老化を感じる時…
実は昨日ショックなことがありました。
人間どうしても勝てないものは年齢と時代だ、とかいいますが、やはり私も老化や劣化を日々実感するんでございます。
昨日はドールメイクをしようと思ったのですが、寝坊した上にいろいろ他の用事があり、さて実際に作業を始めようとなったのは午後4時でした。やめようかどうしようか迷ったのは、実は太陽の自然光の下でないと正確な色がわからないようになってしまったのです。
この傾向は実は2年くらい前からあった。ドールのリップやアイホールの中に塗る自然な色合いのオレンジ系の肌色、パレットで自作しなければならない。この色が自分の思い通りの色ができなくなってしまった。蛍光灯の下で作業をすると、自分の想像していたよりも明るい色を塗ってしまうのです。またドールは白い紙に色をつけるのとはちがうので、実際の色がドールの肌色の上に乗せたとき、パレットの色とは違って見えるもので、そのへんの加減もわからなくなっている。自分ではいいと思って塗ってみると、実際には恥ずかしいくらいにだめだめなのです。
私がドールのカスタムメイクを始めたのは2003年ごろなので、そのころも状況によっては曇っている日や夜に蛍光灯の下で作業したはず。なのに以前はそういう色調の間違いは意識したことはなかった。もちろん蛍光灯と自然光では色合いの感触が違うことくらいはわかっているので、それは自分でおそらく「このくらいの色だから昼間ならこんな色だろう」という加減が無意識にわかっていたような気がする。あとで「え~?」などと思ったことはなかった。
さっきドール服の洗濯したやつをアイロンかけてて、2005年くらいにつくった服が偉く出来が良いので驚いていた。ぜんぜん縫い目がまがってないうえに、こんなところまで押さえミシンがかかっている(@_@)、と作った自分も驚きだ。若かったんですね、私。
実は縫製作業でも目の衰えは自覚していて、2006年ごろだったと思うけど、黒い生地を縫おうとしたら縫い目がまったく見えなくて、昼間しか作業ができなかった。これが老化というものなのか(-_-;)とショックだった。それを言ったら、実はミシン縫いながら実は全然縫い目見えてないのは、40歳すぎたあたりからそうですけどね。針穴に糸通すのも実は全然見えてない(^_^;) でも指先のカンだけでもできるものなので。
細かいものがだんだん見えにくくなっていくのは仕方ないとして、色合いがわからなくなっているというのは何気にショックだった。少し暗く見えているのかもしれない。
こういう老化劣化を認識しながら、微調整してやっていくものなのね。
そんなわけでドールメイクは、面相筆がない(最近使ってないので固まって使えなくなっていた)以前の問題として、色が失敗した。明日明後日、注文した筆が届いたらやり直します。