はこの原作読んだとき、小野寺律には違う声がついていた。ドラマCD聞いたあとなのに違う声で読めてしまったので、アニメはどうなんだろう?私つい ていけるかな?と少し心配していたけど、これも絵が動けば自然に声と絵がシンクロするからだいじょうぶ。
主題歌も作品に合ってて良かった。
というわけで、特に文句をつけるようなところもなく、笑いもとれて、これならいけそう。1クールの放送かな?
私、出版社は憧れの職業でした。大学出たとき、こういう職種につきたかった。でも出版て東京だけだし、しかも採用って若干名ですよ(^_^;) 私が卒業 したころは女子大生の氷河期で、どんなにがんばっても出版社におつとめってありえなかっただろうけど、でもでも徹夜だろうと家に帰れないだろうと、うらや ましい仕事だなあと思っていました。
それで友人にもマンガ家とかいるので、いろいろ思い出しちゃったけど、出版社で雑誌とか辞書とか教育とか、 そういう仕事したかったのに、少女マンガ雑誌に配属になってやる気ナッシングという編集、というケースはあったなあ、私の知ってる作家さんからの伝聞です が。作家も編集も人間なので、相性というのはあるんでしょうね。でもお互いに「仕事」なんですよね、結果を出さないといけない…
この2話は木佐回です。
お話。月刊エメラルド編集の木佐はああ見えて 30歳、実はゲイ。雪名@書店のバイトくんを眺めていたいだけの動機で、連日こっそり書店通いをしていた。営業の横澤を介して知り合うようになったとこ ろ、雪名の好きなマンガ作品はことごとく木佐が担当していたことを知り、雪名からも急接近に…
うんちくと感想。木佐翔太の場合は、原作コミック の途中から登場する、このシリーズの3カプ目のお話。一緒の高校だったり幼なじみだったり過去になにがしかの関係があって、それを引きずっている律や千秋 とは違い、木佐編はゼロからのスタート。しかも受けサイドからの一目惚れというのが発端。他の2カプとは魔逆を行く展開で、少女マンガの王道展開でなかな か心地のいいお話だと思います。ハッピーエンドなのでそこも、このカプのポイント高いところだと思います。
律の場合は、思ってること言ってるこ とやってることがちぐはくで、本音や深層心理とは異なる言動をとったりして、いろいろ複雑な場面展開が見せ場だったわけですが、木佐編にはそういう変化球 はないです。木佐は自分で自分の恋愛観のようなものがはっきりあって、多少自信のなさはあってもそこからブレることはないので、言行一致キャラなんです ね。だから裏も表もなく、モノローグがそのまま本音でわかりやすく感情移入もしやすかった。
モノローグがけっこう多くて、これは声優さんの芸の見せ所でした。
さて来週は吉野千秋編? え?ええええええ?
まだまだおあずけか……なんかさみしい……しばらく高野編集長の声聞いてないような気がする……
第7話(5.26)
感想日記書く前にいきなり愚痴っちゃいますけど(-_-;) この回は小野寺律編、原作本第2巻の最初のあたりです。来週木佐編てどゆこと?木佐編をここで挟む? 原作だと木佐編が描かれるのはもうちょっと後なので、ここに入れるのはいいとしてもDVDを小野寺編だけ買う都合、ここで小野寺編1話だけってのは……(^_^;)(視聴者はわがまま)
木佐編は原作本3巻の途中からに収録されていて、原作通りに進行したら小野寺編の話がとりあえずカタついたあとに出てくる。アニメは小野寺編で〆たいのでここで木佐編をはさんだのはわかる。全部で12話で、じゃあ木佐編2話入れるのかな?だとすると、8、9が木佐編。10,11,12が小野寺編?
