天装戦隊ゴセイジャー感想日記
(下へ行くほど古い記事)

次は映画館やVシネで会おう
本日最終回。
最終回の感想は……ふつーだった(^_^;)
ブラジラがその正体を現してから、その圧倒的強さと謎に満ちた動機から、がきんちょ向け番組にもかかわらず「来週はどうなるんだろう?」とテレビの前で胸を熱くして見ていた。私も長年特撮見てるようないい歳なんですが、ここは高得点つけていい。その期待と気持ちの盛り上がりに対して、こういう普通の話のシメみたいな最終回は感想を書くのに困るな(^_^;)
ゴセイジャーの設定はドラマに描かれていない設定の謎が多い。戦っている時はあまり気にならないが、尋常ならざるゴセイパワーを発揮するとき、ゴセインテンシ云々を語るときは「あれっ?」という疑問がどうしても出てくる。
1万年前に何があったのか?実は本当のところはわからない
1万年前のブラジラと他のゴセイテンシの事件は、生存者はブラジラだけで、しかも本人語りの説明なので、どこまで真実かどうかは誰にもわからない。だからブラジラがなぜ地球を再構築したいのかも我々にはわからないのである。元々ゴセイテンシだったのが何故なぜ自分が守った地球を全否定なのか、幼稚園児だってそれは疑問に思うはずだ。理由は視聴者は勝手にいろいろ想像できるけど、もう少しわかりやすいヒントを残して退場してくれてもよかったのに、と思う。
ゴセイカイと地球の関係
結局ゴセイテンシって地球生まれなの? 今日の放送でそういうことを言ってるシーンがあって、私は???となっていました。塔の向うにあるというゴセイカイというのは結局すなわち一体何?(^_^;)
アラタたちって人間じゃないんだよね?地球上の生物でもないんだよね? ゴセイテンシなんだよね? ゴセイテンシって地球生まれの地球育ちなの?でも塔が壊れてゴセイカイへ帰れないって話じゃ?モネがおかあさーんとか言っていたから、両親はゴセイカイにいるのでは?
わからん(-_-;) 根本的にゴセイカイ設定がわからん。
木の回りにいる絵からすると、ゴセイカイというのは木の上に棲んでいる妖精さんのような存在?(天の塔は実は地面から生えてる木のようなもの?)
さらにわからんのは、ゴセイカイの重要な決定事項をマスターヘッドの口頭の伝言ですませてしまうゴセイカイの事情だ。正式なゴセイテンシになったら、それ相応の仕事というものがあるんじゃないのか? 地球に引き続き赴任命令ならともかく、召喚命令出てるのに「帰りたくないです」はいいの? 上からの命令をマスターヘッドの一存でひっくり返すのって、それは組織的におかしくないですか?
こういう疑問が最後に湧いてしまったのは少し残念だった(-_-;)
視聴者のたわごと/私だったらこんな話…
5人はブラジラのダークパワーを浄化するほどゴセイパワーを使ったのだから、リビングですっきりした顔で集ってるとか、塔もゴセイパワーで勝手に修復されちゃってるとか、気分的には萎えるものがあるです。
私だったら、やっぱりゴセイジャーの5人はゴセイカイへ戻る結末にするなあ。△飛行ロボは元々塔の礎から出来ているので、これを使ってゴセイパワーをどうにかすれば帰ることはできるとか、そういう理屈で。子役の坊やは思いっきり泣かす。
ヘッダーは役目を果たしたドラゴンボールみたいに四方へ拡散、次のゴセイテンシがやってくるまで待つ。ゴセイナイトは力尽きてグランディオンの姿で海岸辺りに転がってて「私は再び眠りにつく」「望と地球に危機が訪れたら私は帰ってくる」と日本海溝あたりに沈めばいいと思うの。
ゴセイジャーのみんなは塔が修復したらきっと戻ってくると約束してゴセイカイへ帰る。塔はいつ修復されるの?地球環境が良ければそのパワーが増幅するから、地上とゴセイカイが再びつながるのはそんなに遠いことではないはず。望は地球のことをもっと勉強しようと思う。 将来はお父さんみたいな学者に…

