王子と小鳥
2011年03月20日
BLCD「王子と小鳥」2011年
BLアラブ☆☆☆
王子様☆☆☆☆☆
H度☆☆
声優/小西克幸×梶裕貴
ごぶさたしてます。なんだか久々のBLレビューな気がする。原稿の修羅場でいろいろ滞っていましたが、ゲームやBLCD買う物はしっかり買ってます。今年もBLいっぱい買う物がありますように……
お話。日本から砂漠の国へ、騙されて売り飛ばされた?梶@大学生を買い取ったのは小西@第二王子。王宮という閉鎖空間での生活の中で、梶@大学生は小西@第二王子の思いや苦悩に触れる…
感想。ジャケットが超いい。原作未読なんですが、このなんていうか、文字では表現できない風情とか色合いとか。絵がかもしだすものが、音に変換できているのか?というのが、マンガ原作のBLCDの重要点であり難しいところではないだろうか。私は原作読んでないので(ごめんなさい)そこがはっきりとは言えないんだけど、小西さんの品のいい落ち着いた雰囲気の王子ボイスはおそらく正解だと思うのだ。
例えば、その人物のどこがステキかというのを、マンガではそれを何の説明もなく人物の外見だけで出せてしまう。外見、たたずまい、表情だけで読者の気持ちをひっぱることができるので、それだけで「好き」という気持ちが成立するのがマンガだ。それをドラマCDでは、声優は声で表現しているのである。声を聞くと、外見やひととなりがわかる。小西さんの王子役は、自分語りのモノローグや説明が少ないので、主人公に話しかける少ない台詞でそれを出しているのである。
BLアラブ的にはどうか。
BLというジャンルは意外に歴史があって、その中で伝統的な様式にのっとった作品がある。そのひとつがアラブものといわれる作品。BL作家が一度は書く題材で、現代日本の日常設定では不可能な、ありとあらゆる理不尽なお話が可能なファンタジーである。しかし「王子と小鳥」は、BLアラブ的には少し違う傾向と思う。設定そのものは現代のファンタジーだが、お話の流れはアラブものらしくない?印象だ。なんていってもBLアラブというのはトンデモ展開でエロエロが基本テンプレだと私は思うのだが(偏見?(^_^;))、そういうありえない展開がこのお話にはない。ありえない展開、つまり中近東あたりに対して日本人が抱く漠然としたイメージや間違った知識(^_^;)などから来るエロい妄想が、この作品には欠けている。(いいことか悪いことかは置いてといて(^_^;))だからちっともエロくない。だから安心して、ふつうの梶ファンも小西ファンも聞いてください。Hなんか1回ちょっとだけだし。
さて梶ファンのみなさま、ごぶさたしております。梶さんとの共演は二度目ですね。
ごめんなさい。梶さんというとゲームやアニメなどでよくお見かけする名前なのですが、実は私には声が聞き分けられない声優さんの一人です。いきなりドラマCDで出てこられても誰が誰だかわからないです(^_^;) なのでこのBLCDも実際に聞くまで声を思い出せなかった。共演が増えればそのうち耳が覚えるかも。
梶さんとの共演作の前作も、エロくはなかったような気がします。梶さんの他のBLは私は知らないんですが、梶さんはどんな役が当たり役なのでしょう。
予約特典のフリトCDは、梶さん、小西さん、代永さんの3人で。小西さんが少し引いて二人にしゃべらせて話もはずみ、けっこう面白かったですよ。「つきあってるの?」とか(^_^;)
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王子様☆☆☆☆☆
H度☆☆
声優/小西克幸×梶裕貴
ごぶさたしてます。なんだか久々のBLレビューな気がする。原稿の修羅場でいろいろ滞っていましたが、ゲームやBLCD買う物はしっかり買ってます。今年もBLいっぱい買う物がありますように……
お話。日本から砂漠の国へ、騙されて売り飛ばされた?梶@大学生を買い取ったのは小西@第二王子。王宮という閉鎖空間での生活の中で、梶@大学生は小西@第二王子の思いや苦悩に触れる…
感想。ジャケットが超いい。原作未読なんですが、このなんていうか、文字では表現できない風情とか色合いとか。絵がかもしだすものが、音に変換できているのか?というのが、マンガ原作のBLCDの重要点であり難しいところではないだろうか。私は原作読んでないので(ごめんなさい)そこがはっきりとは言えないんだけど、小西さんの品のいい落ち着いた雰囲気の王子ボイスはおそらく正解だと思うのだ。
例えば、その人物のどこがステキかというのを、マンガではそれを何の説明もなく人物の外見だけで出せてしまう。外見、たたずまい、表情だけで読者の気持ちをひっぱることができるので、それだけで「好き」という気持ちが成立するのがマンガだ。それをドラマCDでは、声優は声で表現しているのである。声を聞くと、外見やひととなりがわかる。小西さんの王子役は、自分語りのモノローグや説明が少ないので、主人公に話しかける少ない台詞でそれを出しているのである。
BLアラブ的にはどうか。
BLというジャンルは意外に歴史があって、その中で伝統的な様式にのっとった作品がある。そのひとつがアラブものといわれる作品。BL作家が一度は書く題材で、現代日本の日常設定では不可能な、ありとあらゆる理不尽なお話が可能なファンタジーである。しかし「王子と小鳥」は、BLアラブ的には少し違う傾向と思う。設定そのものは現代のファンタジーだが、お話の流れはアラブものらしくない?印象だ。なんていってもBLアラブというのはトンデモ展開でエロエロが基本テンプレだと私は思うのだが(偏見?(^_^;))、そういうありえない展開がこのお話にはない。ありえない展開、つまり中近東あたりに対して日本人が抱く漠然としたイメージや間違った知識(^_^;)などから来るエロい妄想が、この作品には欠けている。(いいことか悪いことかは置いてといて(^_^;))だからちっともエロくない。だから安心して、ふつうの梶ファンも小西ファンも聞いてください。Hなんか1回ちょっとだけだし。
さて梶ファンのみなさま、ごぶさたしております。梶さんとの共演は二度目ですね。
ごめんなさい。梶さんというとゲームやアニメなどでよくお見かけする名前なのですが、実は私には声が聞き分けられない声優さんの一人です。いきなりドラマCDで出てこられても誰が誰だかわからないです(^_^;) なのでこのBLCDも実際に聞くまで声を思い出せなかった。共演が増えればそのうち耳が覚えるかも。
梶さんとの共演作の前作も、エロくはなかったような気がします。梶さんの他のBLは私は知らないんですが、梶さんはどんな役が当たり役なのでしょう。
予約特典のフリトCDは、梶さん、小西さん、代永さんの3人で。小西さんが少し引いて二人にしゃべらせて話もはずみ、けっこう面白かったですよ。「つきあってるの?」とか(^_^;)