うーん(-_-;) これドラマCDの時も思ったんですが、複数のカップル抱き合わせてのは勘弁してほしいわけです。キャラクターがどれも平等に好きな人よりも、特定のキャラが好きな人の方が多いと思うんですよ、特にこういう作品は。私が小野寺編だけは買おうかと思っているように、木佐編だけでも買おうとか思っている人だってきっといるだろうに、木佐ファンは出番ここに集中しているのでこれではDVD2つ買わなくてはならないではないか。小野寺編は長い話なので、別にきりの悪いところで木佐編を挟まれても構わないのに。DVD余計に買わないですむ方がマシ。
さて今週は小野寺律編。小野寺律担当の作品がコミックス化。企画書、会議……と新しい仕事が増えるその一方で、高野編集長のアプローチ、そして気になる横澤の存在。
ここらへんでだいたいわかってくるけど、高野編集長は実は公私混同必死のアピールなのね。無愛想だし、お話も小野寺視点なので今まで何とも思わなかった。小野寺律から見えないものわからないものは画面にははっきりと示されないわけで、高野編集長は単なる横暴男であったわけだが、だんだんそこらへんの背景が視聴者には見えてくる。(小野寺はまだ気付いていない。)けなすようなことを言いながら、企画書を見てやろうとし、ついでにキスもする。これが公私混同でなくてなんなのか。横澤から見ると激しく変な高野だから「何やってるんだ?おまえ」のセリフになってるわけなのね。律は気持ちの整理がつかないまま、つづく!
だけど来週は木佐編。
第5話/第6話(5.24)
この2回は吉野千秋編。月刊エメラルドの人気少女マンガ家・吉野と、その担当編集羽鳥のお話。このふたりと吉野のアシスタント柳瀬は、仕事関係以前に実は幼なじみ。そして吉野本人が気付かないだけで、実は密かに三角関係。その関係が崩れたある日……
私はここの部分は原作未読。ドラマCDでも一度しか聞いたことがないので(^_^;)、あ、こんな話だったのか…と非常に新鮮な気持ちで見た。でもあの場面て確か……小野寺編と違うのは、なかなか関係が発展しないでHが進まないのが小野寺編(^_^;) 最初にHがあるのが吉野編(^_^;) 受けがヒロインで恋愛にうとく鈍感なのは傾向が似ているとも言える。外見も非常によく似ていて、実は私は見分けられない(^_^;)(ついでに言うと木佐も(^_^;))しかし高野と羽鳥ついでに雪名、攻めキャラについては外見がはっきり違うのはなぜなのか? それは私が常々言っているように、BLは攻めキャラがその世界を支配する原理なので、攻めが変わると世界も変わる。同じ神は二人といない。それがBLの攻めというものなのだ。BL作家は基本的に男絵が得意なのである。
ドラマの中の季節や事件の進行は小野寺編と平行していて、それは丸川書店のパーティの場面でわかる。吉野編では小西@編集長は背景になる人物の一人なので、セリフは一ヶ所しかない。なので私は多分DVD3巻は買わないですます。第4話(5.6)
お話。高野のマンションでネームチェック。いきなりキスを奪われて逃げ出した小野 寺は、そこで横沢と鉢合わせ。こんな深夜に訪問してくる横沢と高野の関係って? 小野寺はプライベートでは散々気持ちが乱れ、その上仕事のトラブルがふり かかってくる。作家がインフルエンザで原稿が間に合わない?しかも北海道? 落とせという横沢のアドバイスをふりきって、小野寺は北海道へ飛ぶ…
感想。少女マンガじゃあるまいし、一緒のベッドにいて裸にして何もしない男なんてバカじゃないの?(^_^;) BLの攻め男がこんなのありえないわよ。実際高野は、仕事にかこつけて部屋に呼びつけてついでに押し倒すような男なんだから。……いや、高野さんも徹夜続 きでよほど疲れていたんだろう。きっと何かするつもりでベッドまで行ったけど寝落ちしてやりそこねたとかにちがいない……(^_^;)
ここまでのお話でコミックス第1巻おわり。えーまだ第1巻なんだ? どこまでアニメ化するんだろうか? だって小説編に収録されている話もアニメ化するんだよね? でも小野寺編はここで終わっては話の区切りが悪いんだけど、今期もうちょっと先まで絵にするよね?