木は世界の象徴であり(ナムコのテイルズとか)
天の塔に通じる場所でもあるのね
今年は私にとって特別な戦隊となった。
毎年この時期、番組の入れ替えで、一年間放送した戦隊の終了のさみしさもあるが、同時に新規戦隊への期待でわくわくするものなのだが、今年はちょっと違う。ゴセイナイト登場からこんなに毎週放送が楽しみだったことは今までなかった。「星を護る宿命の騎士ゴセイナイト」の名乗りを聞くために、日曜朝ちゃんと起きられる自分が偉い。(見終わったら寝直すけど(^_^;))しかしそれも今日で終わった。来週から普通の戦隊に戻る。
今年の「天装戦隊ゴセイジャー」は、おそらく企画の段階から基本の設定が二転三転したのではないかと思う。ゴセイジャーのデザインでヘルメット横に動物のようなモチーフが描かれているが(OP映像でもなんとなく描かれているが)あれがなんなのか、ヘッダたちも何かの動物くさいがちゃんと説明されてないし、その特性も活かされているとは思えない。また収録が始まってからもいろいろと変更点があったように思う。博士が天文学者という設定は宇宙人の敵設定で一年通すつもりだったとしか思えないし。ゴセイジャーの名乗りの口上もポーズも、何とか変更されているので、いろいろ迷うところがあったのだろう。またゴセイカイ設定も最後まで詳細は出てこなかったが、いったいどんなところなのか推測もつかない。
実際に放送されるまでに、いろいろな案が出ては消え、出してみたが受けなければ捨てて、そうやって番組を一年作って行くものなのだろう。そのプロセスの中でゴセイナイトというキャラクターが作られたのだろう。
ゴセイナイトは6人目戦士として登場し、しかし6人目ではない。ゴセイテンシではないし、しかしデータスのようなロボットとも違う、独特の立ち位置だ。声も思いきりアダルトで、兄貴ボイスで主人公たちのサポート役、って小西さんが今まで得意としてきた役だからファン的に萌えるものがありました。こういうのは番組の中身とは別腹なので(^_^;)、本当に毎週楽しみで仕方がなかったです。元々戦隊は好きなのに、好きな番組を好きな声優ボイスで見られるなんて、これって声優ファンの夢よね。東映ってなんていい会社なんだろう。ゴセイジャーにいろいろ注文がないわけではないけれど、終わってしまった今となってはそれはもうどうでもいいです。
今まであまりここに書くことがなかったですが、アクションは例年どおりかっこよかった。それと役者さんが意外に良かった。最近の戦隊は棒読みみたいな役者がいないんですね。前半のぽわわんとした感じよりも、後半の熱血の方が良かった。やっぱり気持ちの入り方はシリアスな芝居の方がやりやすいんじゃないかと感じました。
ゴセイジャーはあとは、記念戦隊映画とか、Vシネとか、来年のvs映画とかあるはずですが
ゴセイナイト様も呼んでいただけるんでしょうね?東映
…と最後に書いてしまう私は、やはりただの小西ファンでしかなかった。
来週からのゴーカイジャーにはこの萌えがないので、心静かに見ようと思います。(感想書くのは最初と最後だけだろう(^_^;))
それから「シンケンジャー」のアメリカ版が撮られるらしいのですが、ぜひ見たいです。DVDレンタルか深夜放送でもいいから、なんとか東映のお力で日本の戦隊ファンにもお披露目してください。
(先週まではこちら)

