コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編  の感想

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コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編

原作脚本/井沢元彦
漫画/千葉きよかず

逆説の日本史のススメ
 私が井沢本に出会ったのは、友人からの布教だった。 
「逆説の日本史」第1巻が発売されたのは1993年だそうで、この時私はすでにガチな井沢ファンで、待ちに待って買ったような気がする。
 発売当時の私の感想は、「これをもっと若い時に読みたかった」だった。いい大人が読んで、驚き興奮する本なのだ。若かったらもっと感動したはずで、もっと勉強しようとかもっと本読もうとか思って、もっと賢い大人になれたはずだ(^_^;)と思うんだよね。
 ちなみに、ときどき真っ向反論けなしまくってる先生や趣味の人アンチなどいるけど、井沢説の真偽正邪については、井沢ファン的にはあまりどうでもいいかなと思っている。井沢本に書いてあればすなわち正しい、なんて井沢ファンなら絶対思ってないから(^_^;)、歴史の先生は安心して。そもそも当事者でもない限り、何がどう真実なのかわかるわけないし、ましてや何百年も前のことなんかわかるわけないじゃない。後年、資料が発見されるなどして新しい説が登場し、井沢元彦全否定となっても、出版とはそういうもんだと思う。
 要するに、逆説本の面白いところは、学校で必修だった日本史なのに、読後に「なるほどこういうことだったのか」という発見があり、「自分はこう思う」「いやそれは違うのではないか」と興味と関心が膨らんでいくことなのだ。

大人の学習まんが
 「コミック版 逆説の日本史 戦国三英傑編」の原作にあたるのは、「英傑の日本史 三英傑編」だと思う、それ1冊の内容とだいたい同じ。
 あの長い長い逆説シリーズや、講座だの詳説だの様々に細かいテーマに絞り込んだ本とかあるから、井沢元彦の日本史シリーズどれから読めばいいの?(^_^;)って、今からちょっと読んでみたい人は迷うと思うのね。
 そこで、このコミック版です。井沢入門書だと思う。この本が面白かった人は、次は「英傑の日本史」シリーズがおすすめ。逆説の日本史第1巻はその後でもいいと思う。本は逃げませんから。
 英傑の日本史を読んだ事があると、このコミック版は同じ内容の繰り返しになるけど、絵で説明されているので、文字だけの本とは印象が違うから、それはそれで面白いです。
 絵柄やネームについては、マンガだから読みやすいというほどのことはない。説明セリフが多いから、しっかり読まないと意味が飲み込めない。漫画といっても、大人向けの学習まんが本という感じ。
 絵は上手い。正確なデッサンときちんと資料からおこしたであろう衣装や風景、人物で、見やすい。色気や萌えはないけど。学習まんがなので、絵師の主張は控えめでいいのかもしれない。三英傑のキャラクターデザインは、私の好みのゾーンからは外れているけど(^_^;)、それは読者も好みさまざまだよね。

私の感想なんかどうでもいいですから
 戦国時代というと主な登場人物は武将だらけ。でも日本人の半分は女だったわけで、女は何を考えながら生きていたのかなあ、と想像する。そこは井沢本にはあまり出てこない部分かもしれない。
 やっぱり身分制社会だから、現代とは恋愛の価値観は違うかも。イケメンの基準とか、モテ男の基準は、身分が高くて、さもなくば頑丈でケンカが強い!のがイケメンの条件だったのかしらね。
 おねという人は、好きで秀吉と結婚したわけで、親の反対を押し切って、地位も身分もなく背も多分低かった秀吉を選んだ理由は何だったのか? 小説とかドラマだと秀吉の積極的な口説きが動機とかきっかけで、私もずっとそういうもんだと思っていたけど、猿之助の秀吉見たとききづいたのね。地位も身分も金も武勇もない男のどこが好きかって、顔しかないでしょ。肖像画から想像するに、目の大きな、理知的なイケメンだったんだろうと。この人は特別なの!そのへんの雑魚兵とは違うの!これは運命なの! と信じてお嫁にいったんだと思うわね。
 だから、このコミック版の秀吉の、見るからの性格に難有りなキャラデザは、狙い通りなんだろうけど、ちょっと違うかなと思っている。本性がどうあれ、とてもそうは見えないようないい男だったんだろうなと思う。

 コミック版逆説の日本史は、これからも続きが出るのかな?
 楽しみです。



「愛の泉」の感想

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「愛の泉」細川知栄子著(全5巻)
フラワーコミックス/1978年発行

一行感想。個人的見解でありますが、「愛の泉」とは、少女マンガ三大奥義の書である。すなわち、
(1)愛の試練
(2)夢のドレス
(3)玉の輿」
である。

 とうとう!手に入れましたよ!「愛の泉」。古書ですが。
 どういった事情かはわからないけど、「愛の泉」は、コミックスは大昔、フラワーコミックスが出たっきりだと思います。
 私が入手したこのコミックスによると、連載は週刊少女コミックで1970年から1年間くらい。コミックスはなぜか1978年になってからの出版。「王家の紋章」が76年からの連載なので、もしかして私、コミックス買ってる?と思って読んだけど、作品中、記憶にないエピソードだらけ(^_^;) やっぱりコミックスは買ってない。
 私がこの作品に出会ったのは、腐女子になるちょっと前。私はまだ乙女な小学生でした。連載で読んでから、47年ぶりの再会である。どきどきo(^-^)