次回は吉野千秋編。私こっちは原作買ってないのでお話はよくわかんないですが……。
「世界一初恋」実は3カプ込みの原作なのです。原作はコミックス、小説と別々なので迷うことはないと思うのですが、実はドラマCDは小野寺編吉野編抱き合 わせ販売だったので一緒に聞いたわけですが、小野寺、吉野、木佐、とキャラの雰囲気が似てて、正直どれが誰かぐるぐる迷いました「え?吉野千秋編?あれ? これも小野寺編じゃないの?」みたいな(^_^;) 声聞き分けられないので。たとえば今放送中のwebラジオも実は誰が誰の声かわからないまま聞いてま す(^_^;)ミャハ
ここで区切りなので、近藤隆さんについて。私はこの声優さんはアニメでは……何を見たか全然覚えていません(^_^;) BLCDではあちこちで遭遇していると思います。当たり役はやっぱりリボーンのあの役なのかしら。
最初に「世界一初恋」で出会ったときは、特に先入観とか何もなかったので、感想もいい悪い何もなかったのですが、いろいろBLで声聞いて今思うのは……と きどきふっと櫻井孝宏に声が似てる?なところがある気がする。前作のロマンチカと同じ作者の原作なので、主人公には共通した声のイメージがあるんだと思い ました。たぶん立花岡本にも共通するものがあると思います。(だから声が聞き分けられない私。)
ただ私、この原作コミックをCDのあとから読ん だとき、コミックスの小野寺律には違う声がついていました。私はちょっとひっかかったのは、今冷静に考えると多分私は近藤隆ボイスに違うキャライメージを 持ってるんじゃないかと思うんです。この原作の受けキャラって、痩せて女の子のようなかわいらしい顔の受け専門固定!みたいな役じゃないですか。私は近藤 隆ボイスはリバで活きる声だと思うんですよ。ああ私のこんな意見どうでもいいですね(-_-;) 原作者が近藤ボイスがいいというならそういうものだと思 います。
それと、この回の放送、ちょっと事情があってステレオサラウンドヘッドフォンで視聴しました。普段のスピーカーから聞いている のと全然違って聞こえるのが主題歌。埋もれてしまうような中間音のシャラシャラした感じがきれいに響いて、ほんとはこういう曲なんだ~と思いました。オー プニングもエンディングも絵のオマケで聞いてるのとは違って聞こえたです。
第3話(5.1)
この回の放送なんですけど、夜中お天気の悪い日で、放送が後半まっくらに……orz うち、ケーブルテレビなんですけど、放送が番組後半を巻き込みなが ら1時間ほど中断していましたよ(>_<) 小野寺んちにネームがFAXされてて、それを高野編集長にFAX……ここで突然画面がまっくらに なってエラー番号が………ちくしょー!しねJcom!録画してたのに!
横沢登場回です。10年前だったら高野役は賢雄さんだったかも(^_^) 私、賢雄さんとのご縁はC翼だったです。印象的な声なので吹替でもすぐわかる。ずっとマイケル・パレみたいなルックスで想像していました(^_^;)
この回も高野が小野寺を押し倒すシーンがあります。先週よりもキワドイ。第1話からH度がだんだんディープになっています。こうやって関係性が進んで行くわけなんですね。
高野は小野寺視点の人物なので、本音では何を考えているかわからない。小野寺が一人でモノローグでぐるぐる。そのモノローグがすべて小野寺の本音ばかりで はなく、また高野もセリフ以外の態度に本音が出ていたり。みんな言うこととやってることがちぐはぐなので、いろいろな読み方があるかと思う。
と ころで、部数決定会議の話で思い出すことが……。尾崎南「絶愛」の第1巻なんですけど、同人イベントとかでよくお見かけする方だったので注目応援してまし たのです。マーガレットでの連載は他の作家とが全然違う個性的な絵とドラマチックな展開。マーガレットコミックスになる作品が楽しみにしていたんですが、 発売日どこへ行ってもありませんでした。書店におつとめの知り合いの話では、うちは100部頼んだけど入ってこなかったと言ってました。情報通の話では 「集英社のコミックスは新人作家は初版2万部と決まってるから」て言うんです。はあ?2万。マジかよ、それじゃあ尾崎南の同人誌よりも部数少ないじゃない か。そしたらしばらくしてマーガレットのハシラ部分に「増刷するのでしばらくお待ちください」ってお知らせがあったのですが、一向に書店に入って来ませ ん。だんだん腹が立ってマーガレットの編集部におもいっきり苦情のお手紙を書きました!「大手出版社のコミックスが発売日に書店に並ばないなんて恥ずかし いと思え」「コミケでは行列して買えるのに、マーガレットコミックスは同人誌以下なのか」「客がお金つかんで待ってるのに商品出さないなんて資本主義とは 思えない」とかむちゃくちゃ貶した覚えがあります(^_^;) 今思うと、部数決定は編集部の裁量じゃあないのにこんなお手紙もらっても困るよ (^_^;)とか思ったでしょう。でも他に言うところなかったの。そのあとマーガレット誌で尾崎さんのところに「コミックス買いますか?」とかアンケート があったので、編集さんも部数申請のための資料集めとかいろいろ苦労したのかもしれないですね(^_^;) 最終的にそのコミックスを私が手に入れたの は、第2巻発売のころだったかと……