この時期まで画面横並びに5人、というのは6人目追加戦士パターンが定着してから、近年なかなかなかったかも。けっこう新鮮に思える。5人ツラネで名乗るシーンはゴセイジャーではパターン化することはなかったが、やはり5人くらいが見た目も美しく、秒数的にも切りがいいのはあるな。
今週はいよいよブラジラと直接対決。圧倒的な力の差に、4人は一度はアラタにゴセイパワーを集めようとするが、アラタはそれを拒む。日食が始まり、楔は進行する…。
ここでちょっと思ったんだけど、ブラジラは1万年前UMA戦で、他のゴセイテンシを犠牲にして(ゴセイパワーをとりこんで)敵を封印した。この状況は、今週のアラタたちと同じだ。もしかしたら1万年前もブラジラが他のゴセイテンシを殺めて奪ったのではなくて、これを使って勝てと託されたのではないだろうか? アグリらがそう考えるように、1万年前のゴセイテンシも敵に勝利することを優先しようと同じことを考えたはずだ。
しかしアラタの選択はブラジラとは違った。今週のポイントはここだ。
果たして仲間を一人も犠牲にしないで、勝利のエンディングにたどりつけるのか? 次回いよいよ最終回。
それにしても。ブラジラって……ゴセイナイトにはとどめはささない、計画をしっかり説明する、アラタたちの話し合いが結論出るまで待ってる……もしかしたら本当はいい人なんじゃないだろうか。

epic48「闘うゴセイパワー」(2011.1.23)
こんなこというのも失礼かもしれないけど、前半期のまったり展開はいったい何だったの?(^_^;)てくらいの怒濤のクライマックスです。
今週は、先週の予告どおり「アラタvsダークゴセイナイト」の戦いのお話。ゴセイナイトを引き連れてブレドランが現れ、楔の最後のひとつがゴセイナイトなのでは?ゴセイジャーたちは戦うことをためらうが、アラタはそれでもゴセイナイトに挑み、他の4人の前に別のモンスターが現れる。
うーん。ブレドランは結局ゴセイナイト(グランディオン)で何をしたかったんだろう。こんなに簡単に取り返されては、強奪してチャージした意味ない。むしろ敵の戦力になるくらいなら最初にさくっと始末しておくべきだったわけで。やっぱりグランディオンは元々自分の持ち物だったので未練があったてだけのことかしら。ブレドランは口では計画どおりとかいうけど、なんかやっぱりいきあたりばったりの人なのかもしれない。 結論からいうと、ゴセイナイトはブレドランから与えられたダークゴセイパワー(本来のゴセイパワーとは異質らしい)を使い果たし、アラタの放ったゴセイパワーで元のゴセイナイトに戻る。もうエネルギー切れって、つまり戦闘一回分しかチャージしてなかった?(ブラジラってスタンド寄ってもガソリン1000円分しか給油しない人?(^_^;))だけどゴセイナイトって、人格は元に戻ったけど、乾電池でいうところの電池切れ…電卓や時計には使えるけど、って状態なんだと思います。このあとだいじょうぶなんでしょうか?


初めて全員そろって
さて、来週はいよいよブレドランの最終作戦。地球にドリルって、なんかガッチャマンを思い出すなあ…(^_^;)

epic47「地球救星計画の罠」(2011.1.17)
残された放送回数はあと何回だろう?
今週の注目点は2つ。1万年前の出来事は、ブラジラは敵を封印するために2人のゴセイテンシからゴセイパワーを奪って(亡き者に?)究極の強さを手に入れたということ。そしてブラジラのヘッダとなったグランディオン・ダークゴセイナイトが敵サイドで登場。だが、まだ前哨戦だ。ブラジラはあと2つヘッダを連れていて、でもこれも二足歩行なのでおそらくヘッダの進化系なのだろうが、しかしどこからやってきたのはわからない(^_^;) そしてヘッダを使って地球を破壊する楔を打ち込む計画だったのだ。

ボイスももちろんクールな低音がせくしー
そしてクライマックスでべらべらと計画を全部しゃべってしまうブラゼラ様………よほど誰かとお話ししたかったのね……(^_^;)
1万年前のゴセイテンシの事件は、こうして明らかになったわけだけど、けっこう盛り上るこのネタを今まで出さなかったのは残念なような、しかしその理由はわかる。なぜなら、この1万年前のゴセイテンシ行方不明事件は、主人公アラタたちとは何の関係もないお話なのだ。だからその話をていねいに展開するのは主人公視点のお話からはずれてしまうことなのだ。このブラジラ事件に主人公たちが、あるいは望君が関係者であればまた違ったんだろうけど、いずれにしても細かい設定を何週にもわたってひっぱるような展開は、TVの前のよいこたちには退屈なことだという判断なのだろうと思う。
さて来週は、いよいよダークゴセイナイトと直接対決だ! 予告編のアラタの戦いが熱い!
ところで、ゴセイナイトの日常の住み処があのビルの屋上だとわかったんだが、ゴセイナイトは夜はどうしているんだろう? やはり横になって睡眠とかとるんだろうか? それともずっとビルの屋上に立ってずっと町を眺めている?
epic46「狙われたゴセイナイト」(2011.1.9)
盛り上ってまいりました! 今週は1万年前からの因縁がついに明らかに!
先週からゴセイカイやゴセイテンシ設定の核心に触れる部分がお話の軸となって語られ、そしてあらゆる状況が変化する怒濤の展開。うーん、ぶっちゃけこの盛り上がりがあと1ヶ月早く欲しかったなあ…と思わないでもない。でもでも、今週も先が気になる展開だったぞ。