(ねたばれ感想)長いよ(^_^;)

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女系図で見る驚きの日本史

「女系図で見る驚きの日本史」大塚ひかり著
2017年9月発行/新潮新書

 なんか過去の購入歴から?オススメ広告?でひっかかってきて、興味を引かれて電子版を購入。
 この著者の本は、以前光源氏のを買ったことがあるが、それはとっつきやすく面白くはあったけど内容は思い出せないくらいライトな本だったような気がする。だが!本書「女系図」は意外に硬派な、なかつディープな内容で、かなり萌える。

 一般的に我々が学校で習う日本史、映画やドラマで見る日本史では、主要人物は男系を辿ることで整理&認識されている。父→息子→孫息子という具合に、Y遺伝子を継承する流れて歴史を考えている。多分に、無意識に。
 著者は、彼らを母方の系図で書き直して考えると、歴史の意外な面が見えてくるという。一夫多妻ゆえ、どの血統の母親から生まれたのかが問題だった。産んだ母親の身分や資産が、彼らの出世や運命を左右したからである。

 男にも地位と身分と序列があるように、実は女にもそれはある。それを無視して歴史は読めない。
(二週目行ってきます。)

総特集 木原敏江 エレガンスの女王

総特集 木原敏江 エレガンスの女王
河出書房 2017年11月発売 1944円
A5/192ページ

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 長いおたく人生において、つまずいたり転んだりのその時々、しっかり手に握っていたマンガ本がいくつかある。自分の中で何かが動く、そういう時に出会う作品もしくは作家の。
 木原敏江は、私にとって間違いなくそのひとりだ。
 だが、今も愛読者として継続中かというと、実は私が少女マンガから離脱したのはだいぶ昔で、それ以来追いかけていない。
 本書「木原敏江 エレガンスの女王」巻末に全作品リストがある。私はどこまで読んだのか?なぜ少女マンガを読まなくなったのか? なぜ木原敏江から離れてしまったのか? 一晩考えた。
 それで自分に回答。
 それは私の人生の中で、美しいマンガを必要としなくなる時期がやってきたからではないのか?



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土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ「天使と悪魔の美女」(白昼夢)

土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」
第20作 「天使と悪魔の美女」(白昼夢)1983年

  一行感想。なぜご主人は明智と波越を招待したのか?
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 この回から監督が交代したようなんだけど、特に何かすごく変わった印象はないかな。入浴シーンとかヌードとかベッドシーンとか、相変わらずあるし。
 文代さんと小林君の中の人が変わったけど、新文代さんがちょっと派手目になったかな。
 それと波越警部と明智先生の会話シーンが少し増えてるかんじ。いつもは事件が起こってからやってくる波越警部が、今回は最初から件のお屋敷に登場してるし、明智先生とも頻繁に会話してるように思う。だって2人は親友だもの(萌え)

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土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ「湖底の美女」(湖畔亭事件)

土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」
第19作 「湖底の美女」(湖畔亭事件)1982年

 一行感想。「湖畔亭事件」というタイトルからイメージするのは、きっとこんなストーリー。
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土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ「化粧台の美女」(蜘蛛男)

土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」
第18作「化粧台の美女」(蜘蛛男)1982年

 山本學回。細い中尾彬もかっこいい(〃▽〃)
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OPに役名がない。誰が何の役なのかわからない。でもまあだいたい、有名俳優のどれかが犯人だろう(^_^;)



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土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ「天国と地獄の美女」(パノラマ島奇譚)

土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」
第17作「天国と地獄の美女」(パノラマ島奇譚)1982年

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 神回。叶和貴子と小池朝雄と伊東四朗でお腹いっぱい。
 これ、俳優濃いよ、思いっきり(のωの)
 いやあ、なんか序盤から面白かったですね。結末もポカーン。神回認定してよろしいでしょう。

 

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土曜ワイド劇場 江戸川乱歩の美女シリーズ「白い乳房の美女」(地獄の道化師)

土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」
第16作 「白い乳房の美女」(地獄の道化師)1981年

 蟹江敬三回。私の思い出回はこれ。
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 ようやく見つけたわ。放送年からいって多分本放送で見てるような気がするんだけど、冒頭のバレエのレッスンシーンで、レオタード姿の白都真理と岡田奈々は記憶にある。そして「私、この明智小五郎シリーズが好きなんだわ」「蟹江敬三ってすてき」というのが、この回の感想だった(〃▽〃)
 そんな記憶の彼方に埋もれていた作品にようやく再会。



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■生涯一腐女子。腐女子の本懐を極める。追っかけ中→小西克幸。市川猿之助。松田龍平。蒼井翔太
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