第2話
冒頭で小西@高野編集長の怒鳴り声。作家を罵倒したリ叱咤したり、その直後いらだちを抑えて印刷屋に電話している。こういう演技聞くと、この役がなんで小西さんになったか納得するというものだ。怖くてかっこいい(〃▽〃)
だからね、ちょっと横柄で怖いけど包容力があって情が深い、というのはBLの典型的な攻め役タイプ。小西さんはこういう役をやったら天下一だと思います。 BLだから実際にはこんな男いねーよなんですが、主人公を罵倒したりいきなり押し倒してキスをする乱暴さが下品な悪役にならない、そういう微妙なバランス と説得力が小西ボイスにはあるんですね。小西さんがBLにオファーされ続けているのは、ここらへんの魅力だと思います。
「セカコイ」もそうです が、普通のBLCDでも主人公が相手の男が好きになるプロセスがあまりはっきりしない作品というのはけっこうあります。一目惚れというやつ。ドラマCDで もアニメでもこういう惚れられ役は案外難しいと思います。第一声で視聴者に惚れられなければ一目惚れは成立しない。しかも高野は第一印象は最悪というシ チュエーション。怖くて横暴な男なのに印象的で、「この人が運命の相手よ」って視聴者にわからなければならない。マンガ原作ではそれはコマの大きさや絵で 表現するわけだけど、声優はそれを声で演じる。
BLはそういうところも見所なのです。
それで第2話なんですが、くまいもとこさんの女性役って始めて見ました(^_^;)
ところで、いいところに住んでるですね、高野も小野寺も。都内ですかね。
第1話(4.14)
BLCDで聞いていたキャラや声を、絵付きで見るなんて、なんだか不思議な気がします。
小西さんの役は丸川書店月刊エメラルド(少女マンガ誌)の編集長・高野政宗。外見は背が高くてちょっとかっこいいですが、無愛想で不機嫌で横柄で高圧的で威張ってます。今週はハスキーな固い声で終わり。
こういう役はBLの攻めキャラではよくあるタイプ。お話が主人公の小野寺律視点なので、律からは高野は何を考えているのかよくわからない人なので、無愛想 に抑揚のない感じに演じられていますが、こういう男に限って情が深い。執着心が強くて、嫉妬深く、未練たらしい。そこらへんは今後の展開で出てくるはず。
今週のお話は、小野寺律が丸川書店エメラルド編集部に配属になり、編集の修羅場に遭遇。そして実はこの編集長の正体は……
作画は、わりとよかった(^_^) 全体的な淡い色調が原作コミックの雰囲気を出している。原作よりも絵のつなぎは良かったと思います。
キャストはドラマCDと同じで、ぶっちゃけ私は中村春菊のキャラの見分けってできないんだけど(^_^) 声がついているからだいじょうぶ! 正直言う と、実はこの原作読んだとき、小野寺律には違う声がついていた。ドラマCD聞いたあとなのに違う声で読めてしまったので、アニメはどうなんだろう?私つい ていけるかな?と少し心配していたけど、これも絵が動けば自然に声と絵がシンクロするからだいじょうぶ。
主題歌も作品に合ってて良かった。
というわけで、特に文句をつけるようなところもなく、笑いもとれて、これならいけそう。1クールの放送かな?
私、出版社は憧れの職業でした。大学出たとき、こういう職種につきたかった。でも出版て東京だけだし、しかも採用って若干名ですよ(^_^;) 私が卒業 したころは女子大生の氷河期で、どんなにがんばっても出版社におつとめってありえなかっただろうけど、でもでも徹夜だろうと家に帰れないだろうと、うらや ましい仕事だなあと思っていました。
それで友人にもマンガ家とかいるので、いろいろ思い出しちゃったけど、出版社で雑誌とか辞書とか教育とか、 そういう仕事したかったのに、少女マンガ雑誌に配属になってやる気ナッシングという編集、というケースはあったなあ、私の知ってる作家さんからの伝聞です が。作家も編集も人間なので、相性というのはあるんでしょうね。でもお互いに「仕事」なんですよね、結果を出さないといけない…