1万年前、UMA獣?を封印したのはブラジラだった。しかし犠牲を多く出したので、ゴセイカイから責任を問われた。(処罰?)ブラジラはそれを逃れる天装術で1万年後の現代に出現し、地球再生計画?を実行しようとしている。
ここで疑問。1万年前の出来事はわからない、とマスターヘッドは言っていた。なぜ記録がないかというと、恐らく目撃者がいないので事情がわからなかったので記録が残せなかったのだろう。つまり当時ゴセイテンシが何人いたかわからないが、ブラジラ以外の生存者がいないのだ。つまり本編で細かいエピソードは出てこなかったが、ブラジラが犯した罪は同僚のゴセイテンシやヘッダを巻き添えにして死なせた?とかそういうことなのかもしれない。ゴセイナイト(グランディオン)が北極に沈んだ理由も実はこれだったり。がしかし(^_^;)誰を地球に派遣したかぐらいはゴセイカイにも記録があると思うんだが……(あるいはマスターヘッドはブラジラ情報を知ってても黙っていたのかもしれない)
そしてゴセイナイトの事情は、実はゴセイナイトはエネルギーを使い果たしてそろそろ寿命だったらしい。前回は全快したのではなくて、一時的なものだったのだ。ゴセイナイトがもしゴセイパワーを使い果たしたら、ただの鉱物のカタマリになってしまうのだろうか。そのへんのことも説明がないからよくわからないな。
しかし物語ではブラジラはゴセイナイトを死なせるつもりはなく、お持ち帰りになってエネルギーチャージしていました。ヘッダはエネループみたいにエネルギーを充填することができるようなのです。小西さんのやられボイスがなかなかに萌えでした(^_^;)
さて来週は、ブラジラサイドになって再起したダークゴセイナイト! 予告編の低音クールボイスが超かっこよいです(;´Д`)ハァハァ 私のいちばんストライクに来る小西ボイスかも。
epic45「救世主、誕生」(2010.12.26)
物語はいよいよ佳境に。ゴセイジャーが戦ってきた3つの敵それぞれにいつも存在したブレドランとは、そもそも何なのか? 今こそすべての力を手中にしたブレドランがついに5人の前に正体を明かす。彼こそは元ゴセイテンシ・ブラジラという。
今週はいよいよ悪役ボスに復帰したブレドランがらみで、ゴセイジャーの設定部分にかかわる非常に重要なお話なので、一言一句聞き漏らせないぞ。
前々から言っているように、ゴセイジャーはこの基本設定にいろいろ謎が多く、例えばゴセイカイと地上の関係、ゴセイテンシと人間の関係、ゴセイカイの仕組み…など、きちんと説明されたことはない。しかしその中でわりとしっかりと描写されていたのがブレドランだった。というのもミラクルゴセイヘッダの登場のとき、ブレドランがゴセイカイと何らかの関係がある存在であることは示されていた。それをどこでお披露目するんだろうかと待っていたわけですが、ようやくだった。私は盛り上るこのネタ、もっと早く出してもよかったんじゃないかなという気がしないでもない。


世界を再構築し救世主となる?ブラジラ。真のゴセイテンシとの戦いはどうなる? 次回は1月9日「べるぜバブ」と「ゴセイジャー」でスーパー小西ターイム!
今週はリビングで語るゴセイナイトボイスが超かっこよかったです。
